秋の横浜、趣のある古き倉庫で行われたクラシックカーとのコラボレーション 2014横浜赤レンガヒストリックカーday’sレポート [CORISM]
赤レンガを背景にするシトロエンDSはなんとも絵になります。
古き良き姿をそのままに残す、倉庫を前に集まった車たち
待っていたのは真っ赤なクルマ。
赤レンガ裏の大桟橋の見える駐車場、そこで筆者は電話をかけて「今着きました。向かいにsportクアトロがあります」と一言。そう前々回の熱海ヒストリカでお会いしたオーナーのT氏にお会いするためでした。理由は、レポートを読まれている方ならばご承知でしょうがイベント当日お渡しできなかったイラストをお渡しするためです。無事にお渡しすることもできまして、ここからは筆者も会場を楽しむことに。
街中を快走するクラシックカー
今から入場? と、思ったのですが違います。これらの車両には、皆2~4人の方が乗車されています。そう、サーキットイベントなどではわりと見る同乗走行というものです。それを参加者ではなく、一般の赤レンガ倉庫へ訪れた皆さんに乗っていただこうというものでした。
もちろんオーナーの方が運転し市内(といってもほんの5分ほどの一周コースですが)を巡るというあまり普段できない体験をさせていただける企画です。ここ赤レンガイベントでは、こうしたフレンドリーな催しが行われているのです。
勉強不足か実は筆者は、あまりこうした一般の方に向けたものは見てこなかったのです。これは、とても楽しいでは? ということで、たまたま「あと2名乗れますよ」の声に釣られて、書類にサインし2CVの後席へと乗り込みます。
オーナーのS氏は、実は筆者も知っている方でしたが、そこはあえて何も語らずに他の2人とS氏の会話に聞き入っておりました。お一人は中古車ですがイタ車を所有。しかし、こうしたクラシックモデルに触れる機会はあまりなかったご様子。もう一人は、免許こそあれ車は所有していない様子でしたが、どちらも実際に乗ってオーナーからのお話を聞き、こうしたクルマとはどう付き合っていくのかに聞き入っておりました。
どんなものでも、まず触れなければ知ることはできない。
最近、また若い方の中に、クルマに興味を持った方が出てきているという話もあります。そんな彼らは、クルマの楽しさを幼い時に、何らかのカタチで享受できた人なのではないでしょうか。やはり、どんなものであれ、今はブームでもその次の世代を育てて行くことが、一時のブームとして終わらずに文化として永続的に発展させていくことではないかと思います。
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