【アウディ Q7 3.0TDI「クリーンディーゼル」新車速報】2010年日本導入!”ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル”がやってくる! [CORISM] [CORISM]

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【アウディ】2008/09/10

2010年をめどに日本導入予定が発表されたハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル「アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ」(奥)。手前はアウディ・ジャパン ドミニク・ベッシュ社長(右)と、TDIを担当するエンジニア、ドイツ・アウディAGのDr.マーチン・グルーバー氏(左)

その名も「ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル」!

ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル「アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ」 エクステリア
 アウディ ジャパンは08年9月10日、V6 3.0リッターのディーゼルエンジンを搭載する「アウディQ7 3.0 TDI」を2010年をめどに日本市場へ投入すると発表した。
 今回、日本への導入が決まったV6 3.0リッター TDI 直噴ターボ付きディーゼルエンジンは、単なるディーゼルではなく、その名も「ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル」だとアウディでは主張する。「高性能」かつ「超低排出ガス」だという実に理想的なエンジン、その詳細に迫ってみよう。
 まず「ウルトラ・クリーン」だが、北米の「LEV II BIN5」、欧州の「EU6」、そして日本の「ポスト新長期規制」など、今後実施が予定されている世界で最も厳しい排出ガス規制の数々をクリアするのが大きな特長だ。
 ピエゾインジェクターを用いたコモンレール式燃料供給システムなど既存技術の更なる熟成に加え、排出ガス浄化システムにアドブルー(AdBlue:32%の尿素水溶液)を用いることでクリーンな超低排出ガスを実現した。アドブルーは日本でも大型トラック・バスなどには導入が進んでいるが、今のところ国内の市販乗用車には実用例がない。なおQ7 3.0 TDIが必要とするアドブルーの容量は23リッター。欧州の例ではリッターあたり1ユーロ以下の価格で、およそ30000kmに一度の補給で済むという。アウディ ジャパンではこれをディーラーでの定期点検時に補給することを考えているようだ。
ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル「アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ」 V6 3.0リッター TDIエンジン
ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル「アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ」 6速ティプトロニック式ATを搭載
アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ用ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼルユニット

国内アウディ車を1割をディーゼルに

ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル「アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ」 リアビュー
 いっぽうの「ハイパフォーマンス」だが、最高出力221ps(165kW)、最大トルク550N・m/1750-2750rpmと、同等の排気量のガソリンエンジンに比べ同等かそれ以上のパワフルさを発揮。さらに平均燃費は11.0km/Lと、ガソリン車に比べ20~30%ほど良好な数値をたたき出すという。パワフルかつ低燃費、そして低排出ガスと、実に理想的なエンジンであることが分かる。
 2009年に欧州と北米でまず市販を開始し、その後2010年頃の日本導入を予定する。気になる価格についてはまだ未定だ。
 アウディ ジャパンでは、導入初年度にQ7販売の30%にあたる150台のTDIモデルを売りたいとする。また今後、2015年までに日本におけるアウディ全販売台数の1割を「ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル エンジン」搭載車にしたい、と目論む。

ルマン24時間レースで3年連続優勝を続ける「アウディ R10」(左)と並ぶハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーン・ディーゼル「アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ」

車名・グレード アウディ Q7 3.0 TDI クワトロ(欧州仕様・プロトタイプ)
エンジン V6 3.0リッター TDI ターボ・ディーゼル エンジン
燃料 軽油
最高出力[ps(kw)/rpm] 221ps(165kW)
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 550N・m/1750-2750rpm
トランスミッション 6速ティプトロニック式AT
平均燃費[km/l] 11.0km/L(※アウディ計測値)
10・15モード燃費[km/L] 15.0km/L
日本国内発売時期 2010年頃(予定)
Photo&レポート CORISM編集部 徳田 透

(レポート:CORISM編集部

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