【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?

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2018/03/08

 

 

クルマ好きな30歳代女性が、電気自動車に初試乗!

日産リーフ

■日産リーフに試乗した一般女性のプロフィール

内海 歩さん 35歳 会社員

クルマの使い方:ドライブ
所有車:トゥデイ セドリック チェイサー クラウン

内海さんは、クルマ好きの女性。ドライブが好きで、自ら運転し色々な所へ行くという。最近では、スポーツカーに興味津々。東京モーターショーで展示されていた次期型のBMW Z4にひと目惚れ。このZ4のオーナーになるのが目標。

評価1 初めての電気自動車「スポーツカーのような加速力に感動!」

日産リーフ

初代リーフの254Nmという最大トルクから、2代目リーフは320Nmへと大幅に向上。ガソリン車は、アクセル操作に対してエンジンの回転が上がるまでの時間が必要だが、EVはアクセルを踏んだ瞬間から劇的な加速が始まる。このレスポンスの良さがEVの特徴だ。

 クルマが好きなので、リーフが電気自動車ってことも知っていました。電気自動車って、どんな走りなのか興味もありました。だけど、わざわざディーラーへ行き試乗っていうのもハードルが高くて・・・。そんなこともあり、リーフの試乗は楽しみでした。

まず、運転席に座り電源をONに。エンジンが無いので、とても静かです。エンジンの音って、ある意味クルマを象徴するものですよね。エンジンの音が無い。これって、ちょっと違和感(笑)。電気自動車が初めてな私には、クルマに乗ってこれから出かけるってイメージがわかないんですよね。慣れの問題なんでしょうけど。これからは、こんな状態が当たり前になるんですね。

リーフは、この静かさのままで、スルスルとスムースに走り出していきました。滑らかに走るといった印象で、乗り心地も良く快適ですね。あまりに静かすぎて、眠くなっちゃうかもって思ったくらいです。

ドライブ好きの私としては、気になったのがリーフの走りです。やっぱり、気持ちよく走ってくれないと。静かなだけでは、ちょっと物足りないですよね。

そんなことを考えながら、高速道路の合流でちょっとグイっとアクセルを踏んでみました。その瞬間、リーフはグイーンと一気に加速。体がシートに押し付けられ、思わずオオッーと声が出てしまうくらい。

これだけ力強いと、気持ちいいですし高速道路の合流なども楽ですね。まるで、スポーツカーみたいでした。同乗したスタッフから、320Nmという最大トルクがあることを聞いたのですが、ピンとはきませんでした(笑)。ガソリン車に例えると、3.0L車並みのトルクと聞いてビックリ。それなら、あの加速力も納得です。

同様にビックリしたのがカーブでの安定感。横浜にある大黒ジャンクションの大きなカーブでは、まるで路面に張り付いているみたいな感じで走り抜けていきました。この安定感は、搭載するリチウムイオンバッテリーが床下にあり低重心になっているのが理由だそうです。運転が楽しいクルマですね。

日産リーフ
日産リーフ
日産リーフ

評価2 プロパイロットは、ゴルフ帰りに疲れ知らずで最高です!

日産リーフ

青いスイッチを押すとプロパイロットが起動。その左にあるSETスイッチを一旦押し、その後RESスイッチで設定速度をアップするなどし速度を設定する。キャンセルスイッチの横にあるのが、車間距離の設定ボタンだ。

 プロパイロットは、同一車線内を維持しながら先行車に追従。渋滞時のストップ&ゴーにも対応しているそうです。この機能も初体験でした。

これは、とても便利ですね。私、趣味でゴルフをします。朝、ゴルフ場に向かうときは、運転を楽しみたいのでこうした機能は必要がないのですが、帰りは事情が違ってきます。ゴルフ帰りで土日夕方の高速道路は、渋滞が当たり前です。もはや、運転が楽しめる環境じゃありません。ゴルフで疲れた体で渋滞中の運転なんて苦痛なだけです。

こうした時に、プロパイロットだと、とても楽です。アクセルとブレーキ操作をしなくていいことが、こんなに楽だとは知りませんでした! 車線維持もしてくれるので、安心して高速道路を走ることができました。操作も簡単だったので、すぐに慣れました。プロパイロット作動中の画面も大きくて分かりやすかったです。

日産リーフ
日産リーフ
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評価3 プロパイロットパーキングは必須アイテム。レンタカーなどにも装備してほしい

