デビューから約4年、お馴染み最上級グレード「STI Sport」投入!
スバルは、ミドルサイズのSUVであるフォレスターに日常のドライブ領域で「ドライバーとクルマの一体感」を目指し開発したスポーツグレード「フォレスターSTI Sport 」の発売を開始した。
現行の5代目フォレスターは、2018年にフルモデルチェンジ。デビュー時は、2.5Lガソリンと2.0Lガソリンエンジンに小さなモーターを組み合わせたハイブリッドモデルであるe-BOXERを用意。
しかし、2020年の改良で、2.5Lエンジンが廃止。その代わりに1.8Lターボエンジンが新しく投入された。この1.8Lエンジン搭載グレードは、スポーツと呼ばれる1グレードのみとなった。
そして、2021年に大幅改良。予防安全装備パッケージであるアイサイトが最新世代へとバージョンアップ。フロントフェイスデザインも刷新されている。
スバルを支えるSTIブランド
今回5代目フォレスターに投入されたSTI Sport は、最上級グレードとなった。よりスポーティな走り実現するSTIチューニングの専用サスペンション、本革シートなど豪華装備もプラス。上質な走りと内装をもつ。
このSTI Sportは、最近のスバルでは定番ともいえる手法。レヴォーグやWRX S4にも設定され高い人気を誇っている。
この人気を支えているのが、やはり「STI」というブランド力。STIとは、SUBARU TECNICA INTERNATIONALの略で、スバルのレース活動やアフターパーツ、コンプリートカーの販売も手掛ける子会社だ。
こうしたSTIの活動などが、高く評価されスバルのブランド価値もアップ。スバルワークスであるSTI名を冠したモデルは、高価でも熱狂的なスバルファンに支えられ人気グレードとなっている。人気グレードということもあり、リセールバリューが高いのも特徴だ。
ビルシュタインじゃない!? 日立Astemo製ダンパーを使用
今回のフォレスターSTI Sport の注目ポイントであるフロントサスペンションは、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りを高次元で両立。STIチューニングが施された 日立Astemo製SFRDフロントダンパーが採用された。
このサスペンションにより、コーナリングなど車体に大きな入力が加わった際は高い減衰力を発生させてロールを抑制し、タイヤの接地性を向上させる。通常走行時は、低い減衰力でロードノイズなどの車両に伝わる微振動を軽減する。
また、フロントサスペンションの特性に合わせて、リヤサスペンションにも専用のチューニングを施し、車体全体のバランスを最適化し、リヤのスタビリティを高めた。
スバルのSTIモデルと言えば、一時期ビルシュタイン製サスペンションというパターンがお馴染みだった。しかし、このところビルシュタイン離れが進んでいて、レヴォーグはWRX S4はZF製。フォレスターは、日立Astemo製となっている。STI=ビルシュタイン時代、ビルシュタインエンブレムが入ったWRX STIや初代レヴォーグSTIなど、とても誇らしく見えたものだっただけに、少々寂しくも思えるポイントだ。
フロントフェイスは上質感をアップ
エクステリアは、艶のあるブラックパーツをあしらい、上質感と大人のスポーティさを表現。18インチのアルミホイールには、特別な光輝感を備えた「スーパーブラックハイラスター塗装」を施した。
ボディカラーは、専用パーツとマッチする4色展開。インテリアにも、ブラックパーツをあしらうことで、引き締まった大人のスポーティテイストを表現。
また、もはやSTIの定番ともいえるボルドー&ブラックの専用ナッパレザーシートも装備。快適かつ上質な空間を創り上げました。
また、「STI Sport」以外のグレードも小変更が行われた。ライティングスイッチの操作性を見直し、車幅灯/尾灯&OFF で1ポジションから車幅灯/尾灯とOFFを分け、2ポジションに変更。ボディカラーもダークブルー・パールをサファイアブルー・パールへと変更している。
【フォレスター「STI Sport」の主な仕様】
・STIチューニング 日立Astemo製SFRDフロントダンパー&STIチューニング リヤダンパー
・ブラックカラードドアミラー
・ナッパレザーシート(ブラック/ボルドーアクセント、レッドステッチ)
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、ブラックラスト加飾付、高触感革)
・ブラックラスト加飾付本革巻セレクトレバー
