ポルシェは11月17日、同日米国で開幕したロサンゼルスモーターショーで、ケイマンシリーズの軽量モデル「ケイマンR」を世界初公開した。
　ポルシェでは、『レスポンス』『リファイン(洗練)』そして『レーシー(Racy)』の『R』を特別なスポーツモデルのみに使用してきたが、今回発表された「ケイマンR」は、軽量コンポーネントの採用と快適装備の廃止で「ケイマンS」より55kg軽い1295kgを実現。最高出力ではケイマンSでは10PS上回る330psを発生する3.4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載するミッドシップに配置し、6速MTでは0-100km/h加速を5.0秒、さらに7速PDKを搭載した車はさらに4.9秒に、オプションで用意されるスポーツクロノパッケージでは4.7秒にまで短縮されるという。最高速度は6速MTが282km/h、7速PDKが280km/hを誇る。
　車高は20mm低められ、独特な固定式リアスポイラー、シルバーペイント仕上げのホイール、そしてブラックフレームのヘッドライト、ブラックのドアミラーなどでスポーティさを強調。さらに伝統的なポルシェのレーシングカーを彷彿とさせる『PORSCHE』ロゴのサイドデカールを採用する。
　ポルシェ・ジャパンでは、このケイマンRの予約注文の受付を日本全国のポルシェ正規販売店で12月14日から開始する。