メーカーの振替休日に評論家は対応できず 

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2011/07/05

 

フィットシャトルの試乗会はTEOIA館で開催され、隣の秩父宮ラグビー場の駐車場も一部使用しました

自動車業界は7月から、木金を休日にして土日を出勤日にする振替休日を実施しています。これは何も生産部門に限らず、営業部門、管理部門なども含めて全車的に実施するのが普通です。

そんな状況の中で、広報部門のイベントである試乗会も振替休日に対応する形で実施されました。ホンダのフィットシャトルの試乗会がそれで、フリーランスの自動車評論家向けには7月2~4日の土日月の3日間の日程で開催されました。

このイベントはほかのメーカーも出席状況がどうなるか注目されていましたが、参加するわれわれ評論家などが振替休日の形に対応できていないという結果が出ました。ホンダの関係者に聞くと、土曜日は15名ほど、日曜日は30名ほどしか参加者がおらず、大半が月曜日に集中したとのことです。

会場は外苑のTEPIA館で、隣の秩父宮ラグビー場の駐車場も一部を使う形でした。土曜日に来場者が少なかったのは、パシフィックネーションズの日本-サモア戦があってラグビー場の駐車場が使えなかったのも理由ですが、日曜日も来場者が少なくて空き空き状態のスケジュールだったそうです。

しかも日曜日の都心はクルマが少なく、走りやすくて良かったという声が多かったとのことでした。これが箱根や河口湖などの観光地になると、週末には観光客が多くて逆に走れない状態になるのでしょうが、都心は試乗会の開催に適していた面もあるようです。なのに日曜日の来場者は少なかったのが実情でした。

ただ、われわれ評論家の側が慣れておらず、日曜日に仕事をしようという気持ちになれなかったようです。個人的には週末は前橋に帰るというパターンなので、そもそも対応しにくいのですが、前の週の木曜日はまだ6月だったので振替休日が始まっておらずマツダのデミオ発表イベントなどがあり、金曜日は振替休日を実施していない外国メーカーのプジョーの試乗会があったので、今回は特にタイミングが悪い形でした。

今後慣れてくれば、週末開催の業界イベントでも参加者が増えるかも知れませんが、振替休日が実施されるのは3カ月間だけなので、慣れる頃には終わってしまいます。

テストコースを利用した試乗など、本来の業務が休みの日でないと実施できないイベントについては、木金に開催すれば自動車メーカー関係者は休日、評論家などは平日といった形で実施することが可能です。まだ具体的には書けませんが、月内にはそんなイベントも予定されているようです。

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