スズキは、開発中の試験車両「スイフト プラグイン ハイブリッド」が5月12日に国土交通省の型式指定を取得したことを明らかにした。これにより、市販車同様にナンバー交付が受けられるようになる。
　スイフト プラグイン ハイブリッドは、リチウムイオンバッテリーを積む電気自動車をベースに、軽自動車用の660ccエンジンを発電機として搭載するシリーズ式ハイブリッド車。小型エンジンを発電用として搭載することで、通常の電気自動車と異なりバッテリー切れの不安が解消される。さらに価格の高いバッテリーも容量も減らせるため軽量化やコストダウンも実現出来るなど、極めて現実的な電気自動車の未来像を提唱する。
　スズキでは今秋よりこのスイフト プラグイン ハイブリッドを全国のスズキ代理店へ出荷し、各地域の交通事情に沿った走行データやサービス技術などの情報収集を目的とした実証実験を行う計画だ。