こんにちは！ 海野良子です。突然ですが、今回は生まれて初めてコンパクトカー に乗りました!! 世の中には、たくさんのコンパクトカーが走っているのに、不思議とコンパクトカーに乗る機会がなかったんです。今回試乗させていただいたのは、2012年8月にデビューしたばかりの日産 ノート です。初めてのコンパクトカー体験ということもあり、ちょっとドキドキしながらの試乗です。

　コンパクトカーと聞くと、小回りが効き女性に人気があるクルマというイメージがあります。ところが、初めて私の前に現れたノートを見てビックリです！ 街を走っているのと、そばで見るのとはまったく違っていて、想像以上に大きく感じました。いただいた資料を見ると、ノートの全長は4.1mで、ホンダ フィット の3.9mより20cmほど大きいことが判明！ なるほど！ 大きく見えるわけですね。

　デザインは、キュッとしたつり目のヘッドライトに、シャープなボディサイドのキャラクターラインが印象的です。このキャラクターラインは、スカッシュラインと呼ばれています。全体的にシュッとしたシャープな感じで、ちょっと強い男の子的なデザインだと感じました。

　早速、後席に座ってみました。エーっ、これがコンパクトカー？ と思ってしまうほど。私くらいの女性なら、足だって組めちゃいますよぉ。クルマは小さいですけど、中は広々でくつろげます。説明されなければ分からなかったのですが、後ろのドアがほぼ90度に開きます。これは、チャイルドシートを乗せたママが、子供をダッコして乗り降りしやすいようにするための工夫だそうです。編集長によると、ドアの開口部が広く足元もフラットなので、お年寄りの乗り降りにも優しいそうです。

　運転手さんが、突然、ちょっとエンジン音を注意して聞いてみな、って言いました。運転手さんは、ECOスイッチをオフにして、アクセルを大きく踏み込みました。すると、エンジンからキューンという高い音が聞こえてきて、イッキに加速していきました。オオって感じです。この高音は、スーパーチャージャーの作動音です。このスーパーチャージャーは、エコスパーチャージャーと呼ばれていて、ノートの小さな1.2Lエンジンと組み合わされています。エコスパーチャージャーと呼ばれる理由は、普段は小さな1.2Lエンジンでエコ走行。坂道や高速道路などで、大きな力が必要な時にスーパーチャージャーが作動して、1.5L車並のトルクを出します（資料、ほぼそのまま）。必要な時だけ、力を出してくれるから低燃費なんですね。きっと。

　ノートには、低燃費にするためにアイドリングストップ機能が付いています。これは、信号待ちの時などにエンジンを停止して、無駄なガソリンを使わないようにするためのものです。アイドリングストップしていると、やっぱり室内は静かです。ちょっと静か過ぎて、お腹の音まで聞こえそうで、デートの時には音楽は絶対に必要です！

　初めて乗ったコンパクトカーですが、室内は広くて燃費もよくて、正直、何の不満も無かったです。コンパクトカーが売れているっていうのも納得です。ただ、女子的には、もう少しお洒落な内装が欲しいです。ちょっと、地味過ぎ？ カワイイ、チェック柄とか、色味があるといいと思います。ちょっと、オシャレして出かけたくなるようなインテリアがいいなぁ。

＜新型日産ノート価格＞
■2WD　HR12DE車
・S　1,249,500円
・X　1,298,850円
■2WD　HR12DDR車
・S DIG-S　1,449,000円
・X DIG-S　1,499,400円
・MEDALIST　1,674,750円
■4WD　HR12DE車
・X FOUR　1,557,150円

代表グレード	日産ノート X DIG-S
ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高）	4,100×1,695×1,525mm
ホイールベース［mm］	2,600mm
トレッド前/後［mm］	1,480/1,485mm
車両重量［kg］	1,090kg
総排気量［cc］	1,198cc
エンジン最高出力［kw(ps)/rpm］	72（98）/5,600
エンジン最大トルク［N・m（kg-m）/rpm］	142（14.5）/4,400
ミッション	CVT
タイヤサイズ	185／70R14
JC08モード燃費	24.0km/L
定員［人］	5人
税込価格［円］	1,449,000円
発売日	2012/8/28
レポート	海野良子
写真	編集部