ランドローバーは、新型SUV「レンジローバー・イヴォーク」を9月30日から開幕するパリ・モーターショーで世界初公開すると発表した。
　レンジローバー・イヴォークは、2008年1月のデトロイトモーターショーで発表されたコンセプトカー「LRX」の市販車バージョンで、コンパクトなボディが特徴の2ドアSUV。軽量構造技術に加え、可変バルブタイミング機構を備えた240ps発揮の最新2リッター直噴ターボ・ガソリンエンジンに、6速ATやストップ･スタート機能、電動パワーステアリングなどを組み合わせ、優れた環境性能を実現した。ランドローバーでは「レンジローバー史上最も小さく、軽量で、燃料効率にすぐれたモデル」と自信を見せる。このほか、2.2リッター・ターボディーゼル搭載モデルも用意する。
　インテリアには、レンジローバーらしくプレミアム感溢れる高級素材を惜しげもなく使用され、インストルメントパネル、ドア、シートにはソフトで上質な革を用意。より低い着座姿勢でスポーティな感覚を提供する。
　イヴォークは英リバプール郊外のランドローバー・ヘイルウッド工場で生産され、世界160ヶ国以上の国々で2011年夏から順次発売。日本国内での販売価格は明らかにされていないが、米国市場での価格は4万ドルからとなる見込みだという。