日産リーフ

自動駐車機能であるプロパイロットパーキング。バックでの駐車だけでなく、前向き駐車や縦列駐車にも対応する。

 自動駐車機能のプロパイロットパーキングは、とても便利です。運転そのものは好きでも、やっぱり駐車はちょっと苦手です。機械に任せられるのなら、任せたいタイプです。

ていねいにプロパイロットパーキングの使い方をレクチャーを受けた後、自ら実践。簡単な操作でクルマはバッチリと指定した駐車位置に! ハンドルを回すスピードなどは、明らかに私より早かったです。クルマが動くスピードは、ややゆっくりなのですが、これは安全性を担保するためのものだとか。クルマが進む方向に人がいたりした場合は、自動停止もしてくれるのでうっかりミスもフォローしてくれます。駐車枠内にキレイに止めてくれるのもいいですね。

毎日のように買い物へ行かなきゃいけないような、主婦の皆さんにも向いていると思いました。駐車場では、後続車が来てついつい慌ててぶつけてしまうようなことがあると思います。こうしたことが無くなるのですから、確かに便利です。

私は、たまにレンタカーを借りることもあるんです。慣れないクルマで駐車は苦労するので、レンタカーやカーシェアのクルマにも装備してほしい機能ですね。

日産リーフ

自動駐車機能であるプロパイロットパーキングは、3ステップのスイッチ操作で、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、さらにパーキングブレーキまで、自動制御する。画像のボタンを押し続けることでプロパイロットパーキングが機能する。ボタンを離すと、瞬時に停止するので安全性も高い。

日産リーフ

バックでの駐車や前向き駐車、縦列駐車の選択はこの画面で選択する。プロパイロットパーキング作動中は、ナビ画面で周囲の状況も確認できるので、より安全性が高くなる。

日産リーフ

青いスイッチは、e-Pedalの起動スイッチ。e-Pedalは、回生ブレーキを絶妙に制御。アクセル操作だけで、発進から停止までコントロールできる。アクセルとブレーキの踏み換え操作回数が激減するので、疲労軽減に役立つ。とくに、市街地などでの走行で効果を発揮。 

評価4 安心の充電設備網。私の実家がある和歌山でも充電に苦労しない! しかもお得!

日産リーフ

電気自動車の充電ポイントがまだまだ少ないと感じていたようだが、すでに、約7,100基超の急速充電器が設置。普通充電器は、21,000基にもなることを知ってビック。充電の心配がほとんどないことを知り、より電気自動車への興味が強くなったようだ。

 充電って難しいと思っていたのですが、想像以上に簡単で誰でもできますね。高速道路での充電も、充電コネクターを差し込んで、充電カードをかざすだけでOK。その間にトイレへ行ったり、お茶したりしている間にかなり充電できました。30分も充電しなくても、かなり航続距離が伸びた印象です。

ただ、ちょっと心配していたのが充電設備です。首都圏はそれなりに充電設備が整っているとは思っていたのですが、私の実家がある和歌山県あたりだと一部しかないような気がしていました。ナビの機能にある充電スポット検索を使って、私の実家の付近を調べたのですが、想像以上に充電器があり正直びっくりしました。充電に困ることは、もう少ないんですね。

お得だなぁ、と感じたのは「使いホーダイプラン」でした。2,000円/月で、日産の販売店や高速道路など多くの急速充電器が使い放題になるそうです。充電する都度課金されるタイプとは異なり、定額制なのでお出かけ好きなら、よりリーズナブルにリーフに乗れそうです。

スタッフによると、リーフの航続距離はJC08モード値で400㎞になったそうです。長く走れるようになったことで、短距離の通勤などにリーフを使っていた人などは、毎日充電する必要がなくなったとか。リーフオーナーの中には、「使いホーダイプラン」を使って、数日に1度、会社帰りなどに日産ディーラーやコンビニなどで急速充電。家ではほとんど充電しない、なんて人もいるそうです。そうなると、ランニングコストは2,000円/月程度ってことに! クルマを毎日使うような人にとっては、かなりお得感がありますね。

日産リーフ価格

■日産リーフ価格
・S 3,150,360円
・X 3,513,240円
・G 3,990,600円

日産リーフ燃費、ボディサイズ、燃費などのスペック

代表グレード 日産リーフ G
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4480x1790x1540mm
ホイールベース[mm] 2700mm
車両重量[kg] 1520kg
総電力量[kWh] 40kWh
最高出力[kw/rpm] 110kW(150ps)/3283~9795rpm
最大トルク[N・m/rpm] 320N・m//0~3283rpm
JC08モード交流電力量消費率[Wh/km] 120Wh/km
JC08モード一充電走行距離 400km
定員[人] 5人
消費税込価格[円] 3,990,600円
発売日 2017/10/2
レポート 編集部
写真 編集部

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