【トヨタ 新型 FJクルーザー 新車情報】待望のFJクルーザーがやっとトヨタの正規ディーラーで買える! [CORISM]
【トヨタ】2010/11/25
あの40系ランクルをモチーフとしたデザイン
トヨタのFJクルーザーといえば、すでに並行輸入でもお馴染み。ランクル40系をモチーフとしたスタイルで、個性的というかポップな感じに仕上げられている。ちなみにデザインを担当したのはトヨタのカリフォルニアスタジオ。アメリカでも40系は年輩であれば知っている存在で、日本と同じ感じか。元々は03年のデトロイトショーでコンセプトモデルが発表され、06年から北米で販売が開始されたのだが、じつは生産は日野自動車の羽村工場で行なわれている。今回はもちろん右ハンドルとなり、アメリカを経由する逆輸入車とはならない。また右ハンドルモデルは今回を機に新たに仕立てられたもので、同じ右ハンドル国のオーストラリアや南アフリカにも輸出されるという。そもそも逆輸入車が人気で、そこに目を付けて正規でも売ってみるか……、的な事情かと思ったら、とくにそうではないとのこと。ちなみに最近はあまり並行輸入車を見ないので、トヨタも時機を逸しているのでは? と思ったりしたが、安全基準の強化に合致できなくなり、途絶えているようだ。
北米仕様とグリルまわりのデザインが若干異なってはいるが、40系ランドクルーザーに似ているのは確か
スペアは背面タイヤとなる。リヤまわりは40系というわけではないが、うまくデザイン処理をしている
グレードは標準/カラーパッケージ/オフロードパッケージの3つ。外観上の大きな違いはホイールとホイールデザインにある
観音開きなど、使い勝手はよくて実用性も高い
まさにガバッと開く感じの観音開き。開口部はかなり大きいので、後席への乗り降りも楽にできる
ベースとなるのはランドクルーザー・プラドで、足まわりも流用。ただし、ショックアブソーバーにビルシュタインとXリアスも選べる。とくにビルシュタインはアメリカではオフロードのイメージが強く、強力なアピールポイントになっているという。
ポップなインテリアに反して、意外に室内は質実剛健で実用性を重視したもの。レトロな雰囲気も取り入れているが、ハマーH2と似ているとも言えて、アメリカ人好みということか。ホイールベースがやや短いこともあり、ボディの絶対値が大きいだけに窮屈感はなし。一見2ドアに見えるボディは、観音開きの4ドアである。後席への乗降性は写真で見ると窮屈な感じがするかもしれないが、やはりそもそもが大きいので車高が高い以外は楽に乗り降りできる。ラゲッジも派手なアクションなどはないが実用性は十分だ。もちろんその分、全幅1905ミリというワイドなボディサイズは、日本で使うには相当気を使うだろうが。
装備に関しては日本導入に合わせて簡素化されていて、たとえばラゲッジサイドに設置されるこれまたポップなデザインのウーファーはオプションでも用意されないのは残念ではある。
ポップなインテリアに反して、意外に室内は質実剛健で実用性を重視したもの。レトロな雰囲気も取り入れているが、ハマーH2と似ているとも言えて、アメリカ人好みということか。ホイールベースがやや短いこともあり、ボディの絶対値が大きいだけに窮屈感はなし。一見2ドアに見えるボディは、観音開きの4ドアである。後席への乗降性は写真で見ると窮屈な感じがするかもしれないが、やはりそもそもが大きいので車高が高い以外は楽に乗り降りできる。ラゲッジも派手なアクションなどはないが実用性は十分だ。もちろんその分、全幅1905ミリというワイドなボディサイズは、日本で使うには相当気を使うだろうが。
装備に関しては日本導入に合わせて簡素化されていて、たとえばラゲッジサイドに設置されるこれまたポップなデザインのウーファーはオプションでも用意されないのは残念ではある。
ゴツイ感じではあるが、ボディ同色のパネルなどでポップだ。ナビの設定はなく、スピーカーが付くだけで、オーディオもレス
シンプルなデザインで見やすい。トランスファーの選択状態もインジケーターが付いているのでひとめでわかる
クッションは薄めで、座り心地も硬め。シートに関してはスポーティな味付けといっていい
写真だと狭く見えるものの、ボディサイズがたっぷりあるので、狭くはない。ただウインドが小さいので暗い
文句なしで大きなラゲッジ。バックドアは大型なのだが、ダンパーが付いているので開閉は楽にできる
後席のシートバックは倒すことができるので、ラゲッジは拡大できる。ただし、フロア自体は高めなので荷物を積むのにちょっと苦労するかも
エンジンはトルクフルで、アメ車の風格十分
エンジンは4リッターのV6のみ。北米市場には6速MTや4速ATもあったり、2WDモデルもあるが、日本市場は全車5速AT、駆動方式は4WDのみ。システムはパートタイムなので、トランスファーの切り替えで4WDでハイ/ロー、そして2WDにも切り替えられる。そのパワーは276馬力で、車両重量2tに迫るヘビー級ボディには少々厳しいように思えるが、トルクは38.8kg-mもあり、十分ではあるだろう。気になる燃費は8.4km/L(10・15モード)で、現代の基準からするとかなり厳しい。実燃費は5km/Lほどか。
どちらにしても、スタイルやキャラクターで買うクルマと言っていいだけに、燃費などを気にするものではないだろう。珍しく、ライフスタイルに対してしっかりとした提案ができるクルマが出たと言っていいし、若干遅い気もするが、このようなクルマがトヨタのディーラーで買えるのは画期的。売れ行きが今から大いに気になる。なお販売は、ランクルも扱う全国のトヨタ店系での扱いとなる。
どちらにしても、スタイルやキャラクターで買うクルマと言っていいだけに、燃費などを気にするものではないだろう。珍しく、ライフスタイルに対してしっかりとした提案ができるクルマが出たと言っていいし、若干遅い気もするが、このようなクルマがトヨタのディーラーで買えるのは画期的。売れ行きが今から大いに気になる。なお販売は、ランクルも扱う全国のトヨタ店系での扱いとなる。
V6のみの設定。4リッターの排気量を十二分に活かして、276馬力/38.8kg-mとスペック的にも立派だ
ゲート式かつ、握りの部分が大きいので操作はカッチリとしている。左前にあるのがトランスファーの切り替え
デフロックも電子制御でボタンひとつ。横滑りを防止するVSCとトラクションコントロールは標準装備
代表グレード | トヨタ FJクルーザー |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4635×1905×1840mm |
車両重量[kg] | 1940kg |
総排気量[cc] | 3955cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 276ps(203kW)/5600rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 38.8kg-m(380N・m)/4400rpm |
トランスミッション | 5速AT |
10・15モード燃費[km/L] | 8.4km/L |
定員[人] | 5人 |
消費税込価格[万円] | 314.0万円 ("カラーパッケージ":324.0万円 "オフロードパッケージ":332.0万円) |
発売日 | 2010/12/04 |
レポート | 近藤 暁史 |
写真 | オフィスマッシュルーム |
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(レポート:CORISM編集部)
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