マツダ CX-60動画・評価　「内装、国産車ナンバー1！？」正直レビュー

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2023/06/20
CX-60 PHEV SUV ハイブリッド マツダ みじゅ

マツダCX-60PHEV　動画評価　みじゅ

マツダCX-60PHEVでロング試乗

 

こんにちは、みじゅ【車と洗車ちゃんねる】の黒木美珠です。

今回ご紹介するお車は、マツダ「CX-60 PHEV」になります。私のチャンネルでは既に 5-6 本の CX-60 動画を作成させて頂いており、かつ私の元愛車ヴェゼルからの乗り換え候補の１つでもあった為、個人的にもとても注目していた車でした。

今回は CX-60 PHEV モデルで、横浜から千葉県の房総半島末端の鴨川までロングドライブに参加。長距離を走ってみて感じた良い点や気になる点をご紹介します。

CX-60 の他グレードの詳しい内外装については、グレードごとに車両紹介動画としてご紹介しているのでよかったらそちらもご覧ください。

さて、マツダCX-60は、マツダのラージ商品群という大型車両のラインナップ第1弾として登場しました。当初は、類似する車両のない個性溢れる魅力にとても惹かれたのを覚えています。

ここでマツダファンの方なら当然知っていらっしゃるかもしれませんが、おさらいで、車両名の CX-60 の「CX」とはどういう意味なのかご紹介します。CX とは、「C」はクロスオーバーコンセプト、「X」はスポーツカーという意味だそうです。深く考えに呼んでいましたが、マツダのクロスロードモデルを表すイニシャルでもあったんですね。

今回の横浜―鴨川往復のロングドライブで私が感じた「良い点」と「気になる点」について正直レビューでご紹介します。

 

マツダCX-60PHEV　動画評価　みじゅ

 

 

【CX-60PHEVの良い所】

① 生命感あふれる点灯の仕方が上品かつ美しい！？

 

CX-30 から採用されているライトで、ライトの点灯時と消える時に余韻を残す光り方と消え方で、機械的ではなくどこか生き物のような雰囲気が出ています。例えるなら、生き物の心臓のような躍動感もあるように見えるし、パッとついてシュンと消える打ち上げ花火のような雰囲気も感じ取れて、マツダのこだわりを感じるポイントです。

 

② 内装が国産車ナンバー１に感じる創りこみ

 

素材や生地一つとってもグレードごとに住み分けされていて、個性があって良いです。エントリーグレードで、樹脂パーツが樹脂パーツに見えないそんな表面デザインがあしらわれています。

上級グレードに採用されているレザーもしっとり柔らか滑らかで高級感が凄いです。私はヴェゼルからの乗り換え車両として購入検討候補の一つに入れていましたが、ガシガシアクティブに使う私の使い方を考えると、内装が美しすぎて汚したくないし勿体ないと思ったのを覚えています。

https://youtu.be/GGJTeU2_wSw

 

 

③ 前席、開放感があって広い！

 

車両サイズもラージ商品群ということで外観自体、大きいですが、室内空間の快適性もかなり高いです。前席だけでなく後部座席に座っていても視界を遮るものが少なく、どの席に座っても解放感と広いスペースが確保されています。

 

④ EV 走行できる距離が長い

 

EV換算走行距離は75㎞（WLTCモード）。十分な距離をEVとして走ることが可能です。一般的な送迎や買い物、通勤などであれば、ほとんどガソリンを消費することが無いでしょう。ガソリン価格が高騰し高止まりしている現在、お財布にも優しいクルマだと思います。ガソリンをほとんど使わないということは、ほぼ排出ガスもゼロ。環境にも優しいクルマですね。

少し色々とテストしながらの走行でしたが、EV走行できた距離は65㎞程度と良好でした。

そして、充電された電力を使い切ると、ハイブリッド車として走行します。この時の燃費は14.6㎞/L（WLTCモード）と優秀です。

70-80㎞/hくらいの速度域で首都高速を巡行していましたが、ほとんどエンジンが始動することはありませんでした。

 

 

⑤ 急速充電にも対応している

 

一部のメーカーでは、PHEVは電力が無くなればガソリンで走行できる。そのため、急速充電器は、電気が無くなれば走行することができないBEV（バッテリー電気自動車）優先。PHEVが使うとBEVユーザーに迷惑をかける。などの理由から、急速充電機能を装備していないモデルもあります。

ですが、マツダは急速充電器対応としました。それぞれ、メーカー毎に考え方があります。

CX-60は急速充電に対応していることから、道の駅、SA に設置されている高速充電器の利用が可能です。ロングドライブ時での充電も、それほどストレスに感じませんでした。

PHEV は BEV と異なり、搭載バッテリー容量が小さいので、何が何でも30分急速充電する必要はないと感じました。元々バッテリー容量が少ない上に、充電量が80％を超えると、充電できるスピードが急速に遅くなります。わずか最大75㎞をEV走行するために、ひたすら時間を費やし、状況によってはBEVの方を長時間待たせてしまうのは、無駄だと感じたのです。

