【BMW 320d BluePerformance ツーリング長期評価レポートvol.7】 『シルキーシックス以外のBMWはちょっと・・・』と思ってました。外車を知り尽くした50歳代男性の評価は? [CORISM]

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2013/04/30

 

BMW、ベンツ、デイムラーやローバー、シトロエン・・・いろいろな車を味わってきた外車通は最新クリーン・ディーゼルの実力をどう評価する?

BMW 320d BluePerformance ツーリング

BMW 320d BluePerformance ツーリングに試乗した、一般ユーザープロフィール
中村誠さん 55歳 既婚(お子様が独立し、現在のドライブの相棒は奥様とワンちゃん) 職業:会社員 現在の所有車:ボルボXC70

■普段のクルマの使い方は?
土・日の使用が主ですが、月に1,2度は実家のある田舎まで、高速道路を1回往復1,000km運転しています。

その他には、飼っている犬の競技会に出掛けたりとかしていました。最近は、愛犬も年老いたのであまり行かなくなりました。

もともと運転は好きなので、よく高速を使って遠くへ旅行に行ったりしています。なので1日500kmくらい走るのはまったく苦にならないです。もっとも、「乗り心地のいいクルマでなら」という条件付きですが(笑)。

今まで乗ってきたクルマに外車が多いのは、高速道路での安定感や乗り心地など、そういった面での影響もあるかもしれませんね。

 

 

BMW 320d BluePerformance ツーリングに試乗した第一印象は?

BMW 320d BluePerformance ツーリング

キャビンへ荷物が侵入するのを防ぎ乗員を守るラゲージ・パーティション・ネット。多くの荷物を積載する人にとっては安全を確保する装備。

●試乗車:BMW 320d BluePerformance ツーリング M Sport

「BMWのエンジンらしい、実にスムーズな吹き上がり感」

最近まで、国内ではディーゼル 車がほとんど売られていなかったので、一昔前の印象しかありませんでした。そのため、力強いけど高回転まで回せないエンジンを想像していました。昔のイメージのままBMW 320d BluePerformance ツーリングに乗ったのですが、ガソリンの自然吸気エンジンのように、実にスムーズに高回転まで吹き上がるので驚きました。しっかり「BMWのエンジン」していますね。

これで、2Lの4気筒エンジンなんですよね。アクセルを踏み込んだ時の力強さ、スムーズさは、今乗っているクルマの2.5L 5気筒ターボエンジンより上のような気がします。

ワゴン 車としてバランスのとれたスタイリングと都会的でモダンなインテリア」

愛犬がいるので、最近はワゴン車を愛車候補として検討することが多いです。最近のクルマは、リアセクションのデザインに独自性を出そうと頑張りすぎて全体的なバランスがおかしくなっているクルマも多くあります。

その点、このBMW 320d BluePerformance ツーリングはフロントとリアがバランスよく釣り合いのとれたデザインなので無理がなく、自然な感じでいいですね。

内装も華美じゃないけど、機能的でスッキリしているので、都会のクールさ、モダンを感じさせて好印象です。

試乗して感じたお気に入りポイントは?

BMW 320d BluePerformance ツーリング

試乗した中村さんが感心していた幅の広いサイドシル。ボディ剛性をアップし、走りの質を高めるだけでなく、乗員の生存空間を確保する役割りも担う。

「想像以上に良い、路面に貼り付くような乗り心地」

昔は「M Sport仕様」というと非常に硬い足回りで、乗り心地重視のワゴン車を選ぶ場合は敬遠したものでしたが、時代は変わったんですね(笑)。

想像していたのと違って、ロールはしっかりするんですが、どんな時でも路面を捉えて放さない、まるで貼り付いているような感じで走ります。挙動が安定していて、乗り心地が非常にいいです。

それに4気筒エンジンで鼻先が軽いので、カーブでハンドルを切った時には、フロントが軽くスッと素直に反応して曲がっていってくれます。

ドアを開け、幅の広いサイドシルを見ればわかるように、ボディ全体がしっかり作ってあるので剛性感がとても高く、乗っていてラクだけど運転して気持ちイイ、といった感じを生み出すのだと思います。

 

 

「クリーン・ディーゼル・エンジン搭載による長距離走行の安心感」

高速で往復1,000km近くをしょっちゅう走っていると、満タンでどこまで走れるかは、かなり重要な問題になってきます。途中で給油するかしないか気に掛けながら走るのは、結構わずらわしいものです。高速燃費が軽く20km/Lを超えるBMW 320d BluePerformance ツーリングの満タン時の航続可能距離は、軽く1,000kmを超えます。今までは、途中で必ず給油していましたがBMW 320d BluePerformance ツーリングなら無給油でOKなので、わずらわしさから開放されますね。

私のクルマは、ハイオク仕様なので、軽油との価格差は30円以上。燃費も1.5倍以上良いみたいなので、年間2万km走る私にとって、大幅な燃料費の節約になりそうです。

BMW 320d BluePerformanceの少し気になったポイントは?

BMW 320d BluePerformance ツーリング

「あえて言うなら『音』でしょうか・・・」

気になるところは特にない、という感じです。どうしても何か挙げろ、というなら「音」でしょうか。といってもBMWのシルキーシックスの音と比較すると「ディーゼルに乗っているな」と感じる、ということですが・・・。ある程度速度が出ちゃえば、ほとんどその音も聴こえて来ません。

今日、試乗するまでシルキーシックス、ガソリンの6気筒車こそがBMWの良さを感じられるクルマだと思っていました。だから、それ以外のモデルを敬遠していましたが、この320d BluePerformanceはエンジンパワー、吹け上がり感、ボディ剛性、乗り心地、ハンドリング等いずれも高水準で選択肢の一つとして十分魅力的だと感じました。

BMW 3シリーズを代表する、スタンダード的なモデルとしてこの320d BluePerformanceを挙げてもいいんじゃないでしょうか。私もBMWと言えばシルキーシックス、という古い価値観を捨てなければいけませんね(笑)。

BMW3シリーズツーリング見積り依頼

BMW 320d BluePerformanceツーリング 価格 スペック 燃費 画像集など

BMW 320d BluePerformance ツーリング

・320d BluePerformanceツーリング 4,910,000円
・320d BluePerformanceツーリング Sport 5,110,000円
・320d BluePerformanceツーリング Modern 5,110,000円
・320d BluePerformanceツーリング Luxury 5,110,000円
・320d BluePerformanceツーリング M Sport 5,350,000円

 

 

BMW 3シリーズ ツーリング公式HPはコチラ

代表グレード BMW320d BluePerformance ツーリング Sport
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,625×1,800×1,460mm
ホイールベース[mm] 2810mm
トレッド前/後[mm] 1,520/1,560mm
車両重量[kg] 1,620kg
総排気量[cc] 1,995cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 135〔184〕/4,000rpm
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 380〔38.7〕/1,750-2,750rpm
ミッション 8速AT
タイヤサイズ F:225/50R17 R:225/50R17
燃費 JC08モード 19.4km/L
定員[人] 5人
税込価格[万円] 511万円
燃料 軽油
レポート 編集部
写真 編集部/ユニットコンパス
BMW 320d BluePerformance ツーリング
BMW 320d BluePerformance ツーリング
BMW 320d BluePerformance ツーリング

 

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