マツダCX-8新車情報・購入ガイドの目次
- 幅の広い顧客ニーズに対応する3つの個性をもった新グレードを設定
- サスペンションの改良で、大幅進化した乗り心地や操縦安定性
- マツダ独自の基準もプラスし3列目シートの安全性を向上
- キャラ明確! 3つの新グレード
- マツダCX-8「グランドジャーニー(Grand Journey)」価格
- マツダCX-8「スポーツアピアランス(Sports Appearance)」価格
- マツダCX-8「エクスクルーシブモード(Exclusive Mode)」価格
- マツダCX-8のグレード選び。お勧めは? リセールバリューは?
- マツダCX-8燃費、ボディサイズなどスペック
- マツダCX-5 フィールドジャーニー試乗記・評価
- マツダCX-8 VS 三菱アウトランダーPHEV比較評価
幅の広い顧客ニーズに対応する3つの個性をもった新グレードを設定
マツダは、3列シートをもつSUVであるCX-8を大幅改良。発売は、12月下旬を予定している。
改良後のCX-8は、CX-5と同様にオフロードを意識した「グランドジャーニー(Grand Journey)」、スポーティ仕様の「スポーツアピアランス(Sports Appearance)」、特別な上質感をもつ「エクスクルーシブモード」が用意され、それぞれ独自の世界観をアピール。明確に異なる個性を持たせることで、幅の広い顧客ニーズに応えている。
サスペンションの改良で、大幅進化した乗り心地や操縦安定性
まずは、共通の外観デザインでは、フロントグリルを変更。シャープでモダンなブロックメッシュパターンを採用。上級SUVにふさわしい力強さと上質さを表現している。
今回の改良では、全幅が5mmワイドになり1,845mmとなっている。バンパーとランプのコーナーをより広げている。これは、長い全長に対してワイドさをプラスすることで、より安定感あるフォルムとした。また、リヤコンビネーションランプも変更された。立体感が増し、さらによりワイド感をあるデザインとなった。
そして、CX-60から導入された匠塗の第3弾「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が追加され、上質感をより向上させている。
走行性能面の進化では、CX-60から始まる新世代ラージ商品群で導入された技術を採用。サスペンション、シートの機能を進化させた。
サスペンション関連では、スプリングやダンパーを改善。乗り心地や操縦安定性など、ほぼすべての面で改良前のモデルを上回った。とくに、段差の乗り越え時などに、車体が前後に揺すられにくくすることで、疲労の軽減やクルマ酔いしにくい乗り心地とした。
また、外側前輪に荷重をかけていく量と、ステアリング操作量が滑らかに比例するようにチューニング。ドライバーが思い描く走行ラインを走れるように改良。人馬一体感を向上させている。
そして、前席シートは、骨盤を立たせて着座姿勢を安定させるように、シートクッションやバネを改良した。コーナリング中などで、乗員上体の安定性を向上させている。
マツダ独自の基準もプラスし3列目シートの安全性を向上
車両のキャラクターを変更できるMi-DRIVE(MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT)には、従来の「ノーマル」、「スポーツ」に加え、グランドジャーニーに「オフロード」モードを追加。悪路での走破性能をアップした。
2.5LターボエンジンであるSKYACTIV-G 2.5Tは、制御の変更を受けている。豊富な低速トルクを微細にコントロールできるように、アクセルペダルの操作力を最適化。素早いアクセル操作に対して、ドライバーが欲しい加速力を瞬時に発揮できるようにAT変速タイミングとロックアップの制御を変更している。
そして、後方スペースが少ない3列目シート車ということもあり、後突時の安全性能を向上。法規に加えてマツダ独自の基準を追加。ストレートフレーム構造などにより、3列目シートの生存空間を確保している。
安全装備では、ALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)を進化。グレアフリー(防眩)ハイビームLEDを12分割から20分割化。夜間の視認性を高め、ドライバーの危険認知をサポート。
CTS(クルージング&トラフィック・サポート)を採用。追従走行機能とステアリングアシスト機能により、高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートする。
利便装備では、Apple CarPlayにワイヤレス接続機能を追加し、USB Type-C端子の採用している。
キャラ明確! 3つの新グレード
マツダCX-8特別仕様車、新グレードの特徴は以下の通り。
■CX-8「グランドジャーニー(Grand Journey)」
スマートエディションをベースとして、オフローダーテイストにまとめた特別仕様車。専用外装により、堅牢で頼もしくも家族を包み込む柔和な表情を表現したデザインを採用。AWDのみの設定。
インテリアは、グレージュの明るい色使いの合成皮革とファブリックによるシート・ドアトリム、 ハニカムグレージュとサテンクロームメッキのインパネ加飾とした。明るく広々間のあるインテリアだ。 Mi-DRIVEには、オフロードモードが設定されている。上質なアウトドア感があるインテリアで、斬新さがある。
マツダCX-8「グランドジャーニー(Grand Journey)」価格
・25S Grand Journey (4WD・AT) 3,999,600円
・XD Grand Journey (4WD・AT) 4,382,400円
