BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74)新車情報・購入ガイド 才色兼備な4ドアクーペ

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【BMW】2025/03/31

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) フロントスタイル

 

使い勝手の良さとエレガントなスタイルで人気のプレミアムコンパクトが新型2シリーズ グランクーペ!

BMWは、プレミアムコンパクトカーの新型2シリーズ グランクーペ(F74)の発売を開始した。新型2シリーズ グランクーペは、クーペルックの流麗なルーフラインをもつモデルで、4ドアクーペなどと呼ばれている。

この2シリーズ グランクーペの歴史期はまだ浅く、初代2シリーズ グランクーペが登場したの2019年。このクラスは、5ドアハッチバックが主流だが、2シリーズ グランクーペのようにエレガントなスタイリングと、4ドアモデルならではの使い勝手の良さで人気モデルとなった。

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) リヤスタイル

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) サイドビュー

 

斬新なデザインとなったキドニーグリル

第2世代モデルへと進化した新型BMW 2シリーズ グラン クーペのデザインは、シャープなスポーティさに磨きがかかった。まず、目を引くのがBMW特有のキドニーグリル。斬新な斜めのデザインを取り入れた。

さらに、キドニーグリルを縁どるように光り輝く「アイコニック・グロー」を装備。光ファイバー技術を採用し、夜間でもひと目で新型2シリーズ グランクーペであることをアピールする。

リヤデザインは、ワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクターラインや、立体的で力強いイメージのLEDリアコンビネーションライトでスポーティさを表現。リヤのディフューザーが、スポーティさを際立ったせている。リアゲートに取り付けられているモデルバッチは、「2」を大きくすることで、新型BMW 2シリーズ グラン クーペであることを強調している。

 

インテリアは、いつものBMWデザインといった印象で、新鮮さはあまり感じないが、安心感のあるインパネデザインとなった。メーターパネルは、コントロールディスプレイを一体化させ大型化。運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めたBMWカーブド・ディスプレイを装備。タッチ操作だけでなく、音声による操作範囲も広い。

また、シフトレバーを廃止し、センター・アームレストに操作系を全て集約した。

リヤシートは40:20:40分割可倒式を採用。荷室は、360Lと十分な容量を確保している。

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) インパネ

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) フロントシート

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) センターコンソール

 

48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載!

新型BMW2シリーズ グランクーペに搭載されたエンジンは3タイプ。BEV(バッテリー電気自動車)の設定はない。

220グラン クーペには、1.5L直3ターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。ミッションは、7速DCTだ。システムトータル最高出力は125kW、システムトータル最大トルクは280Nmとなった。サスペンションには、アダプティブMサスペンションを採用し、快適性とスポーティな走りを両立している。

220dグラン クーペには、2.0L直4ディーゼルターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステムの組み合わせで、ミッションは7速DCTとなった。システムトータル最高出力120kW、システムトータル最大トルク400Nmを実現した。220dグランクーペにも乗り心地と優れたハンドリングを両立したアダプティブMサスペンションを搭載している。

M235 xDriveグラン クーペは、2.0L直4ターボエンジンを搭載。最高出力300㎰、最大トルク400Nmと、Mパフォーマンスモデルだけあり非常にパワフルだ。

新型BMW2シリーズ グランクーペには、左のパドルシフトを1 秒間引くと、すべてのパワートレインとシャシー・システムを最もスポーティな設定に切り替えることができる。

その他、「Mスポーツ・ブースト機能付き7速ダブル・クラッチ・トランスミッション」、「4輪駆動システムxDrive」、フロント・アクスルに組み込まれた「機械式リミテッド・スリップ・デファレンシャル」、「アダプティブMサスペンション」、「Mスポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)」等々を組み合わせることで、ダイナミックな走りと共に、Mパフォーマンスモデルに相応しい刺激的な走りを楽しめる。

さらに、上級モデルとなるBMW M3およびBMW M4で採用のテクノロジーを受け継いだ「Mコンパウンド・ブレーキ(グレー・ハイグロス・キャリパー)」を、オプション装備も可能だ。

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) ラゲッジスペース

 

 

運転支援機能では、「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載。この機能は、高速道路上などで全車速追従式クルーズコントロールを使用時に渋滞すると、一定条件を満たすとハンズオフが可能になり、ドライバーはステアリングやアクセル、ブレーキ操作から解放される。ドライバーの大幅疲労軽減が可能になり、疲れによるうっかり衝突などのリスクを軽減可能だ。

ユニークな運転支援機能である「パーキング・アシスタント」は、車両が時速35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶。その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能が採用されている。細い道での対向車とのすれ違いや、行き止まり時などで困った際に、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能だ。

その他、衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全装備も万全だ。

そして、車両の機能とは異なるが、安心できる保証システムも用意。「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」は、3年間の主要メインテナンスが無償となるサービス。タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる。

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) 

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) 

新型BMW 2シリーズ グラン クーペ(F74) フロントスタイル

 

 

新型BMW2シリーズ グランクーペのグレード選びは?

新型2シリーズ グランクーペのグレードは、主にエンジンの違いによる3グレード構成となった。M235は、趣味性の強いモデルなので、一般的には、220か220dという選択になる。

搭載エンジンは、220が1.5L直3ガソリンターボで、燃費は17.5㎞/L(WLTCモード)。220dは、2.0L直4ディーゼルターボで、燃費は21.1㎞/L(WLTCモード)となる。どちらを選ぶかは、この燃費差と燃料費差、そして車両価格差だ。

220はハイオクガソリンで、220dは軽油を使う。この燃料の違いによる燃料費差は、30円/L前後。ハイオクガソリンを190円、軽油を160円で1万㎞走行した時の燃料費は、220が約109,000円。220dが約76,000円となる。約3万円の差となった。

車両の価格差が20万円なので、約6.7万㎞走行すると、単純計算では車両価格差を取り返すことが可能となる。しかも、220dは360Nmという大トルクがもたらす余裕ある走りもメリットだ。

つまり、次に乗り換えるときまで、ざっくり約6.7万㎞以下の走行が想定されるのであれば、ガソリン車の220がお得。約6.7万㎞以上走るのであれば、220dがお得となる。その他、リセールバリューなどにも違いがあるので、単純比較でどちらがお得と断定できないが、グレード選びの参考にして欲しい。

 

BMW2シリーズ グランクーペ(F74)新車価格

・BMW 220 Gran Coupé M Sport 5,280,000円

・BMW 220d Gran Coupé M Sport 5,480,000円

・BMW M235 xDrive Gran Coupé 7,340,000円

 

 

BMW2シリーズ グランクーペ(F74)燃費、ボディサイズなどスペック

代表グレード 220dグランクーペMスポーツ

ボディサイズ:全長4550×全幅1800×全高1435mm

ホイールベース:2670mm

車両重量:1560kg

最低地上高:145mm

駆動方式:前輪駆動

最小回転半径:5.5m

乗車定員:5人

エンジン型式:B47C20B型 直4 DOHCディーゼルターボ

排気量:1995㏄

エンジン最高出力:149㎰(110kW)/4,000rpm

エンジン最大トルク:360Nm/1,500~2,500­rpm

モーター最高出力:20㎰(15kW)/5,500rpm

モーター最大トルク:55/0~­2,000rpm

ミッション:7速DCT

WLTCモード燃費:21.1㎞/L

サスペンション前/後:ストラット/マルチリンク

タイヤ前後:225/45R18

トランク容量:360L

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