アウディ・ジャパンは6日、オープンスポーツカー「アウディR8スパイダー」を発売した。
　R8スパイダーは、アウディが耐久レースを通して培ったノウハウと、アウディの先進技術を駆使して開発された「アウディR8」シリーズラインアップの頂点に位置するオープントップモデルで、昨年9月のフランクフルトモーターショーで発表。日本国内では今年2月から全国9カ所のR8取り扱い正規ディーラーを通じて予約受付を開始していた。
　ドライサンプ式の5.2リッター高回転型V型10気筒直噴FSIエンジンをミッドシップに搭載。最高出力525ps、最大トルク530Nmを発揮し、0-100km/h加速4.1秒、最高速度313km/hと傑出した運動性能を誇る。駆動方式は「クワトロ」4WDシステムで、トランスミッションはローンチコントロール付き2ペダル式の6速Rトロニックを採用している。
　エクステリアは、耐候性と断熱性に優れるソフトトップを採用。炭素繊維強化プラスチック製の大型ソフトトップカバーなど最先端素材を取り入れることで、オープン化による重量増加を抑えている。また、軽量ボディ構造「アウディ・スペース・フレーム(ASF)」採用のオールアルミボディは、Aピラーの強度向上やポップアップ式ロールオーバーバーを装備し、走行性能と受動安全性を高い次元で確立した。
　価格は2194万円。