ボク等の時代。あの頃輝いていたHONDA車
実は昨年から誘われていた昭和のHONDA ミーティング。スケジュールの関係もあり、今までお邪魔できずにいました。ですが、ようやく筆者も初めて伺うことができました。それにしても、こんなイベントがあるのを10年も見過ごしていたとは(汗)。第10回、10年目の節目にお邪魔できたのも何かの縁かと思います。
会場こそ芝生の敷地ですが、その手前は広い駐車場になっています。そこから続々と昭和のモデルのみがこの芝生にと入ってくるのです。そこには、筆者のような年代が好きだった、あるいはあこがれたHONDAの車両が立ち並びます。参加者は、現役でこの頃を知っている方から若い技術系の方までさまざま。今年のテーマはクイントインテグラ、会場には3ドア4ドア合わせて4台が参加。テーマに合わせたクイントのイラストが入ったティッシュが受付では配られました。こちらは、毎回イラストを描かれているゆずのきB佳さんのイラストが同封されているのです。ゆずのきさんも生粋のHONDA乗り、青森からここまで自走で参加されました。



旧くて新しい。見た目は旧車でも中身はハイブリット!
このホンダN360は、いかなるものかお分かりいただけるでしょうか。実はホンダ学園のみなさんが集まって作り上げたハイブリット カーです。フロントにEV としてのモーター、リアにはビートのエンジンを搭載しています。
こうした中からまた新しいものが生み出される土壌になっていくのでしょうか。本当はもう少し掘り下げてご説明したいところなのですが、実は今回筆者この車に関してあまりお話を伺うことができませんで、申し訳ないのですがこのくらいでご容赦を。
その代りですが、プレリュードのお話を。'80年代クーペが全盛を誇った時代に華々しくデビューした3代目プレリュード。ソリッドで低い車高のその姿は当時人気車種の一つでした。マイナーチェンジ後もほとんどリアガーニッシュ等の変更ぐらいにしか見えませんが、実はかなり大きく変わっています。それはトランクリッドのライン。前期型では、ほとんど真っ直ぐスパッと切り落としてエッジをつけていますが、後期型では微妙にラウンドしております。
それは、リアスポイラーの設置を見ると、さらにわかりやすいですが、前期型(3点支持)ではただ真っ直ぐなものに対して後期型(4点支持)はトランクに合わせてラウンドしております。わかりやすく言えば後期モデルに前期のスポイラーを乗せると妙な感じにいなるわけです。じっくりと見ないとオーナーでもない限りわかりにくい部分ですが、そうした細かい設計変更ができるほど、当時のプレリュードにはお金をかけて作ることができた一例ともいえます。
10年気が付けばあっという間。これからもこうした場所を守り続けたい。
主催者であるさいとー氏は、発足からずっとこのイベントをまとめる方であり、そのお話を少々伺いました。今年で10年を迎える同イベントですが、初期は別の場所にて、それもほんの数台から開催されていたそうです。そこが手狭になったり、他の候補地は使用料の問題があったりとしていたところ、こちらを紹介していただき現在に至ったそうです。
「基本的には主催者としては何もしないことにしていますよ」。あくまでも場を提供するだけ、なにかを企画あるいはモノの行き来をさせるのも自己判断にてお願いしますと話す。どこまでも“コンビニで仲間とお茶を飲んで解散”の感覚で続けてこられたそうだ。
それでも、常に天候には恵まれ参加者にも恵まれたおかげで続けてこれたと言う。「いつも終了と宣言してもいつまでも残っていてずっと話が続いている。終いには管理者側から言われて出ていくみたいな(笑)。それでも一番の自慢はゴミを出さない、会場をキチンと皆で綺麗にするところですか」。とても大事なことです。次回も会場を喜んで貸してもらえるためには必要なことです。「あとは今日の天気を宗一郎さん(創業者 本田宗一郎氏)に祈るだけですか」この日の曇り空を見ながら笑って話を終えられた。



未だ現役HONDAツインカムを搭載したワゴン
4ナンバーバン、昭和風に言えばライトバンというのがこの車の呼び方でしょう。特筆すべき点は、特に見当たらなく見える商用車ですが、実は恐ろしいほどに他に見られない特徴がボンネット内に収まっています。
それはエンジンがS800と同じものを搭載しているということなのです。T360の頃からそうしていると言われればそれまでですが、それにしてもこうした商用モデルにツインカムエンジンを載せるというのは思わず「HONDAってヤツは」と、うならずにはいられません。
オーナーは、4年ほど前にレストアをして、現在は週1の土曜日通勤のためにのみ使っているとのこと。何ともうらやましい週末のドライブだ。


本日の1枚

この日の1枚は、こちらの画像のコンチェルト。この車のコンセプトが今でこそ多く見られる高さのあるキャビンと広い視界ですが、この車の発売当初は多くが真逆の低められたクーペのようなスタイルとしていました。そのこともあり、他とは違うセダンという目線から筆者は注目をしていました。
当時、ローバーとの提携もあり、その室内の作りもまたどこかに英国調を感じさせています。今見ると、リアウィンドウ周りの作りなどレガシィにも通じるものがありませんか? このころからそうしたデザイン上の動きを感じずにはいられません。
そのことと、この日この1台しか来ていなかったということも手伝い描かせていただきました。この日描かせていただいたのは4ドアだったのですが、この車5ドアもあります。実は筆者はひそかに5ドアが来ないかを期待していたのですが、願いが通じたのか筆を進めるとそのうちに5ドアのほうも参加。
2台が揃うのは最近では大変珍しく、それだけに最近ではHONDADオーナーでさえわからない方がいるそうです。もっとも、最近は若い方がこの車をローダウン等でカスタムして乗られる方も出ているようでノーマルの球数はさらに減少傾向とか。
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