【新型日産ノート長期評価レポートvol.12番外編】 ノートの心臓「エコスパーチャージャー搭載エンジン」生産工場へ潜入! [CORISM]
新型ノートのエンジンが空を舞う!愛知機械工業・熱田工場とは!?
「えっ!?日産のエンジンを他の会社が作っているの?しかもノートの生産をしている日産自動車九州から遠く離れた名古屋で?」と思った私でしたが、今回工場を訪問して勉強不足を痛感!
なんと、愛知機械工業は2001年まで「セレナ 」を受託生産していた完成車生産メーカーだったんですね。その昔は「コニー」という、自社ブランドの軽四輪自動車も作っていたとか・・・。
そして「サニートラック」も1970年から受託生産していたそう。その関係もあってか、日産の小型車向けエンジンやトランスミッションを1966年から生産してきたそうです。
九州はおろかイギリスやメキシコまで!熱田はワールドワイドな場所だった!?
そんな愛知機械工業の中でも熱田工場は創業当時からある主要な工場であり、完成品のエンジン生産の他、国内外の日産の工場にエンジンの主要パーツを供給するという重要な役割も担っているそうです。
タイからの逆輸入で話題になった現行の日産マーチ も、エンジンパーツの一部はここで生産されたものを使っているとか。その他、遠くイギリスやメキシコにも製品を供給しているとのこと。とってもワールドワイドな工場だったのでした。
日本の職人芸が生み出すノートのハイテク・エンジン!生産スピードはロボット顔負け!?
巨大なアームを持ち作業をどんどん勝手にやってしまう自動化ロボットが、うなりを上げてガチャンガチャンとエンジンを製造しているさまを想像していましたが、そのような機械は見当たらず真っ直ぐなラインのそばで少数の工員さんたちが黙々と働いているといった印象。
聞けば生産する製品の変更や生産量の増減に素早く低コストで対応できるよう、人的応援も入りやすいようなシンプルでフレキシブルなラインにあえてしているとのこと。
こんな感じでたくさん作れるのかなーと思いましたが、工員さんたちの動きはロボット顔負けの手際良さ!なんと1台のエンジンを作るのにわずか0.75分(45秒)しかかからないそうです!
新型ノートの大きな特徴である「エコスーパーチャージャー」搭載のハイテク・エンジンはこういった日本の職人芸が生み出しているんだなーということを知って、とても嬉しくなった今回の取材だったのでした。
コメント
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!