メルセデス・マイバッハ Sクラス新車情報・購入ガイド 超高級車「マイバッハ」半額以下になり、メルセデスブランド傘下へ

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【メルセデスベンツ】2015/03/06

 

ラグジュアリーなマイバッハ、スポーツのAMGと2つの顔を持ち、より幅の広い層へアピール可能となった

メルセデス・マイバッハ Sクラス

メルセデス・ベンツ は、ショーファードリブンであるメルセデス・マイバッハ Sクラス の発売を開始した。

マイバッハは、5,000万円以上という超高級車。メルセデス・ベンツとは異なる別ブランドとして売られていたのが特徴だ。そんなマイバッハは、超高級車ということや、1億円を超えるようなモデルも登場したことにより話題になったものの、知名度が足りなかったのか世界的に利益を上げられるようなブランドとならなかったようだ。

そんなこともあり、今回のモデルから、完全にメルセデス・ベンツ傘下のブランドとなった。Sクラス の1グレードとしてブランドが残る形となった。その結果、メルセデス・ベンツSクラスは、超ラグジュアリーなマイバッハと、スーパースポーツのAMG という、明確に違う2つの顔をもつSクラスをラインアップしたことになる。

メルセデス・マイバッハ Sクラスは、その名の通り、外観デザインはSクラスと共通したもの。Sクラス ロングモデルよりも20cm長くなったホイールベースの影響でショーファードリブンであることを明確にアピールする。なんとホイールベースは3,365mmとなった。

サイドビューは、リヤのドア幅が66mm狭められ、Cピラーに三角窓が移設された。その結果、ドア開口部より後方にリヤシートが位置して、外からの視線を遮りながら 心地よい居住性を確保している。Cピラーには、丸みのある三角形の中に2つのMを あしらった”Maybach Manufaktur”(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが装着し、特別なモデルであることをアピール。ホイールは、専用の20インチ鍛造アルミとなっている。

200mm延長されたホイールベースは、すべて後席スペースに使われている。当然、Sクラスロングよりも、ゆとりある後席空間になっている。リアシートは左右ともに、レッグレストを装備。スイッチ操作で バックレストが43.5度までリクライニングが可能な「エグゼクティブシート」も採用。一見、Sクラスと同じように見えるものの、ルーフラインの形状変更によって、ヘッドクリアランスもSクラスより拡大されている。

贅を尽くした高級車だけに、静粛性もこだわりぬいた。エアロダイナミクスの向上による風切り音の低減、遮音材、特殊なシーリング技術などより、メルセデス・マイバッハ Sクラスの後席は、量産車として世界最高の静粛性を実現している。

その静かな室内空間には、ドイツのハイエンドオーディオ専門メーカー、ブルメスター社と共同開発したサウンドシステムが装備されている。合計1,540Wの圧倒的な出力を誇る 5.1チャンネルサラウンドシステムの「Burmesterハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム」を設定。「ピュア」「イージーリスニング」「ライブ」「サラウンド」「3Dサラウンド」の 5つのモードから選択が可能だ。さらに、左右のフロントシート背面の10インチ大画面モニターとワイヤレスヘッドホンによる「リヤエンターテインメントシステム」も用意されている。

こうした最上級の装備に加え、リヤシートのアームレスト後端に備えられたサーモスタット制御のクーリングボックスには、ドイツの歴史ある高級銀食器メーカー“ROBBEロベ &アンド BERKINGバーキング”社がマイバッハ専用に製作したシャンパン グラスでシャンパンを楽しむことも可能。このグラスは、専用の収納スペースを備え、 使用時には専用の台座で固定できるという気の利いたものとなっている。

より高い快適性を求め、最大15m前方の路面の凹凸をステレオマルチパーパスカメラで捉え、路面状況に応じて瞬時に最適なサスペンションセッティングに変更し、フラットで快適な乗り心地を提供するマジックボディコントロールも装備。

当然、安全性能も万全。メルセデス・ベンツの誇る6個のミリ波レーダーとカメラで全方位で高い安全性を確保するレーダーセーフティパッケージを装備。車線に合わせステアリング操作をアシストする部分自動運転機能も備えている。

後席に座るVIPのために、後席の安全性においても妥協はない。前面衝突時には、座面に内蔵されたクッションエアバッグが展開。リクライニング状態で、シートベルトの下から身体が滑り出すサブマリン現象を防止。また、シートベルト幅を 約3倍程度膨張させることで、後席乗員の肩部や胸郭にかかる衝撃を軽減し、負傷の リスクを低減する「SRSベルトバッグ」も装備した。

メルセデス・マイバッハSクラスに搭載されるパワーユニットは2つ。最大出力530PS(390kW)、最大トルク830Nm(84.6kg・m)を発生する6.0L V型12気筒ツインターボエンジンに7速ATのS600。 最大出力455PS(335kW)、最大トルク700Nm(71.3kg・m)を発生する4.7L V型8気筒ツインターボBlueDIRECTエンジンに、9速ATを組み合わせたS550だ。2.300㎏という超重量級ボディをもつマイバッハSクラスを余裕でクルージングさせることが可能なパワーユニットだ。

こうしたクルマを買う層が燃費を気にするとは思えないが、S600が7.4㎞/LでS550が9.4㎞/Lとなっている。ちなみに、S550の燃費はトヨタ大型ミニバン であるアルファード/ヴェルファイア の3.5Lと同等の燃費だ。

5,000万円クラスの超高級車だったが、メルセデス・ベンツブランド傘下になったことにより、価格は約50%オフ程度と大幅に安くなった。価格はメルセデス・マイバッハS600が2,600万円。マイバッハS550の価格が2,200万円となっている。

この大幅価格ダウンにより、従来のマイバッハ顧客が次に乗るクルマとして、メルセデス・マイバッハが対象とはならないと思われる。ただ、逆にメルセデス・ベンツSクラスロングで、少々物足りなさを感じている顧客の多くがメルセデス・マイバッハを選ぶ可能性が高くなった。販売台数などを考えると、確かにこうした選択がベストとも思える。

メルセデス・マイバッハ Sクラス
メルセデス・マイバッハ Sクラス
メルセデス・マイバッハ Sクラス
メルセデス・マイバッハ Sクラス

メルセデス・マイバッハ価格、燃費、スペックなど

■メルセデス・マイバッハ価格
・メルセデス・マイバッハ S550 22,000,000円
・メルセデス・マイバッハ S600 26,000,000円

定員[人]5人

代表グレード メルセデス・マイバッハS600
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 5,460×1,900×1,495mm
ホイールベース[mm] 3,365mm
車両重量[kg] 2,350kg
総排気量[cc] 5,980cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 390(530)/4,900~5,300rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 830(84.6)/1,900~4,000rpm
ミッション 7速AT
JC08モード燃費[km/l] 7.4km/l
価格 26,000,000円
レポート 編集部
写真 メルセデス・ベンツ

 

 

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(レポート:CORISM編集部

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