SAなどのトイレ休憩などに10分程度など、急速充電器が空いている時に、短い時間で充電。これで、十分だと思います。

マツダCX-60PHEV　動画評価　みじゅ

 

 

⑥ CX-60の中で、最もスポーティなグレード

 

CX-60には、ロードスターから採用されている KPC（キネマティック・ボスチャー・コントロール）が全車標準装備になっています。Gが少し強めにかかるようなコーナーリング時に、リア内輪側タイヤにわずかなブレーキをかけることで、車体の傾き（ロール）制御して、車体を引き下げることで、より安定した姿勢になる機能です。

このKPCに加えて、PHEVではフロアに大きく重い駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載しています。このバッテリーを装備したことで、CX-60PHEVは、他のCX-60より低重心化されています。

この低重心化とKPCの機能が相まって、カーブではロールより抑えられている印象で、まるで路面に吸い付いて走っているかのような感覚が味わえますCX-60PHEVは、最もスポーティなグレードだと思います。

 

⑦重要な ドラポジが完璧に取れる

 

マツダは、ドライビングポジションにこだわるメーカーです。自動ドライビングポジションガイドと呼ばれる機能で、クルマがドライバーの体格などから自動でドラポジを提案してくれます。

それ以外にも、10way パワーシートと電動ステアリング調整機能で細かな体型に合わせたセッティングができるので、より細かく最適なドラポジ設定が可能になっています。

 

 

⑧どっしりとした安定感ある乗り味

 

CX-60PHEVは、175ps＆270Nmという高出力モーターを装着。システム最高出力は327ps、最大トルク500Nmという非常にパワフルなパワーユニットを搭載しています。

モーターは瞬時に最大トルクを発生する特性があるため、とにかく瞬発力がある加速力を誇ります。この俊敏さは、CX-60シリーズ中、圧倒的なナンバー1です。

ところが、普通に乗っていると、その俊敏さはそれほど感じず、アクセル操作に対しての反応は早いものの、なんだか悠然としながら、スルスルとドッシリとした安定感ある加速をします。やみくもに速さを追求したPHEVではなく、CX-60らしいラグジュアリーな加速感でした。

マツダCX-60PHEV　動画評価　みじゅ

 

 

【少し気になる点】

①乗り心地が・・・

CX-60PHEVで、唯一、気になるのが乗り心地でした。

PHEV以外のモデルでも、乗り心地が硬く、一定の凸凹路に入ると、上下に揺すられる傾向でした。サスペンションの設定も硬いため、乗り心地はよいとはいいえない状況です。どのグレードも同じなのですが、とくに後席の乗り心地が、とくに厳しいものがありました。

そうした傾向があるCX-60でしたが、乗り心地面で最もマイルドだったのがPHEVでした。PHEVは、重い駆動用バッテリーを搭載しています。そのため、車重がやや重くなっているのですが、この重さが乗り心地をよい方向にしているようで、CX-60シリーズ中では最も乗り心地面ではよく感じました。

後席では、凹凸を通過すると「ガタン」という突き上げ感があるのは同じですが、PHEVは少しだけマイルドになっています。試乗車は、走行距離が少ないので、1万㎞くらい走れば、少し馴染んできてよい感じになるのかなぁ、とも思います。

レポート：黒木美珠

 

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マツダCX-60PHEV価格

・PHEV Sパッケージ　5,390,000円

・PHEV エクスクルーシブスポーツ　5,846,500円

・PHEV エクスクルーシブモダン　5,846,500円

・PHEV プレミアムスポーツ　6,264,500円

・PHEV プレミアムモダン　6,264,500円

＊全車8速AT　4WD

 

マツダCX-60PHEV燃費、ボディサイドなどスペック

代表グレード　マツダCX-60 PHEV　プレミアムモダン（4WD）

ボディサイズ 全長×全幅×全高［mm］：4,740×1,890×1,685

ホイールベース［mm］： 2,870

最低地上高［mm］： 180

最小回転半径［m］：　5.4

車両重量［kg］： 2,090

トランク容量［L］：　570

エンジン型式 　PY-VPH型

エンジンタイプ 　直列4気筒DOHC16バルブ

総排気量 ㏄　2,488

エンジン最高出力 kW(ps)/rpm 　138（188）/6,000

エンジン最大トルク N･m(kgm)/rpm 　250（25.5）/4,000

モーター型式 　MS

モーター最高出力 kW（ps）/rpm 　129（175）/5,500

モーター最大トルク N･m（kgm）/rpm 　270（27.5）/400

電力用主電池 　リチウムイオン電池

駆動方式：4WD

EV走行換算距離WLTCモード［km］： 75

ハイブリッド燃費WLTCモード［㎞/L］:14.6

総電力量［kWh］:　17.8

サスペンション前/後：ダブルウィッシュボーン/マルチリンク

タイヤサイズ前後：　235/50 R20

 

 

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