■CX-8「スポーツアピアランス(Sports Appearance)」
クラッディング/ ボディロアガーニッシュにピアノブラック塗装を採用。ブラックで全体を引き締めスポーティにまとめた。フロントグリルは引き締まった印象を与えるグロスブラック塗装とすることで、鍛え抜かれたアスリートのような「精悍さ」を表現した。
インテリアは、レッドもしくはブラックのスムースレザーシート、 上質さを醸し出すライトグレーのステッチの組み合わせ。 ハニカムシルバー・サテンクロームメッキのインパネ加飾で精悍さをアピールする。
ただ、ブラック&レッドというカラーでスポーティさを演出するというのは、あまりにありきたりな印象が強い。カラーのセンスがよいマツダであれば、もう少し新しいカラーの組み合わせでスポーティさを演出してほしかった。
マツダCX-8「スポーツアピアランス(Sports Appearance)」価格
・25S Sports Appearance (2WD・AT) 4,032,600円 (4WD・AT) 4,269,100円
・XD Sports Appearance (2WD・AT) 4,415,400円 (4WD・AT) 4,651,900円
■CX-8「エクスクルーシブモード(Exclusive Mode)」
クラッディングやボディロアガーニッシュは、ボディと同色塗装が施されスタイリッシュにまとめられている。「贅沢さ」「上質さ」を表現することで、より大柄なクルマに見え、車格以上の「大らかさ」を与えている。フロント&リアバンパーガーニッシュはアンダーカバーを模した表現で高い走破性を予感させ、メッキによる高級感とは異なるSUVらしさ、逞しさをプラスした。
インテリアは、より上質感にこだわった。ピュアホワイトもしくはブラックのナッパレザーシートに キルティング模様のステッチが加わり、ラグジュアリーな空間を創り出している。上品な金属感を表現したヘアラインシルバーのインパネ加飾で、スポーティさもプラスしている。
マツダCX-8「エクスクルーシブモード(Exclusive Mode)」価格
・25S Exclusive Mode [6人乗り] (2WD・AT) 4,439,600円 (4WD・AT) 4,676,100円
・25S Exclusive Mode [7人乗り] (2WD・AT) 4,274,600円 (4WD・AT) 4,511,100円
・25T Exclusive Mode [6人乗り] (2WD・AT) 4,822,400円 (4WD・AT) 5,058,900円
・XD Exclusive Mode [6人乗り] (2WD・AT) 4,822,400円 (4WD・AT) 5,058,900円
・XD Exclusive Mode [7人乗り] (2WD・AT) 4,657,400円 (4WD・AT) 4,893,900円
マツダCX-8のグレード選び。お勧めは? リセールバリューは?
マツダCX-8は、グランドジャーニーやスポーツアピアランス、エクスクルーシブモードといった3つの個性が用意されたことで、より選びやすくなっている。自分の好きな世界観をもつグレードを選ぶとよい。
その中でも、お勧めしたいのがエクスクルーシブモード。CX-8がラグジュアリーSUVであることを考えると、最もCX-8らしさを感じるグレード。インテリアは、圧倒的な上質感がありよいクルマであることが実感できる。
この3グレードに関しては、上級グレードで人気も高いため、リセールバリューも高くなると予想できる。リセールバリューも意識するのであれば、この3グレードを選ぶとよいだろう。他のグレードよりも、高リセールバリューが期待できそうだ。
こうした世界観というより、あくまで予算重視ということであれば、リーズナブルなスマートエディションやブラックトーンエディションが用意されているので、そうしたグレードを選ぶとよい。
パワーユニットのお勧めは、2.2Lディーゼルのみ。カーボンニュートラル時代ということもあり、純ガソリン車は選びにくい。CX-60のように48Vマイルドハイブリッド機能もないので、もはや仕方なくディーゼルという選択になる。
ただ、大きく重いCX-8と450Nmを発揮する2.2Lディーゼルの組み合わせは抜群によい。大トルクで余裕あるクルージングが楽しめる。しかも、ディーゼルエンジンながら、レヴリミットまで伸びのある加速がウリ。運転していて楽しいクルマに仕上がっている。
マツダCX-8燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード マツダCX-8 XDエクスクルーシブモード(7人乗り 4WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,925×1,845×1,730
ホイールベース[mm] 2,930
最低地上高[mm] 200
車両重量[kg] 1,840
総排気量[cc] 2,188
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 147〈200〉/4,000
エンジン最大トルク[N・m(㎏-m)/rpm] 450〈45.9〉/2,000
ミッション 6速AT
WLTCモード燃費[km/L] 15.4
定員[人] 7
サスペンション形式(前:後) ストラット:マルチリンク
タイヤサイズ 225/55R19
マツダCX-5 フィールドジャーニー試乗記・評価
マツダCX-8 VS 三菱アウトランダーPHEV比較評価
マツダのSUV全車種解説! おすすめグレードや長所・短所もレポート
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