休日高速1000円が次の週末で終わります

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2011/06/14

 

道路は無料が本筋と考えます

休日高速1000円が次の週末で終わることになりました。週末の土曜日に取材に出かける予定があるので、大渋滞になるのではないかと少しばかり心配しています。

休日1000円は大都市近郊区間が適用外とされているため、毎週関越道を使って東京-前橋間を往復していながら、個人的には休日1000円の恩恵をほとんど受けられませんでした。東松山から先が1000円になるより、深夜割引で全区間が半額なったほうが安いからです。移動がほとんど深夜に限られる私には意味のないシステムでした。

なので、これが終わるのはどっちでも良いと思っていましたが、同時に盲腸のよしな区間の無料化社会実験も終わるのは少し痛いところです。

中央道の河口湖線、東富士五湖道路、西湘南バイパス、箱根新道といったところは、試乗会などで出かけたときにしばしば使う機会があるどうろで、これらが有料に戻ると多少負担が増えます。

休日1000円の終了に伴って東北地区の被災者は無料にするなどの新しい運用が行われる見込みですが、被災者証明を受けた人が無料にしようとするとETCが使えなくなるなどの問題もあるので、うまく運用ができるのかどうか、ちょっと気になる部分もあります。

いずれにしても、社会資本としての道路は、基本的に無料であるべきというのが私の考えです。有料道路に代表されるような非効率な“官営事業”による社会的コスト負担の大きさが、日本という国の抱える問題です。

世界有数の国民総生産を誇る国なのに、日本の国民が豊かさを実感できない理由はここにあると思っています。

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