三菱ふそう、新型「キャンター」をフルモデルチェンジ ~ポスト新長期排ガス規制にいち早く適合~ [CORISM]

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【その他】2010/11/16

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」[撮影用特別仕様車]

BlueTecシステム搭載で、NOx・PMを規制値より30%も低減

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」
 三菱ふそうトラック・バスは、小型トラック「キャンター」を8年ぶりにフルモデルチェンジし、11月11日から全国で発売した。
 8代目となる新型キャンターは、小型トラックとして初めて、世界で最も厳しいとされるポスト新長期排出ガス規制(平成22年規制)に適合。軽量かつ高効率で低燃費を特長とする3リッター「4P10」型ディーゼルエンジンを搭載するとともに、メルセデスベンツにも採用されている再生制御式DPFと尿素SCRからなる「BlueTec(ブルーテック)システム」を小型トラック用として国内で初めて採用。さらにトラック世界初となるデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONICTM(デュオニック)」を搭載し、全モデルで窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)を、規制値より30%低減するなどクリーンな排出ガスを実現した。さらに、全車で平成27年度重量車燃費基準を2~7%オーバー達成するなど、クラストップの低燃費も実現している。
 このほか、シャーシを中心とした徹底した設計最適化により、車両全体で最大90kgの軽量化を実現。また、一新された内外装により、2010年度グッドデザイン賞を受賞している。
三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」 4P10エンジン

三菱ふそうとフィアットFPT社の共同開発による「4P10」型直列4気筒インタークーラーターボディーゼルエンジン

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」 トラック初のデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC」

トラック世界初のデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC」(デュオニック)を搭載

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」 大幅な軽量化を図ったシャシー

板厚最適化により、従来型に比べ最大24kgの軽量化を図ったシャシーフレーム


三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」 再生制御式DPF

酸化触媒とセラミックフィルターによりPMなどを除去する「再生制御式DPF」

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」 BlueTec排気後処理装置

小型トラック初の「BlueTec排気後処理装置」は尿素SCRとの科学反応により排ガスのNOXを分解させるシステム

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」 AdBlueタンク

無害・安全なAdBlue(尿素水)を積む「AdBlueタンク」。AdBlueは満タン給油4~5回に一度の割合で補給する。

三菱ふそう 新型小型トラック「キャンター」

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(レポート:CORISM編集部

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