【日産リーフ 長期評価レポートvol.7】 「次のクルマは絶対電気自動車!」こだわりをもつ40歳代クルマ好き男性 その評価は?
走りにこだわるクルマ好き40歳代男性が、日産リーフに初試乗
■日産リーフに試乗した一般男性のプロフィール
越智 敬之さん 44歳 会社員
クルマの使い方:ドライブ、キャンプ、ゴルフ
所有車:BMW3シリーズツーリング
越智さんは、多趣味ということもあり、クルマを積極的に使いロングドライブも多いという。また、現在乗っているBMW3シリーズは4台目。クルマとの一体感があるBMWが好きだというクルマ好きでもある。
次のクルマは電気自動車! その理由は「EV時代を自らの体験で理解したい」
次にクルマを買うときはEVにしたいと思っている理由は、とくにエコを意識しているからじゃないんです。これから自動車業界は、凄いスピードでEV化が進むと思っています。これは、自動車業界において大きな変革期です。こんな時期だからこそ、あえて積極的にEVに乗りたいと思っているんです。
一言でまとめると、アーリーアダプター的です。EV時代に向けて、自らEVに乗って体験や経験することで、EVに対する認識を高めたいという想いがあります。そういう意味で、EVマーケットをリードする日産リーフには興味津々です。
評価1 スムースで強烈な加速力に違和感たっぷり!?
リーフの滑らかで強烈な加速には驚かされました。普通ガソリン車ってエンジン回転の上昇と共に力が出てくるじゃないですか。パワーが出るまで間があるというか。リーフは、アクセルを踏んだ瞬間から、ガツンといきなり強力な加速ですからね。良い意味で、今まで経験したことのないフィーリングは、違和感タップリだったでのですが楽しかったです。このレスポンスの良さがEVの魅力ですね。
一般道ではあまり感じなかったですが、高速道路のカーブでの安定感も抜群でした。着座位置が高いのに、クルマは低重心でピタッと路面に張り付いているようでした。駆動用のバッテリーがフロアした設置され低重心化されていたり、前後の重量配分も良いことが、こうした走りの良さに直結しているのだと実感しました。
JC08モード値で航続距離は400㎞と大幅に伸びたということなので、多少電費が悪くなったとしても、ECOモードではなく、積極的にレスポンスの良いノーマルモードで走りたくなりますね。
私はクルマとの一体感がある走り好きで、BMW3シリーズを4台も乗り継いできました。リーフは、どちらかというと万人受けする乗り心地重視仕様といった印象が強かったです。個人的には、もっと走りを楽しめるグレードが欲しいと思いました。モーターショーに展示してあったリーフNISMOなんて、単なるエコじゃないEVの姿を提案していて興味があります。
また、静粛性の高さも魅力です。最初は車両価格が少し高い感じがしましたが、実際に乗ってみると、これなら納得といった印象に変わりましたね。ただ、より普及させるためには、もっと安価にならないと、と感じました。
評価2 心に余裕ができて「リスクの総量が減る」プロパイロットは必需品
ゴルフやキャンプにクルマはよく使うので、同一車線内を維持して追従走行してくれるプロパイロットは、私にとって必需品ともいえる装備です。いつも、遊んだ後の帰り道は、気力を振り絞って帰宅している感じなんです。運転時の疲労軽減をしてくれるプロパイロットがあれば、帰りのロングドライブのために体力温存なんて気にする必要が無いかもしれません。これなら、趣味を思いっ切り楽しめそうです。
基本的には、クルマの運転が好きなので、ロングドライブもあまり苦にならないほうです。ただ、渋滞は・・・。こんな時、プロパイロットがあれば心にゆとりが出来そうですね。こうした気持ちの問題も含め、心にゆとりができることで、クルマを運転するということで必ず発生する事故などのリスク総量が減って、より安全に移動できるようにも感じます。
また、リーフにはEV専用NissanConnectアプリが用意されていて、スマートフォンで離れた場所から充電の状況確認や時間設定、乗る前エアコン設定などがあって便利だと思います。ただ、このアプリちょっと重いかなぁ。もっとサクサク動いてくれるといいと思います。
評価3 私には必要無し、だけど妻には必要なプロパイロットパーキング
プロパイロットパーキングは面白い。自動運転感があっていいですね。未来のクルマって感じがします。ただ、実際に使うかというと、私には必要ないかな。
ただ、もしリーフを買うというのであれば、プロパイロットパーキングをオプション選択するかもしれません。と、言うのは、年に1回、もしくは2年に1回とか、妻が申し訳ない顔をして謝ることがあるんです。クルマを駐車するときに、ぶつけてしまったということで・・・。
こうした時の修理代などを考えると、妻にはプロパイロットパーキングがあれば! と、思いました。修理代云々だけでなく、クルマをぶつけて妻が嫌な思いをすることが無くなるという精神的な面も回避できるのだから、積極的に装備したい装備ですね。
実際にプロパイロットパーキングを感じたのは、自動駐車するための操作がやや多いなぁ、といった印象です。慣れればいいだけなのかもしれませんけど。もう少し、操作の手数が少なくなると、もっと使いやすくなるように感じました。
日産リーフ価格
■リーフ価格
・S 3,150,360円
・X 3,513,240円
・G 3,990,600円
日産リーフ燃費、ボディサイズ、燃費などのスペック
代表グレード 日産リーフ G
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4480x1790x1540mm
ホイールベース[mm] 2700mm
車両重量[kg] 1520kg
総電力量[kWh] 40kWh
最高出力[kw/rpm] 110kW(150ps)/3283~9795rpm
最大トルク[N・m/rpm] 320N・m//0~3283rpm
JC08モード交流電力量消費率[Wh/km] 120Wh/km
JC08モード一充電走行距離 400km
定員[人] 5人
消費税込価格[円] 3,990,600円
発売日 2017/10/2
レポート 編集部
写真 編集部
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