フォルクスワーゲン パサート オールトラック新車購入ガイド 4MOTION+TDIの組み合わせで、最強クロスオーバー車が完成!
パサートヴァリアントのクロスオーバー車が、パサートオールトラック
フォルクスワーゲンは、中型のワゴンであるパサート ヴァリアントをベースとしたクロスオーバーモデル、パサート オールトラックの発売を開始した。
フォルクスワーゲン パサートオールトラックのベースとなるパサートは、8世代目。日本では、パサートの販売台数が少ないこともあり、あまり馴染みが無いが歴史あるモデルだ。
そんなパサートヴァリアントにSUVテイストをプラスしたパサートオールトラックが日本に投入されたのは、7世代目のモデルから。ベースとなるパサートヴァリアントには設定が無かったフルタイム4輪駆動システム 4MOTIONが装備され、2.0Lターボエンジンと組み合わされた。
低燃費で力強い2.0LディーゼルターボTDIを新搭載
今回投入された新型パサート オールトラックも、先代から引き続き4MOTIONが装備されたが、エンジンが変更された。搭載されたエンジンは、待望のディーゼルエンジンである2.0L TDIだ。経由はハイオクガソリンより30円/L前後安く、しかも低燃費でトルクフル。経済性も高いので、ロングドライブ派にピッタリのエンジンだ。
このTDIエンジンの出力は、190ps&400Nm。V8 4.0L級のトルクを持ちながら、17.3㎞/Lという低燃費性能を誇る。
あまり代わり映えしないデザインとなったパサートオールトラック
パサートオールトラックの外観デザインは、ベース車となるパサートヴァリアントのデザインを生かし、わずかにSUVテイストを加えた程度となった。ベース車とそれほど代わり映えしないともいえる。ただ、パサートヴァリアントがなかなかスポーティで威厳のあるスタイルをしているだけに、必要以上にSUVテイストをプラスすれば、全体のデザインを崩すことになる。そうした状況を加味すれば、これくらいライトなSUV感がギリギリ許容範囲といったことになるのだろう。
パサートオールトラックの外観は、パサートヴァリアントに対してまず30㎜車高が高められた。最低地上高は、130㎜から160㎜になった。外観は、控えめなデザインの専用バンパーやホイールエクステンション、サイドシルを装備。ややワイルドな雰囲気になっている。インテリアには、専用シートやアルミ調ペダルクラスターが採用された。
ラフロード用の制御が入った4WDである4MOTIONを搭載
4WD機能である4MOTIONは、専用のオフロードモードを設定。ラフロード走行では、最適な制御が行われ優れた走破性をアピールする。また、フルタイム4WDなので、様々な路面状況に応じた最適でな前後トルク配分を行うので安心して走行できる。
ラフロード用の制御として、制動距離をより短くするため、ホイールロックのインターバル制御。そして、滑りやすい急な下り坂では、4輪のブレーキを制御し一定速度で滑り落ちないように走ることがヒルディセントアシスト機能などを装備した。
フォルクスワーゲン パサートオールトラックのグレード選び
パサートオールトラックのグレード選びは簡単だ。エンジンは、2.0LディーゼルであるTDIの設定しかない。しかも、グレードは標準車とAdvanceの2つしかない。自分に必要な装備の有無で選べばいいだけだ。
標準車とAdvanceの価格差は60万円。価格差はかなりある。大きな装備の有無は、ダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシスト、アラウンドビューカメラ、駐車支援システム、ヘッドライトウォッシャー、デジタルメータークラスター、ナパレザーシート、トップコンフォートシート、パワーシート、シートベンチレーション、アダプティブシャシーコントロール、電子制御式ディファレンシャルロック、245/45R18タイヤ&ホイールなど。これで、60万円アップといのうは買い得感がある。そのため、Advanceがお勧めグレードといえるだろう。
フォルクスワーゲン パサートオールトラックの値引きを引き出すテクニックとは
パサートオールトラックのようなクロスオーバー車は、高めのリセールバリューとなるケースが多い。しかし、国内でパサートの販売苦戦中。こうした流れを受け、先代パサートオールトラックのリセールバリューもやや低めだ。新型パサートオールトラックのリセールバリューがどうなるか不明だが、先代通りの傾向だとすると、短期で乗り換える人にはあまり向かないモデルといえる。乗り潰すような乗り方の人に向くといえるだろう。
