史上最速のV12フェラーリ「599GTO」は世界限定599台!

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【フェラーリ】2010/04/15

 

サーキット専用モデルの公道仕様

 フェラーリは、史上最速のV12エンジン搭載モデル「599GTO」を公開した。これはサーキット専用モデルである599XXをベースにしたロードバージョンで、わずか599台限定というスペシャルモデルだ。
599GTOに搭載されるエンジンは、670ps&620Nmを生み出す6リッターV12エンジン。これは599XX用のエンジンを公道用に仕様変更したもので、これだけのパフォーマンスを秘めながらユーロ5とLEV2の排ガス基準をクリアしているという。これに組み合わされるミッションは6速セミATのF1マチックで、変速にかかる時間は、わずか0.06秒という素早さ。
ボディはF1の技術をフィードバックし、徹底した軽量化が施されている。薄型ガラスの採用やブレーキやミッション、そして排気系などの各パーツを軽量化し、車重は1495kgに抑えられている。これにより2.23kg/psというパワーウエイトレシオを達成。0-100km/h加速はわずか3.35秒、最高速度は335km/hを実現しているという。ちなみにイタリアのフィオラーノ サーキットでのタイムは、1分24秒だという。
史上最速のV12フェラーリ「599GTO」は世界限定599台...

迫力あるルックスは空力効果も考慮したもの

 エクステリアデザインは、いかにもフェラーリらしいスポーティさと、独特の存在感を放っている。もちろん空力特性も徹底的に考えられており、細部まで徹底的に煮詰められている。フロントスポイラー下側のウイングは、ダウンフォースを高めると同時にラジエーターを冷却する空気流入量を増加させる効果もある。さらに前後のディフューザーは強力なダウンフォース(200km/h時で144kg)を発生させる。
599GTOに装着されるタイヤは、前:285/30、後:315/35の20インチタイヤ。ドーナツ形状のホイール・カバーは、ブレーキの冷却はもちろん、空気抵抗を抑える働きもある。そのブレーキも「CCM2」と呼ばれる高性能なもので、強力な効きはもちろん安定した制動力を発揮する。
フェラーリ599GTOの実車公開は、4月27日から開催される「北京国際モーターショー(Auto China 2010)」だという。
代表グレード フェラーリ 599GTO
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4710×1962×1326mm
車両重量[kg] 1495kg
総排気量[cc] 5999cc
最高出力[ps(kw)/rpm] 670ps(500kw)/8250rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 620N・m/6500rpm
トランスミッション 6速F1マチック
(レポート:CORISM編集部

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