メルセデス・ベンツCクラス新車情報・購入ガイド 367psを発揮する激速Cクラス! 安心してハイパワーを楽しめる4WD機能もプラスしたC450 AMG 4MATICデビュー!

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【メルセデスベンツ】2015/08/14

 

AMG C63に比べればお買い得? ただし、左ハンドルのみの設定が残念なC450 AMG 4MATIC

メルセデス・ベンツCクラス新車情報・購入ガイド 367ps...

メルセデス・ベンツ は、主力セダン /ワゴンCクラス にC450 AMG 4MATICを設定し発売を開始する。発売は2015年9月を予定している。

メルセデス・ベンツCクラスは、1982年に「190」として登場以来、日本でも馴染み深い小型のセダン/ワゴンだ。BMW3シリーズ と並び、日本の輸入車マーケットをけん引しているモデル。新型Cクラスは、歴代モデルの中で、最もスポーティなCクラスとなった。メルセデス・ベンツは、このCクラスのコンセプトを「アジリティ&インテリジェンス」としている。アジリティとは敏捷性を指し、高い運動性能をもつといった意味をもつ。

そうした俊敏性を手に入れるために、新型Cクラスは、ボディシェルのアルミニウム使用率を約50%とした。さらに、高張力鋼板などを適材適所に組み合わせ、軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用している。このアルミとスチールという異なる素材を溶接する新技術として、自動車メーカーとして世界で初めて、量産車に「ImpAcT(インパクト)(Impulse Accelerated Tacking)」接合方式を採用。この技術は、アルミとスチールのコンポーネントを重ね合わせ、そこに高速でリベットを貫通させ接合するものだ。この新技術により、Cクラスは先代比(ホワイトボディ)約70kgの軽量化を実現している。

また、Cクラスのアジリティに大きく貢献しているのが、新開発の4リンク式フロントサスペンション。4リンク式のメリットは、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることで理想的なサスペンションの動きを実現できることにある。キャンバー角の自由なセッティングが可能になることで、コーナリング時のグリップが大幅に向上。旋回スピードの向上や、俊敏なハンドリングを実現した。

そんな走行パフォーマンスを重視したCクラスの中で、最もスポーティなグレードが新たに投入されのがC450 AMG 4MATICになる。別ブランドのAMG C63を除くと、Cクラスのラインアップ上のトップグレードという位置付けになる。C250では、少々物足りないがAMG C63までは必要ないといった顧客向けといえる。C450 AMG 4MATICの価格は863万円。AMG C63の1,195万円より332万円安く、C250より206万円高いといった価格設定。価格帯でみると、まさにAMG C63とC250の間を埋めるグレードであることが良く分かる。

そんなC450 AMG 4MATICに搭載されるパワーユニットは、AMG専用開発の3.0L V6ツインターボBlueDIRECT。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出す。さらに、クランクケースとシリンダーヘッドをアルミニウム製とし、軽量化も実現。シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現するNANOSLIDE加工を施している。その結果、 最高出力270kW/367PS、最大トルク520Nmを実現。0-100km/h加速は、4.9秒(ステーションワゴンは5.0秒)というパフォーマンスをもつ。

367ps&520Nmという大パワーを受け止めるに、駆動方式はFRではなくパフォーマンス志向の4輪駆動システム「AMG 4MATIC」が採用された。Cクラスとして初めて搭載されている。AMG 4MATICは、33:67とリア寄りのトルク配分とし、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンド リングを提供する。

 

 サスペンションは、AMGが開発した「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」を採用。専用ボタンにより「Comfort」、「Sport」、「Sport Plus」の3つのモードから電子制御ダンピングシステムの減衰特性を選択することができまる。ダイナミックなスポーツ走行から快適な長距離ドライブまで、高いアジリティ性能と快適性を両立させている。

標準モデルでも、かなりクイックなハンドリング性能をもつCクラスだが、C450 AMG 4MATICはさらにアジリティを重視。ステアリングギアレシオは、C450 AMG 4MATICが14.2とした。これは、ハイパフォーマンスモデルであるAMG C63が14.1なので、かなり俊敏さをアピールする設定となている。

ハイパワー化に伴い、ブレーキも強化。フロントに360mmのドリルドベンチレーテッドディスク、リアに320mmのベンチレーテッドディスクを採用した。

AMGの名が付けられていることもあり、エクステリアデザインもかなりアグレッシブ。必要以上にハデハデしくないのも好感がもてる。シングルルーバー付ダイヤモンドグリル、AMGトランクリッドスポイラー、ブラックデュアルツインエグゾーストエンド、ハイグロスブラック19インチAMGツインスポークアルミホイールなどが採用されている。最近のクルマでは珍しく、エンジンカバーにはレッドのVラインがあしらわれていて、ボンネットを開けた時の特別感をアピールしている。

メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATICの価格は、C250より206万円高くなり863万円となっている。206万円のアップで、大幅にパフォーマンスがアップし4MATIC化されることを考えると、それなりの割安感がある。どうせなら、最もハイパワーモデルであるAMG C63にしてしまったほうが良いようにも感じるが、C63はFR。滑りやすい路面では、さすがのC63もそのパワーを生かしきれないだろう。逆にC450 4MATICは4輪駆動なので、C63より安全で安心してハイパワーを使えるメリットもある。とくに、積雪地域でハイパフォーマンスモデルが欲しい顧客にとっては、より魅力的に見えるはずだ。しかし、一定のニーズがあるとはいえ、残念なのは、左ハンドルだけという日本マーケットに合わない仕様が導入されていることだ。

メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC
メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC
メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC
メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC

メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC価格

・メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC 8,630,000円
・メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATICステーションワゴン 9,430,000円

メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATICスペックなど

代表グレード メルセデス・ベンツC450 AMG 4MATIC
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,715×1,810×1,435mm
ホイールベース[mm] 2,840mm
車両重量[kg] 1,710kg
総排気量[cc] 2,996cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 270kw /(367ps)5,500~6,000rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 520N・m(53.0kg-m)/2,000~4,200rpm
ミッション 7速AT
定員[人] 5人
税込価格[万円] 863万円
レポート 編集部
写真 メルセデス・ベンツ

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(レポート:CORISM編集部

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