パサート系は、販売面で苦戦しているので、デビューから1年くらい経過すれば、大幅値引きが期待できる。クルマとしての完成度は非常に高いので、大幅値引きされれば、かなりコストパフォーマンスに優れる。BMW3シリーズツーリングやメルセデス・ベンツCクラスワゴン、アウディA4アバントなどと競合すれば、大幅値引きが期待できる。
フォルクスワーゲン パサート オールトラック価格
・パサート オールトラック TDI 4MOTION:5,099,000円
・パサート オールトラック TDI 4MOTION Advance:5,699,000円
フォルクスワーゲン パサート オールトラック燃費、スペックなど
■パサート オールトラック TDI 4MOTION Advanceスペック
・全長×全幅×全高:4780×1855×1535㎜
・ホイールベース:2790㎜
・車両重量:1680kg
・最小回転半径:5.4m
・JC08モード燃費:17.3km/L
・エンジン種類:直4 DOHC ターボディーゼル
・最高出力:140kW(190PS)/3500~4000rpm
・最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1900~3300rpm
・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:4リンク
・タイヤサイズ:245/45 R18
・価格:5,699,000円(税込)
【関連記事】
- 三菱アウトランダーPHEV試乗記・評価 驚愕の進化で完成度大幅アップ!【三菱】
- 驚くほど賢い!? 日産の電動4WD「e-4ORCE」の実力を雪上で試す!【日産】
- レクサスRX新車情報・購入ガイド 価格アップを最小限に抑えた価値ある深化【レクサス】
- トヨタ ヤリスクロス新車情報・購入ガイド 流行りのブラックアイテムでコーディネイトした特別仕様車Z URBANO(ウルバーノ)を新設定!【トヨタ】
- フォルクスワーゲン T-Cross試乗記・評価 輸入SUV販売台数ナンバー1獲得車の実力は?【VW】
- スズキ ジムニー ノマド新車情報・購入ガイド 異例! わずか5日で約5万台受注! 売れ過ぎて注文停止へ!! SUVファン垂涎の的! 待望の5ドアデビュー!! 価格は265万1000円から【スズキ】
- マツダCX-60新車情報・購入ガイド 乗り心地・静粛性を向上し、特別仕様車「XDハイブリッド トレッカー」を新設定【マツダ】
- トヨタRAV4(50系)新車情報・購入ガイド 新型RAV4デビュー直前? 最後の改良か?【トヨタ】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
【オススメ記事】
- BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74)新車情報・購入ガイド 才色兼備な4ドアクーペ【BMW】
- ホンダN-BOX VS スズキ スペーシア後悔・失敗しないための徹底比較・評価【対決】
- 三菱アウトランダーPHEV試乗記・評価 驚愕の進化で完成度大幅アップ!【三菱】
- トヨタ クラウン エステート新車情報・購入ガイド クラウンシリーズ、ついにコンプリート!【トヨタ】
- 驚くほど賢い!? 日産の電動4WD「e-4ORCE」の実力を雪上で試す!【日産】
- レクサスRX新車情報・購入ガイド 価格アップを最小限に抑えた価値ある深化【レクサス】
- トヨタ ヤリス新車情報・購入ガイド 精悍さをアップした特別仕様車URBANO(ウルバーノ)登場!【トヨタ】
- トヨタ ヤリスクロス新車情報・購入ガイド 流行りのブラックアイテムでコーディネイトした特別仕様車Z URBANO(ウルバーノ)を新設定!【トヨタ】
- フォルクスワーゲン T-Cross試乗記・評価 輸入SUV販売台数ナンバー1獲得車の実力は?【VW】
- 三菱デリカD:2/D:2カスタム新車情報・購入ガイド 予防安全装備が大幅進化!【三菱】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!