アウディ、パリモーターショーで2台のコンセプトカーを世界初公開 [CORISM]

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【アウディ】2010/10/04

パリで世界初公開された「アウディ eトロン・スパイダー」。これまで公開されてきた電気自動車のコンセプトカー「eトロン」をオープン化するとともに、今回はディーゼルプラグインハイブリッドとした。

「eトロン・スパイダー」と「クワトロ・コンセプト」の2台を初披露

アウディ・eトロン・スパイダートとルパート・シュタートラー会長

eトロン・スパイダーに乗るアウディAGのルパート・シュタートラー会長

 アウディは、9月30日に開幕した「2010年パリモーターショー」で「アウディ・eトロン・スパイダー」と「アウディ・クワトロ・コンセプト」の2台のコンセプトカーを世界初公開した。
 「eトロン・スパイダー」は、全長4060mm×全幅1810mm×全高1110mmのコンパクトなオープンボディに、2基の電気モーターを備えたプラグインハイブリッドシステムと、300psを発揮するV6ツインターボ・ディーゼルエンジンを搭載。0-100km/h加速4.4秒、最高速度250km/hの俊足を誇る。ボディ構造は、軽量アルミによる「ASF(アウディ・スペース・フレーム)」を採用し、さらにエンジンフードや空力コンポーネントにはカーボンファイバー素材を取り入れたハイブリッド構造となっている。また、モーターのみで最長50kmの走行が可能だという。
 一方「クワトロ・コンセプト」は、9月に日本にも導入された2ドアクーペ「RS 5」のシャーシをベースに、ホイールベースを150mm短縮化したスポーツコンパクトクーペ。最高出力408psまで引き上げられた直列5気筒直噴ガソリンターボエンジンを縦置きに搭載する。クラウンギア式センターディファレンシャルの最新世代クワトロを採用。ボディはASFを採用し、ホワイトボディはわずか159kgで、車両重量を1300kgに抑えている。
 このほか、「アウディA7スポーツバック」も出展。同車は、クーペのエレガントさとセダンの快適性、ステーションワゴンの実用性を兼ね備えたプレミアム5ドアハッチバックで、全長4970mm×全幅1910mm×全高1420mmと、A6に比べ一回り大きいが車高は低く抑えたボディに、V6エンジンを搭載する。2.8リッターと3リッターのガソリン、パワーの異なる2種類の3リッターディーゼルをそれぞれ用意。A8とA6の間を埋める戦略モデルとして欧州市場ではこの秋に投入される。
アウディ・クアトロ・コンセプト フロントビュー
アウディ・クアトロ・コンセプト リヤビュー
eトロン・スパイダートとクアトロ・コンセプト

名車アウディ・クワトロの現代流解釈「クワトロ・コンセプト」。2ドアクーペ「RS 5」のシャーシをベースに、ホイールベースを150mm短縮したコンパクトなボディが特徴だ

アウディ・eトロン・スパイダー リヤビュー

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(レポート:CORISM編集部

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