フェラーリは、今秋ドイツ・フランクフルトモーターショーで世界初公開される新型「F458イタリア」について、先月のスタイリング公開に続き、インテリアの詳細についても明らかにした。またフェラーリ本国サイトでは、シューマッハ氏のインプレッションや、ピニンファリーナ会長のインタビューといった動画もあわせて公開される。
　フェラーリ 458 イタリアのステアリングは、まさに最先端のF1マシンを彷彿とさせるものとなった。従来ステアリングコラムに取り付けられていたウィンカーやワイパーレバーは廃止。インジケータ類やハイビーム、ワイパー操作などをステアリングホイール内のボタン操作で行うようにした。またショックアブソーバーの設定もエンジンスタート横にし瞬時の操作に対応する。いっぽうステアリング背面には、ステレオなど使用頻度の比較的少ないスイッチ類を配置。シフト操作用のパドルを長くすることで、ステアリングの角度に関わらず容易なシフトが可能なように改善した。
　いっぽうステアリング左右の位置にサテライトポットを配置。右にはインフォティメント、Bluetoothコネクション、ナビ、デジタルスピードメーター、リアパーキングカメラのスイッチ類を、左には、クルーズコントロール、メーター内のTFTディスプレイのコントロールボタン、車載コンピュータのインターフェイスを集約した。トリップコンピュータをはじめ、VDAやセッティングの操作が可能となっている。

■参考

■フェラーリ 公式サイト[英語/イタリア語]

車名	フェラーリ 458 イタリア[イタリア仕様]
ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高）	4527x1937x1213mm
車両重量［kg］	1380kg
エンジン	90度 V型 8気筒 直噴エンジン
総排気量［cc］	4499cc
最高出力［ps(kw)/rpm］	425kW/9000rpm
最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］	540N・m/6000rpm
トランスミッション	F1マチック(デュアルクラッチ7速トランスミッション)
0-100km/h加速	3.4秒未満
最高速度	325km/h
燃費[ECE+EUDC複合サイクル]	13.7リッター/100km(リッターあたり約7.3km/L)