フェラーリ、ワンメイクレース仕様の「458チャレンジ」を世界初公開[COIRSM] [CORISM]

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【フェラーリ】2010/07/20

先代モデルのパフォーマンスを凌駕する

 フェラーリは、世界各国のディーラーがマラネロに集合し開催されるディーラーミーティングで、458イタリアのワンメイクレース仕様「458チャレンジ」を世界初公開した。この458チャレンジは、2011年シーズンの「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレッリ」に登場予定で、アジア・パシフィックシリーズの開催も予定されている。
 458チャレンジは、ワンメイクレース仕様車として、ベースの458イタリアから、さまざまな変更を受けている。搭載エンジンは4.5リッターV8で変わりはないものの、低速域のトルクを引き出せるように、ギア比とデュアルクラッチF1ギアボックスのセッティングを見直したという。さらにフェラーリのレース専用車輌としては初のE-Diff電子制御デファレンシャルを搭載。これはベースの458イタリアにも採用されているものだ。458チャレンジは、レースカーとしてふさわしいパフォーマンスを発揮するため、ボディパネルの薄板化や、カーボンファイバーやレキサンなどの軽量素材を採用。内外装パーツを徹底的に見直し、大幅な軽量化に成功した。
 また458チャレンジは、最新の電子デバイスも惜しみなく投入。ABSやF1-Trac(トラクションコントロール)そしてE-Diffのセッティングはステアリングのマネッティーノ・スイッチで選択可能。これは、フェラーリのチャレンジシリーズでは初めて採用される機構だ。ドライバーはマネッティーノで「DRY」または「WET」のセッティングを路面状態にあわせて選択できる。ハイグリップの路面では、「CT-OFF」を選択してF1-Tracを解除することも可能だという。
 フェラーリ 458チャレンジは、フィオラーノ・サーキットで先代モデルのラップタイムを2秒短縮することに成功。コースレコードとなる1分16秒05というタイムをマークしたさらに横Gに対するグリップも最大で1.6Gという驚異的な性能を実現したというから驚きだ。

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