フェラーリの屋内型テーマパーク「フェラーリ・ワールド・アブダビ」がアラブ首長国連邦の首都アブダビに完成し、10月27日、報道陣に初公開された。
　このフェラーリ・ワールド・アブダビは、F1のアブダビGPが開催されるヤスマリーナサーキットの隣接地に2007年から建設していたフェラーリ初のテーマパークで、屋内型のテーマパークとしては世界最大の規模を誇る。0-100km/h加速2秒、最高時速240kmの世界最速ジェットコースター「フォーミュラ・ロッサ」や、F430スパイダーを模した対決型ジェットコースター「フィオラーノGTチャレンジ」など、フェラーリファンのみならず子供から大人まで楽しめるアトラクションを用意。さらに、ギャラリーやシアターも設置され、フェラーリの歴史や文化的背景なども学べる。
　フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は「今日、夢が現実となりました」と述べ、「このテーマ・パークは4年前は単なるアイデア、もしかしたら野心的すぎるアイデアだったかもしれません。しかし、こうして素晴らしい現実となりました。…アブダビは常に将来を展望し続ける都市ですから、フェラーリと同じ情熱やビジョンを持つパートナーを迎えることを誇りに思います。この思いはこの先も変わることはないでしょう」とコメントしている。
　なお一般公開も10月27日を予定していたが、ラアス・ル・ハイマ首長、サクル・ビン・ムハンマド・アル・カシミ氏の逝去にともない、延期されている。