・ピアノブラック調シフトパネル(ブラックラスト加飾)
・ボルドー表皮巻インパネ加飾パネル(レッドステッチ)
・STI Sport専用メーター
・ブラックルーフ&ピラートリム
・ブラック塗装加飾付フロントフォグランプカバー
・ブラック塗装加飾付バンパーガード(フロント、リヤ)
・ブラック塗装加飾付サイドクラッディング
・リヤガーニッシュ(ブラック塗装)
・FORESTER&シンメトリカルAWDリヤオーナメント(ラスターブラック)
・18インチアルミホイール(スーパーブラックハイラスター塗装)
・ルーフスポイラー(ブラック塗装)
・STIオーナメント(フロント・リア)
スバル フォレスターSTI Sport 価格
・3,630,000円
スバル フォレスターSTI Sport燃費、ボディサイズなどスペック
ボディサイズ[mm]: 4,640×1,815×1,715
ホイールベース[mm]: 2,670
最低地上高[mm]: 220
最小回転半径[m]: 5.4
車両重量[kg]: 1,570
総排気量[cc]: 1,795
エンジン種類:CB18型 水平対向4気筒 DOHCターボ
エンジン最高出力[kW(ps)/rpm]:130(177)/5,200-5,600
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm]:300〈30.6〉/1,600-3,600
ミッション: CVT
WLTCモード燃費[km/l]: 16.5
サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:225/55R18
【関連記事】
- スバル WRX S4 新車情報・購入ガイド 一部改良と特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を投入【スバル】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- スバル インプレッサ新旧比較 失敗・後悔しないクルマ選び【対決】
- スバル インプレッサ vs トヨタ カローラスポーツ徹底比較評価 失敗・後悔しないクルマ選び 【対決】
- ホンダZR-V vs 日産エクストレイルを徹底比較・評価! 失敗・後悔しない新車選び【対決】
- レクサスRX新旧比較 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
- トヨタ クラウンクロスオーバーvsトヨタ ハリアーハイブリッド徹底比較・評価 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
- 日産エクストレイルvsスバル フォレスター徹底比較・評価 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
- ロングドライブでの運転が楽しく疲れにくい、お勧め中古SUV5選! 後悔・失敗しないための中古車選び【生活・文化】
- スバル クロストレック VS トヨタ カローラクロス徹底比較・評価 失敗・後悔しないクルマ選び【対決】
【オススメ記事】
- BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74)新車情報・購入ガイド 才色兼備な4ドアクーペ【BMW】
- ホンダN-BOX VS スズキ スペーシア後悔・失敗しないための徹底比較・評価【対決】
- 三菱アウトランダーPHEV試乗記・評価 驚愕の進化で完成度大幅アップ!【三菱】
- トヨタ クラウン エステート新車情報・購入ガイド クラウンシリーズ、ついにコンプリート!【トヨタ】
- 驚くほど賢い!? 日産の電動4WD「e-4ORCE」の実力を雪上で試す!【日産】
- レクサスRX新車情報・購入ガイド 価格アップを最小限に抑えた価値ある深化【レクサス】
- トヨタ ヤリス新車情報・購入ガイド 精悍さをアップした特別仕様車URBANO(ウルバーノ)登場!【トヨタ】
- トヨタ ヤリスクロス新車情報・購入ガイド 流行りのブラックアイテムでコーディネイトした特別仕様車Z URBANO(ウルバーノ)を新設定!【トヨタ】
- フォルクスワーゲン T-Cross試乗記・評価 輸入SUV販売台数ナンバー1獲得車の実力は?【VW】
- 三菱デリカD:2/D:2カスタム新車情報・購入ガイド 予防安全装備が大幅進化!【三菱】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!