大排気量高級外車でもエコ!燃費50%アップ!【メルセデス・ベンツCLS 550 BlueEFFICIENCY新車情報】 [CORISM]

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【メルセデスベンツ】2011/10/25

高級車の大排気量信仰は、まだまだ続くのか?

 メルセデス・ベンツ日本は、4ドアでありながらクーペを彷彿させるエレガントかつスポーティなスタイリングをもつメルセデス・ベンツCLSに、高性能・高効率な新開発4.7リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載した「CLS 550 BlueEFFICIENCY」を追加し、発売を開始した。

 CLS550に搭載される新開発V 型8 気筒直噴ツインターボエンジンは、排気量を従来の5.5Lから4.7Lにダウンサイズ。綿密な燃料噴射を行なうピエゾインジェクターを用いたスプレーガイデッド・ガソリン直噴式燃料噴射システムと1ミリ秒以内に点火スパークを最大4 回発生するマルチスパーク・イグニッション、ツインターボチャージャーなど最先端テクノロジーを駆使し、従来モデルに比べ大幅な性能アップと燃費向上を両立した。最高出力300kW/408PS、最大トル600Nm(従来モデル比:出力約+15kW/+21PS、最大トルク+70Nm)の圧倒的なパワーとトルクを発揮する。

 また、スムーズな変速と高効率を追求した最新鋭7 速オートマティックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS」と、市街地での無駄な燃料消費を抑えるECO スタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を搭載し、従来モデル比約50%アップした10.2km/Lという燃費を達成した。

 確かに、50%もの燃費向上はすごい。とはいえ、4.7Lものエンジンはアイドリングしているだけで、大量のガソリンを消費する。当たり前だが、アイドリングストップ機能が付いただけで、ガソリンの消費を大幅に抑制することができる。

 世の中、エコということで電気自動車にハイブリッド車などを中心に低燃費化が進んでいる。また、輸入車ではVWが排気量のダウンサイジング化で、1.2Lや1.4Lという小排気量で低燃費化を進め、最近ではさらに気筒休止のシステムまで導入しようとしている。

 同じメルセデスでも、C200とC250はダウンサイジング化された同じ1.8Lで仕様を変更して対応。ところが、こういった高級車は、未だ4.7Lという大排気量エンジンを搭載するのだ。Cクラスの約2.6倍だ。Cクラス2台でエコしても、CLS550が1台でCクラスが節約した2台分を使い切り、まだ使う。

 マーケットが、未だ大排気量を信仰なのか、メーカーが捨て切れないのか定かではない。しかし、V6よりはV8、大パワー&大トルク、大排気量でなくては高級車ではないという価値観を捨て切れていないのは事実だろう。そろそろ、違う価値観の高級車が登場してもいいころだと思う。メルセデス・ベンツが提案する新しい高級車のカタチを見てみたい。また、メルセデス・ベンツなら、それができるメーカーのひとつであることは間違いない。

<メルセデス・ベンツCLS 550 BlueEFFICIENCY価格>

■¥11,750,000

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