オープンカーだって低燃費&エコカー減税対象 VWゴルフ カブリオレ新車情報 [CORISM]

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【VW】2011/09/08

低燃費性能と実用性を高めたゴルフ カブリオレ10年振りに登場!

 フォルクスワーゲン ・グループ・ジャパンは、ゴルフ のオープンモデルである「ゴルフ カブリオレ 」を新たに発売し、10 月1日より販売を開始する。ゴルフカブリオレは、30年間生産された「ビートル カブリオレ」の後継車として 1979 年に登場。センターピラー部分に、ルーフの骨格のようにある骨太なロールオーバーバーを採用した個性的なスタイリングが特徴的だった。さらに、VWらしくオープンカー だからといって、実用性を落とすことなく4人がしっかりと移動できるのも人気の秘密だ。3代目ゴルフカブリオレが2002年で生産を中止して以来、10年振り4代目ゴルフカブリオレがデビューした。

 今回の新型VWゴルフカブリオレのデザイン上の特徴は、ゴルフカブリオレの個性を表していたロールオーバーバーが無くなったこと。どちらかと言えば、スポーツカー的要素でオープンカーを語っていた他メーカーに比べ、ゴルフカブリオレは安全機能のロールオーバーバーでさえキュートに見せることで、癒し系カブリオレとしてユニークな存在となっていた。今回のフルモデルチェンジでは、ロールオーバーバーを無くすことにより、スタイリッシュなデザインで勝負をかけている。

 そして、実用性の高さは、さすがVWの真骨頂でもある。ソフトトップの開閉に関わらず容量が変わらないゴルフ カブリオレ史上最大のトランク容量(250ℓ)を確保した。エコ&経済性も犠牲にしていない。1.4L TSI ツインチャージャーエンジン+7速DSGが実現する高い走行性能とクラストップレベルの燃費性能(10・15 モード燃費 15.4km/L)を両立。オーブンカーとはいえ、エコカー減税(50%減税)対象車となっている。また、ルーフの開閉は低速走行時(~30km/h)にも動作可能。開閉時間わずか9.5 秒(開)/11 秒(閉)のフルオート電動ソフトトップも魅力的だ。最近のゲリラ豪雨のような突然の雨にも、クルマを停止させることなくルーフを閉めることができるのはとても便利。

 さらに、安全性能の向上にも力が入れられている。ロールオーバーバーの代わりに装備されたロールオーバープロテクションシステムは、万が一の横転時0.25 秒以内に自動的に後席ヘッドレストの背後からアルミ製のバーが飛び出すことで、強化されたフロントウインドーフレームと共にキャビン内の乗員を保護する。ルーフやピラーがないオープンモデルは、どうしても衝突時のエネルギーを拡散することができないため、衝突安全に関しては不利な要素が大きい。しかし、この新型VWゴルフカブリオレは、ユーロ NCAP衝突安全テストで最高の5 つ星を獲得。高い安全性能を実証した。

 そんな高い完成度を誇る新型VWゴルフカブリオレ。複数台所有が難しい日本マーケットにジャストフィットする。このゴルフカブリオレのように実用性が高ければ、オープンカーが欲しいが、実用性が大きく下がることで我慢をしていたユーザーには、まさにピッタリの1台といえる。また、定年後で少し余裕のある夫婦のクルマとしても理想的。不便さを感じさせないオープンカーだから、ゆっくりと老後を優雅に暮らしたいと願う世代にきっと合いそうだ。

 ライバルは、プジョー 308CC 。308CCは、メタルルーフなので、ルーフを閉めたときのクーペルックは、なかなか美しいものがある。燃費や実用性は、ゴルフカブリオレだろう。趣味性の高いクルマだけに、合理的(VWゴルフカブリオレ)に選ぶか、感性(プジョー308CC)で選ぶかがポイントになりそうだ。

VWゴルフ カブリオレ
VWゴルフ カブリオレ
VWゴルフ カブリオレ

VWゴルフ カブリオレ

VWゴルフ カブリオレ
VWゴルフ カブリオレ
VWゴルフ カブリオレ


VWゴルフ カブリオレ
VWゴルフ カブリオレ
VWゴルフ カブリオレ

代表グレード VWゴルフ カブリオレ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4260×1780 ×1430mm
車両重量[kg] 1470kg
総排気量[cc] 1389cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 160ps(118kw)/5800rpm
エンジン最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 24.5kg-m(240N・m)/1500-4500rpm
ミッション 7速DSG
10・15モード燃費[km/l] 15.4km/l
定員[人] 4人
税込価格[万円] 399.9万円
発売日 2011/10/1
レポート 編集部
写真 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン/編集部

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(レポート:CORISM編集部

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