スズキは、「フランクフルトモーターショー」に新型「スイフトスポーツ」を公開した。スイフトスポーツは、スイフトの標準車をベースに、走る・曲がる・止まるという車の基本性能を徹底的に追求。小さなボディとスポーティな走りを武器に、国内ではコンパクトスポーツカートして人気を得ていた。そして、ベース車の3代目スイフトがデビューしたこともあり、登場が待ち望まれたいたモデル。

このスイフトスポーツは、個性的でボリュームのあるエアロパーツをまとってのデビューだ。2代目スイフトスポーツより、より精悍でアグレッシブなフォルムへと変貌を遂げている。3代目スイフトの標準車が、あまりにも先代モデルと代わり映えのしないデザインだったためか、このスイフトスポーツでは、先代モデルと明確にその違いを打ち出している。

走行性能においては、更なる高出力化と低燃費化を達成したスイフトスポーツ専用M16Aエンジンや、専用開発の6速マニュアルトランスミッションの採用などにより、環境性能と走行性能を高い次元で両立したという。

また、フロントの足回りにはリバウンドスプリング内蔵ストラットを採用し、リヤサスペンションは専用設計を行うことで、旋回安定性の向上、機敏なハンドリング性能を向上した。

安全性能においては、優れた軽量高剛性衝撃吸収ボディーと、カーテンエアバッグ、運転席ニーエアバッグなど7つのエアバッグやESPの採用などにより、高い安全性能を確保したという。

写真のスイフトスポーツは3ドアHBだが、日本仕様は先代と同じく5ドアHBとなるだろう。また、発売時期は12月の東京モーターショーに5ドアHBのスイフトスポーツをデビューさせ、その年末から年始あたりではないかと予想されている。実用性と楽しい走りを両立し、リーズナブルなプライスもスイフトスポーツの魅力のひとつ。新型スイフトスポーツの価格は、6MT化やハイバワーエンジンなどで若干の価格アップが予想できるが、なんとか170万円前半での登場を期待したい。