日産GT-R 2024年モデル新車情報・購入ガイドの目次
最後の日産GT-R? 2024年モデルの価格、スペックを公開!
日産は、プレミアムスーパースポーツカーR35型「GT-R」2024年モデルの価格やスペックを発表した。2024年モデルの新型日産GT-Rの発表・発売は、2024年春、GT-R NISMOは今夏の発表・発売となっている。
R35型GT-Rのデビューは2007年。すでに、幾度も改良が加えられ熟成されてきたモデル。この2024年モデルに対して、日産COOのアシュワニ グプタ氏は「最先端の技術と匠の技を掛け合わせ、新たなデザインをまとった本モデルは、R35型の集大成ともなるべきモデルです」と語っている。
集大成とはどういう意味なのか? 最後のGT-Rという意味も含んでいるのか? など、憶測を呼ぶ。なにせ、2007年デビューのGT-Rは、安全装備面や環境性能面で、そろそろ法規制対応の限界ともいえる状態なのは間違いない。ただ、大幅な改良が施されていることを考えると、あと2~3年は販売が続けられそうな印象だだ。
法規制対応しながら、さらに熟成進む
2024年仕様の日産GT-Rは、空力性能を向上させ、洗練された乗り味を実現。最高出力を維持しながらも、最新の騒音規制をクリア。走行時の不要なノイズと振動を低減。綿密に調律された感性に響くサウンドを実現した。
車内の快適性も追求しました。GT-Rデビュー直後のモデルと最新モデルとでは、乗り心地が全く異なる。それほど、最新のGT-Rの乗り心地はよい。この傾向は、世界中のスポーツカーも同様。単にカタイ足では、路面状況が悪いと車体が跳ねてしまい、大パワーがしっかりとトラクションに変換できないからだ。
こうした理由もあり、しっかりと地面を捉え駆動する車両「Traction Master」であるという考えから命名した「GT-R T-spec」も登場した。特別仕様車「GT-R Premium edition T-spec」では、専用のサスペンションセッティングと専用カーボンセラミックブレーキなどを採用。よりしなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさの両立を実現している。
そして、注目の「GT-R NISMO」は、レーシングテクノロジーを最大限注ぎ込んだ。空力性能の磨きこみとサスペンションのチューニング、フロントメカニカルLSDを追加することでコーナリング性能も向上。GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮する。
また、走りを支える「専用RECARO製カーボンバックバケットシート」も刷新。車両との一体感、快適性の向上も図っている。そして、「GT-R NISMO Special edition」では、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用。クリヤー塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)などを特別装備している。
転売対策は? 公正な販売方法に期待したい
気になるのは売り方。2022年モデルでは、わずか約3か月間で予約注文台数が、予定していた販売数を超え、あっという間に受注終了となった。その結果、半導体不足や部品不足の影響もあり、GT-Rの中古車相場は高騰。人気のGT-R NISMOなどは、新車価格の2倍以上の中古車価格になっている車両も珍しくないほど。
しかも、その多くが転売目的のようで、走行距離は非常に少ない状態。まさに、GT-Rのリセールは爆上がり状態。なんらかの形で、転売目的を抑制してほしいものだ。
そんな状況下で、悩ましいのが日産の対応。生産台数に限りがあるとはしているものの、生産台数は公表されていない。実際には、生産台数に限りがあるため、注文を受けられない場合があるとする微妙な状況。詳細は各販売会社、日産ハイパフォーマンスセンターに要問い合わせというグレーな販売方法だ。本当にGT-Rが必要な人のために、透明性があり、公正な販売方法に期待したい。
日産GT-R NISMO試乗記・評価 20歳代女性がいきなり・・・
日産GT-R試乗記・評価(2014年モデル) 去年までJKが・・・
日産GT-R 2024年モデル価格
・GT-R Pure edition 13,750,000円
・GT-R Black edition 15,350,500円
・GT-R Premium edition 14,840,100
・GT-R Premium edition T-spec 18,960,700円
・GT-R Track edition engineered by NISMO 17,650,600円
・GT-R Track edition engineered by NISMO T-spec 21,380,700円
・GT-R NISMO 28,650,600円
・GT-R NISMO Special edition 29,150,000円
日産GT-R 2024年モデル、出力、ボディサイズなどスペック
代表グレード:GT-R NISMO Special edition
ボディサイズ:全長4,700×全幅1,895×全高1,370mm
ホイールベース:2,780mm
最低地上高:110mm
車両重量:1,720kg
最小回転半径:5.7m
エンジン型式:VR38DETT NISMO専用チューニング V6 3.8L ツインターボ
排気量:3,799㏄
エンジン最高出力:441kW(600PS)/6800rpm
エンジン最大トルク:652N・m(66.5kgf・m)/3600-5600rpm
WLTCモード燃費:-
乗車定員:4名
サスペンション前/後:ダブルウィッシュボーン/マルチリング
タイヤサイズ前/後:255/40ZRF20/285/35ZRF20
【関連記事】
- CREWCH★クルウチ 東京オートサロン2024レポート【イベント・モーターショー】
- 日産GT-R NISMO 新車情報・購入ガイド 2022年モデルがあることに感謝!【日産】
- 日産GT-R NISMO試乗記・評価 20歳代女性がいきなり600psのスーパーカーに乗ってみた。しかも雨・・・【日産】
- 日産車、雪上試乗評価 どのモデルもコントロールしやすく楽しい!【日産】
- 日産GT-R試乗記・評価 熟成極めた「令和のGT-R」【日産】
- 日産GT-R 新車情報・購入ガイド 2020年モデル&50周年記念車デビュー【日産】
- 日産車、雪上試乗評価 雪道では安心・安定傾向が一番!【日産】
- 日産4WD車雪上・氷上試乗評価 滑りやすい路面で、意外なほどの実力を発揮したリーフ&ノートe-POWER [CORISM]【日産】
- 日産GT-Rニスモ(NISMO)新車情報・購入ガイド GT-Rニスモも大幅値上げの謎!? [CORISM]【日産】
- 【動画追加】日産GT-Rニスモ(NISMO)新車情報・購入ガイド NSXよ、早く出てこい! ライバル、GT-Rニスモ2017年モデルが登場! [CORISM]【日産】
【オススメ記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド 2025年モデルが登場! 納期は? 転売ヤー対策は?【日産】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 日産セレナAUTECH SPORTS SPEC新車情報・購入ガイド 走りの質感を大幅向上した特別なモデル【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!