ボルボXC40が栄冠に! 2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー決定!
輸入車メーカーとして初の2年連続の受賞となったボルボ
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーを決定した。
日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考は、自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員により投票で決定。選考委員は、各自25点の持ち点を5台に配分する。25点中、必ず1台に10点を配点しなくてはならない。そのため、最高得点は10点×60人で600点となる。
こうした配点の結果、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーは「ボルボXC40」に決定した。ボルボは、昨年にXC60に続き2年連続の受賞。輸入メーカーが2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは初となる。
また、部門賞では、 イノベーション部門賞に「ホンダ クラリティ PHEV」。
エモーショナル部門賞には「BMW X2」。
スモールモビリティ部門賞 には「ダイハツ ミラ トコット」。
実行委員会特別賞には「TOYOTA GAZOO Racing」と「ホンダN-VAN」が、それぞれ受賞した。
2018 - 2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点結果
1位 ボルボ XC40 (ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 363点
2位 トヨタ カローラ スポーツ (トヨタ自動車株式会社) 314点
3位 フォルクスワーゲン ポロ (フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社) 197点
4位 トヨタ クラウン (トヨタ自動車株式会社) 170点
5位 ミツビシ エクリプス クロス (三菱自動車工業株式会社) 156点
6位 マツダ CX-8 (マツダ株式会社) 111点
7位 アルファ ロメオ ステルヴィオ (FCAジャパン株式会社) 106点
8位 BMW X2 (ビー・エム・ダブリュー株式会社) 47点
9位 ホンダ クラリティ PHEV (本田技研工業株式会社) 36点
なぜ、ボルボXC40が勝てたのか?
ボルボXC40に投票した選考委員は、60人中59人という結果になった。満点となる10点を配点した選考委員が多かったこともあるが、勝因はほぼすべての選考委員が多かれ少なかれ配点していること。つまり、ほとんどの選考委員がXC40を高く評価したことが、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞につながった。
2位のカローラスポーツが追いつけなかった訳とは?
対して、2位となったトヨタ カローラスポーツは、363点のXC40に対して、314点を集め僅差で敗れる結果となった。満点である10点を獲得した数は、カローラスポーツがXC40圧倒していたのに、まさかの2位。
この差につながった要因は、カローラスポーツに配点しなかった選考委員が12名もいたこと。対してXC40に配点しなかった選考委員は、わずか1名だった。カローラスポーツは、選考委員の評価が明確に分かれてしまったことが足かせになった。
ボルボXC40の受賞理由
ボルボXC40
得点:363点
授賞理由:日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタ イリングを実現。インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高い。 そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよく ドライビングを楽しめる。さらに高度な安全装備を全車標準しているところも高く評価した。
イノベーション部門賞「ホンダ クラリティ PHEV」の受賞理由
授賞理由:先進のプラグインハイブリッドシステムをスペースの自由度が少ないセダンというパッケージの 中に搭載した。また、100kmを超えるEV走行が可能であり実用性は高く、ドライブフィールも素晴らし い。イノベーションによって次世代高級車のあるべき姿をいち早く実現して見せたことを高く評価した。
エモーショナル部門賞「BMW X2」の受賞理由
授賞理由:SUVとしての基本的な要件を満たしながら、低い全高でクーぺのようなスタイリングは新鮮で あり、また刺激的でもある。走り出せばいかにもBMWらしいハンドリングと軽快によくまわるエンジンに より「駆けぬける歓び」を満喫できる。あらゆる面においてエモーショナルであることを大いに評価した。
スモールモビリティ部門賞 「ダイハツ ミラ トコット」の受賞理由
授賞理由:女性の意見に重きをおいて開発されたというミラ トコットは、結果として女性に媚びることな く、どのようなユーザーにも受け入れられる使いやすいクルマになった。ハイトワゴンが主流の中、全高を 抑えた2ボックススタイルは新鮮で、安全装備の充実化と手頃な車両価格を両立している点も評価した。
実行委員会特別賞「TOYOTA GAZOO Racing」の受賞理由
授賞理由:2018年6月16日から17日に開催されたFIA世界耐久選手権第2戦となる「第86回ル・マン24時間レース」において、TOYOTA GAZOO Racingの⑧号車が優勝、さらに2位にも同チーム の⑦号車が入った。圧倒的な強さを見せて、トヨタとして“ル・マン初優勝”を飾 ったことを高く評価した。
実行委員会特別賞「ホンダN-VAN」の受賞理由
授賞理由:商用車なのでイヤーカーのノミネートからは外れたが、助手席側のセンターピラーをなくしたこ とで実現した大きな開口部、助手席までフルフラットになる室内など、ビジネスユースではもちろん、工夫 次第で趣味などに使うパーソナルカーとしての実力も高い。軽自動車の世界を大きく広げた点を評価した。
【関連記事】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- BMW iX1試乗記・評価 高速道路での電費に優れるユニークな電気自動車【BMW】
- BMW i7試乗記・評価 2つの顔を持つ電気自動車のフラッグシップセダン【BMW】
- 速報!2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー「トヨタ プリウス」に決定!!【イベント】
- BMW X2 新車情報・購入ガイド 2代目がワールドプレミア! JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【BMW】
- BMW5シリーズ(G60)新車情報・購入ガイド BEVメイン!? 戦略的価格で勝負!【BMW】
- BMW 5シリーズ(G60)新車情報・購入ガイド 意外とコンサバだが、デカい!【BMW】
- BMW X6新車情報・購入ガイド SUVなのに、速すぎてごめんなさい・・・【BMW】
【オススメ記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド 2025年モデルが登場! 納期は? 転売ヤー対策は?【日産】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 日産セレナAUTECH SPORTS SPEC新車情報・購入ガイド 走りの質感を大幅向上した特別なモデル【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!