フィットシャトルの発表会場で、トヨタ とホンダ の広報関係者は、「性格的に似ている部分はあるが、エンジンの排気量やボディサイズ、価格などが違い、またカテゴリー的にも完全に一致するわけではない」として、両社とも競合車にはならないという考えを示していました。
とはいえ、フィット とプリウス という手頃なサイズのクルマをベースに、ステーションワゴン 感覚(プリウスαは3列シートも)の広い室内を持つクルマを作った点は同じです。さらにシステムが違うとはいえ、ハイブリッド である点も共通しています。
フィットシャトルにはガソリン車もありますが、販売比率はハイブリッドが9割と見込んでいることから、実質的にはハイブリッド車同士という共通点があります。
ガソリン車だけで考えたら、フィットシャトルのライバル車はカローラフィールダー やウイングロードということになりますが、これではあまりリアリティが感じられません。やはりプリウスαとフィットシャトルが競合車になるのだろうと思います。
販売店などで聞くと、プリウスαとフィットシャトルを比較するユーザーは多いらしく、セールスマンはユーザーに対して口ではクラスが違うなどといいながらも、競合を意識せざるを得ないようです。
せっかく同じ時期に同じような性格を持つクルマが登場したのですから、むしろ競い合って自動車市場を盛り上げたほうが良いように思います。
来月以降に発表される自販連の新車販売台数統計は、プリウスαはプリウスに、フィットシャトルはフィットに含まれることになると思います。改めて販売ランキングの首位争いが注目されることになります。
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