年末の夜の丸の内に集合したちょっといい感じのクルマたち
年末に向かいそろそろクリスマスの単語がちらちらと浮かび始める11月、この9日から丸の内中通にて街路樹をライトアップして彩る丸の内イルミネーションが始まりました。それに伴い中通りには、ちょっと変わったあるいはどこかで見た覚えがあるようなクルマたちが並びます。それがここ数年開催されているイルミネーションカーパレードです。絵描きもそんな噂を耳にして日曜日である19日の夜、少しばかりお邪魔をしてまいりました。
丸の内イルミネーションは、神戸のルミナリエにその端を発し、東京ミレナリオの名前を経由して2012年に東京駅の修復工事を期に新たに東京ミチテラスとした再開されました。そこにクルマをコラボさせて並べるようになったのが、このイベントです。個性的なデザインと色とりどりのクルマと光のトンネルのコラボは街ゆく人々の視線も集めていきます。
ここには、クルマが好きという方々は殆どおらずむしろ来ている車両のオーナーの方しかいないのではないかと考えているようです。
では、何故この様なことを? それはこうした面白い車両や様々なクルマをあまりクルマに興味のない方々にも見てもらい、知っていただくためにも行なっていますという。なるほど、たしかに知ってもらうことから始めなくては興味も何もありません。
参加したのは、60年代のキャデラック始めトランザムやカマロといった車両や、ロータスエスプリの様な80〜90年代を代表する車両始め、中には現在のハイパーカーであるスパイカーなども参加。
そのほかにも映画やドラマで使われた車両などを見てそこから興味を引いてもらう、それにはこんなイベントが一番効果的かもしれません。
どこで見た⁉ 銀幕やブラウン管の向こうにかつていたヒーローたち
若者はどこか映画でみたクルマに興味深々近づき、おじさんたちは昔話に花を咲かせつつクルマを眺めていました。意外にも、今一度黄色い声を取り戻して、妙齢のご婦人たちが視線を送るのは、車内から話しかけ自らの説明を始める黒光りするトランザム。TVドラマ「ナイトライダー」。ある意味、主人公と言えたナイト2000.「キット、キット!好きだったの」と、おもわずこぼれていました。
スーパーチャージャーも回ります。
街ゆく人は犯罪者⁉ 一度は逮捕されたい人たちでいっぱい
そんなアメリカの本物のパトカーですから、後部座席は犯人を逮捕拘留するための格子があります。中に入りドアを閉めると「逮捕」の状態。街行く人々が興味半分で近づくと「NEXT!」とドアの向こうに入れられてしまいます。
本物ならどうしようと慌てるシーンですが、皆さん逮捕されたにもかかわらず笑顔で拘留されています。この日は仕事帰りのOLや若いカップル、中にはオーストラリアから旅行に来たという女の子たちが、「逮捕」されていました。
「NEXT!]と誘われるままに笑顔でパトカーに吸い込まれる人々を見ながら絵描きは次の旅へと向かいます。
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