ココロトキメク車を探して・・・東京モーターショー2011探訪記(その3)関東自工FSハイブリッドコンセプト編

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2011/12/05

 

「英国の高貴さと日本の気品と・・・」世紀のフライングレディーにココロトキメク!?

トヨタ アクア

関東自動車工業のブース

 前回よりはだいぶモーターショーらしくなったとはいえ、ほとんどの自動車メーカーのブースはまだまだショーモデルより市販車の方が数が多い状況です。そんな中で、全車ショーモデル(コンセプトカー)という気合の入った展示をしていたのが関東自動車工業。

近々市販予定の「トヨタ・アクア」(関東自動車工業が生産するんですね)も素のままでなくドレスアップすることで立派なショーモデルに仕立ててありました。やはりモーターショーってのは街なかで見ることができない車を見られる楽しみがないと。

そんな展示ブースの右奥、日本の象徴でもあり東富士工場を持つ関東自動車工業ともゆかりが深い富士山を背景に、他のショーモデルより一段高いステージ上に置かれていたのが「FSハイブリッドコンセプト」という車でした。

トヨタ アクア

背景に富士山が描かれている右奥のステージに近寄ってみると・・・

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

富士山の前に鎮座する「FSハイブリッドコンセプト」

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

他の車より一段高い上にステージ台に名前入りで別格扱い

後ろ姿は日本の貴婦人・・・でも実は女王陛下!?

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

FSハイブリッドコンセプトのリアビュー

 実はこのとき、ブースの右側から入っていったので最初はFSハイブリッドコンセプトをバックから見たのでした。

遠くから見た瞬間、「や、センチュリーがモデルチェンジ?」と思ったほど、FSハイブリッドコンセプトのリアビューは日本国内向けのVIP専用車、トヨタ・センチュリーによく似ています。サイドからリアセクションを見るとますますそっくりです。

「そうか、センチュリーもとうとうハイブリッドを設定するのね。それでボディーを変更するのかな?」と考えながら、「でもなぜFSハイブリッドコンセプトという名前なんだろう?センチュリー・ハイブリッドコンセプトでいいのに」と思い、係員の方に「FSとはどういう意味ですか?」と尋ねました。

「フラッグシップ・セダンの略です」という答えに、「そうか、センチュリーは確かにレクサスLSの上を行く、フラッグシップ・セダンだからな~」と勝手に合点しながら前に回り込むと、なんとそこには超バター顔の押し出しの強いフロントマスクが待ち構えていたのでした。

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

FSハイブリッドコンセプトのリアセクションのサイドビュー。ドアは観音開き。

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

リアからは想像もつかなかったFSハイブリッドコンセプトのフロントマスク

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

大きな四角いグリルに対して小さめのヘッドライトが特徴的で英国高級車を連想させる

FSという名前とハイブリッドと・・・これって、ひょっとすると?

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

観音開きのリアドアを開けてもらう。こういう状況にいつかなれるといいな・・・

 「えっロールスロイス?」と思わず思ったほど、クロームをたくさん使って目立つ四角く巨大なグリルとそれに比して小さめで薄型のヘッドライトが英国風。お抹茶をたてていただいている清楚な日本の貴婦人のイメージだったリアから、紅茶にスコーンで優雅な午後のひとときを過ごす英国ロイヤルファミリーのイメージにフロントは大変身です。

予想もしないお顔に驚きましたが、車としては高級感バツグン。特に観音開きのリアドアを執事に開けてもらって乗り込むと、そこには日本のおもてなしの心が満ち満ちたくつろぎの空間が拡がっていて・・・。
えっ?お前に執事がいるのかって?い、いや、今のはあくまで想像ですよ、想像・・・(実際には乗っていないのであしからず)。

まあ冗談はさておいて、マジでこんな高級車、一度本当に乗ってみたい!でもこの車、日の目を見るのか・・・。
もしかすると、新興国を中心に世界では今後ショーファードリブンの需要が増えそうだから、センチュリーをベースに作り分けて輸出し欧州の超高級車と対抗するってシナリオで発売されるかも。なんにせよ発売されるといいな。

その時はなんて名前になるのかな。え~と、FS、フラッグシップセダンの略・・・。そういう車名を好んで使うブランドがあったな・・・。あれ?そう言えばハイブリッドもあのブランドの特徴だったっけ。
と言うことは・・・もしかして・・・。
(※上記はあくまで筆者の空想で根拠があるものではありません。あしからずご了承下さい)

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

中は至福のくつろぎの空間、と思われる(想像)

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

欧州製のショーファードリブンとも十分対抗できそう

関東自動車工業 FSハイブリッドコンセプト

リアにはめ込まれたエンブレム。完成度が高そうにも見える・・・

コメント

中込様
コメント有難うございます。同好の士がいてうれしいです。
しかもマツダ・エチュードに乗っておられたとのこと!ますます気が合いますね(笑)。

FSコンセプトは本当に早く発売してほしいですね。
日本のメーカーはこういう高品質な車を安くつくる(初代セルシオも5百万円で出していたのですから)のを得意としていたのに、最近は安い車を安くつくるばっかりですからね。
ここらで昔の意地を見せてロールスロイスもあっと驚く値段で是非出してほしいものです!

by 堂島昭
2011/12/07 21:46

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