赤信号の見落としを注意喚起
一時停止標識の見落としを注意喚起
トヨタがDSSS(安全運転支援システム)に対応したナビゲーションを開発し、この夏に発売する新型車から搭載を始めると発表しました。
これはITS技術を使ってクルマと道路インフラや他車との協調や連携によって事故を防ごうというものです。
すでに先進安全実験車などに搭載されて実験を繰り返してきたもので、取材イベントの際に何度かDSSS機能の搭載車に試乗したことがあります。
具体的には、
(1)赤信号注意喚起
(2)一時停止注意喚起
(3)前方停止車両存在案内
(4)わき道車両存在案内
(5)信号待ち発進準備案内
などを取り入れたもので、これによって事故を未然に防げるケースが多くなると思います。
中でも信号の見落とし時に効果を発揮する赤信号注意換気や一時停止注意喚起などは特に高い効果を発揮するのではないかと思います。
一時停止は停止線の手前で止まるクルマを見かけることはまずなく、たいていが停止線を踏み越えて止まっています。注意喚起が効果を発揮するのは見落とし時で、一時停止があるのを知っていても最初から停止線で止まるつもりのないドライバーには効果がないわけですが、注意喚起することで停止線で止まるドライバーが増えることが期待されます。
5番目の信号待ち発進準備案内は、交差点周辺の交通流改善を目指す環境に配慮したサービスで、世界で初めて実用化されるものだそうです。
日本の役所が関係する話ですから、DSSSのインフラ整備には利権も絡んだりするのでしょうが、そのことは別にして、ITS技術によって事故を未然に防ぐ方向にクルマが進化していくのは大いに歓迎したいと評価である。
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