マツダ RX-VISION東京モーターショーレポート 高級スポーツカーもいいけど・・・手の届く「ロータリー・ロケット」の復活に期待!! [CORISM]
RX-EVOLV(エボルブ)から16年!衝撃のロータリー・コンセプトカー再び登場!
そんな中、世界で唯一、量産車でロータリーエンジンを積むマツダのスポーツカー、RX-7も販売台数不振にあえぎ、このままモデル消滅となってしまうのではないかと噂されていた1999年、第33回の東京モーターショーでマツダが衝撃的なコンセプトカーを発表します。それが後にRX-8へとつながるロータリー・スポーツカー、RX-EVOLV(エボルブ)でした。
クーペのようなスモール・キャビンなのに4ドア、ロータリーエンジンのコンパクトかつ低重心の特徴をいかした思いっきり低いボンネットフードと、今まで見たこともないような造形のコンセプトカーに強い衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。自分にとっては東京モーターショーで見た国産車でもっとも印象に残っている一台、といえる車でした。
あれから16年、またもやマツダがやってくれました。それが今回ご紹介するコンセプトカー、「RX-VISION」です。
東京モーターショーでもオートサロンでも大人気!2シーターのロータリー・ロケット!
マツダといえばロータリーエンジン、というのは車好きなら誰しもが思い浮かべるキーワード。しかしそのマツダの象徴ともいえるロータリーエンジン車は、4ドアのRX-8が生産終了した2012年からすでに3年、2ドアスポーツカーで考えるとRX-7が生産終了した2002年以来じつに13年、市販車がない状態が続いているのです。多くのファンがロータリー・ロケットの復活を渇望するのも当然と言えるでしょう。
さて、そんな期待の「RX-VISION」ですが、コンセプトカーということもあって発表されているのはFRであること、「SKYACTIV-R(スカイアクティブ-R)」という名のロータリーエンジンを積むこと、乗車定員は2名であること、そしてボディサイズとタイヤサイズのみ。エンジンは2ローターなのか3ローターなのか、どれくらいのパワーなのかなどは想像して楽しむしかないようです。
「魂動(こどう)デザイン」の妖しい魅力をまとったまま、RX-7同様手の届く価格での発売に期待!
ボディは線(キャラクターライン)ではなく面全体で躍動感を表現するマツダの「魂動(こどう)デザイン」により、光の当たり方かげんによって変幻自在の印象を見る者に与えます。このところのマツダのテーマカラーである深紅のボディカラーにハイライトのスポットライトの組み合わせにより、まるで謎を秘めた赤いドレスの美女を前にしたように妖艶で奥深いRX-VISIONの魅力にクラクラしました。
おそらく本当に発売、となった時は居住性や乗車定員などが再検討され、このままのシルエットで市販することは難しいかもしれませんが、それでもできるだけこのコンセプトカーのイメージのままで発売して欲しいと思います。かつてあの宇宙船のような未来的な造形の初代コスモスポーツを世に出したマツダさんならきっとできると思います。そして価格はかつてのRX-7並みで。庶民の手が届くロータリー・ロケットの復活、心待ちにしています!
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