NISMO、GT-Rのレースカー「NISSAN NISMO GT-R RC」を東京オートサロン2011会場で発表 [CORISM]
【日産】2011/01/17
日産 GT-R プロダクションレースカー「NISSAN NISMO GT-R RC」
世界各国のプロダクションカーレースに参戦可能
「NISSAN NISMO GT-R RC」の開発をまとめた岡村潤平 NISMO 商品開発部 ゼネラル・マネージャー(右)と、テストを実施したレーサーの影山 正美 選手(左)
日産のモータースポーツ部門であるNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル:通称「NISMO(ニスモ)」)は1月14日、日産のR35型「GT-R」をベース車両としたプロダクションレースカー「NISSAN NISMO GT-R RC」を、千葉県幕張メッセで開催された「東京オートサロン2011 with NAPAC」会場にて正式発表し、同日より発売を開始する。「NISSAN NISMO GT-R RC」のアンベールには、NISMOで開発をまとめた岡村潤平 ニスモ 商品開発部 ゼネラル・マネージャーと、テストを実施したレーサーの影山 正美 選手が参加した。
影山氏も「内容を考えるとお買い得」だと太鼓判を押すNISSAN NISMO GT-R RC。"RC"はRacing Competitionの略で、その名の通り、競技専用車両として開発された。世界のユーザーからレース参戦の要望があり、それに応える内容とした。
そのため、FIA(国際自動車連盟)基準に準拠した溶接式ロールケージやバケットシート、セーフティハーネス、消火器、120LのATL製安全燃料タンク、エアジャッキなどの安全装備も取り付けられ、世界各国で行われているプロダクションカーレースに参戦することが可能なスペックとされている。
影山選手の手により2010年スーパー耐久シリーズ第4戦にテスト参戦するなど実証実験も行われ、高い運動性能や信頼性や耐久性も確認済みだ。スリックタイヤへの適合や軽量化、レース向けの安全装備追加、専用の足回りやエアロパーツ追加などが実施された。エンジンやトランスミッション自体のチューニングは最低限で済ませてあるというが、これで十分な性能だとする。なお公道での使用や登録ナンバー取得は出来ない。
影山氏も「内容を考えるとお買い得」だと太鼓判を押すNISSAN NISMO GT-R RC。"RC"はRacing Competitionの略で、その名の通り、競技専用車両として開発された。世界のユーザーからレース参戦の要望があり、それに応える内容とした。
そのため、FIA(国際自動車連盟)基準に準拠した溶接式ロールケージやバケットシート、セーフティハーネス、消火器、120LのATL製安全燃料タンク、エアジャッキなどの安全装備も取り付けられ、世界各国で行われているプロダクションカーレースに参戦することが可能なスペックとされている。
影山選手の手により2010年スーパー耐久シリーズ第4戦にテスト参戦するなど実証実験も行われ、高い運動性能や信頼性や耐久性も確認済みだ。スリックタイヤへの適合や軽量化、レース向けの安全装備追加、専用の足回りやエアロパーツ追加などが実施された。エンジンやトランスミッション自体のチューニングは最低限で済ませてあるというが、これで十分な性能だとする。なお公道での使用や登録ナンバー取得は出来ない。
プロダクションレースカー「NISSAN NISMO GT-R RC」の希望小売価格は2079万円[消費税込み]。輸送費やテクニカルサポート費用等は含まれないが、前出のニスモ 岡村氏によると、サポート体制も準備されているという。受注生産でNISMOより直接販売される。プロダクションカーレースの強豪にして最大のライバルである「ポルシェ911 GT3 RSR」を超える内容を与えながら、ライバルよりはるかに安い価格設定で世界に挑むNISSAN NISMO GT-R RC。2011年のモータースポーツシーンでの活躍が今から楽しみだ。
リアウィンドウはアクリル製、リアウィングはカーボンファイバーを使用する
"RC"はRacing Competitionの略で、競技専用車両の意味を指す
溶接式ロールケージやセーフティハーネス、消火器などFIA基準に準拠した安全装備を持つ
レース仕様化されスパルタンなコックピットに生まれ変わった「NISSAN NISMO GT-R RC」
VR38DETT型エンジンは制御系やエクゾースト、冷却系などがイジられただけで基本はノーマルだ
フロントのサスペンションはダブルウィッシュボーン式で、車高調整機能が付く専用品がおごられる
車名 | NISSAN NISMO GT-R RC[4WD] |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4650x1895x1370mm |
車両重量[kg] | 1520kg |
総排気量[cc] | 3799cc |
エンジン形式 | VR38DETT(DOHCV型6気筒) |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 485ps以上(357kW)/6400rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 60kg-m以上(588N・m)/5200rpm |
サスペンション(前) | 独立懸架ダブルウィッシュボーン式 |
サスペンション(後) | 独立懸架マルチリンク式 |
ショックアブソーバー | 専用品(車高調整式) |
ブレーキ(前) | ベンチレーテッドディスク式(ローター径 直径410mm) |
ブレーキ(後) | ベンチレーテッドディスク式(ローター径 直径380mm) |
トランスミッション | GR6型デュアルクラッチトランスミッション |
駆動方式 | 4輪駆動 |
消費税込価格[万円] | 220.0万円 |
ホイール(前/後) | 専用ホイール 10.5Jx20 +25mm |
タイヤ(前/後) | ADVAN専用スリックタイヤ 290/710R20 |
発売日 | 2011/1/14 |
リアスポイラーやトランクなどはカーボンファイバー製
フロントは大径410mmの直径を持つディスクブレーキローター
リアのベンチレーテッド式ディスクのローター径は直径380mm
リア:マルチリンク式サスペンションも専用設計の車高調整式
お馴染みの丸テールが世界のサーキットを駆け巡るのは間もなくだ
バンパーやボンネットなどもカーボンファイバーを使用し軽量化が図られた
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(レポート:CORISM編集部)
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