【シトロエン 新型 DS3 新車情報】パーソナル感覚あふれる新コンパクトハッチバック[CORISM] [CORISM]

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【シトロエン】2010/05/07

コンセプトはビークルパーソナリゼーション

シトロエン 新型 DS3 フロントビュー
 シトロエンは5月6日、新型コンパクトハッチバック「DS3」の販売を開始した。シトロエン DS3は、2009年のフランクフルトショーで発表された新型3ドアハッチバック。シトロエンらしい斬新なスタイリングと、コンパクトなボディサイズ、そしてクラス最大の居住スペースを実現した。さらにユーザーの個性を表現する「ビークルパーソナリゼーション」というコンセプトを掲げている。ビークルパーソナリゼーションは、車体と屋根・ドアミラー、ダッシュボードやホイールの色で異なる色を選べたり、シートの素材を選択させることで、ユーザー好みの1台を造り上げるシステムだ。これを数千万円の高級車ではなく、コンパクトカーで実現させている点が興味深い。
 さて、シトロエンで「DS」というと1955年にデビューした個性的なセダン「DS」を思い浮かべる人もいるかもしれないが、DS3はそれの復刻という意味ではない。「DS」の車名は従来のラインアップとは一線を画す独創的なモデルに与えられるネーミングで、従来の「C」シリーズとともにシトロエンのモデルバリエーションを構成するという。今回デビューしたDS3を端的に表すならば、「ミニ」や「フィアット500(チンクエチェント)」といった個性派をライバルに見据えるプレミアムコンパクトカーということだ。またシトロエンでは今後さらに「DS」シリーズを拡充していく意向があることも明らかにした。例えばCセグメントハッチの「C4」をベースにした「DS4」といったモデルが登場してゆくものと思われる。
シトロエン 新型 DS3 フロントビュー
シトロエン 新型 DS3 リヤビュー
シトロエン 新型 DS3 リヤビュー

光沢パネルを採用した上質なインテリア

シトロエン 新型 DS3 インテリア
 新型シトロエン DS3はBピラーをブラックアウトし、ルーフ全体が宙に浮いているように見えるエクステリアデザインが印象的だ。色違いのルーフというとライバルのミニを想像してしまうが、シトロエンいわく『フローティングルーフはシトロエンDSのイメージ』(シトロエンスタイルセンター デザインディレクターのオレグ・ソン氏談)だという。またインテリアもそれに負けないぐらい斬新なイメージでまとめられている。
 まず目を引くのは光沢のあるインパネだ。これは全部で5色用意されており、ボディカラーやルーフ&ドアミラーカラーとのコーディネイトを楽しむことができるという。
 またグレードごとに異なるシートを採用しており、ベーシックな「Chic(シック)」は快適性重視のコンフォートタイプ、上級モデルの「Sport ChIc(スポーツ シック)」は、スポーティなダイナミックシートが設定されている。さらにどちらのグレードもオプションで本革仕様も受注生産ながら用意されている。
シトロエン 新型 DS3 ステアリング
シトロエン 新型 DS3 Chic(シック) コンフォートシート
シトロエン 新型 DS3 Sport ChIc(スポーツ シック) ダイナミックシート

シトロエン 新型 DS3 フロントマスク

代表グレード シトロエン DS3 Chic(シック)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 3965×1715×1455mm
車両重量[kg] 1180kg
総排気量[cc] 1598cc
最高出力[ps(kw)/rpm] 120ps(88kW)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 16.3kg-m(160N・m)/4250rpm
ミッション 4速AT
10・15モード燃費[km/l] 12.5km/l
定員[人] 5人
税込価格[万円] 249.0万円
発売日 2010/5/6
レポート CORISM編集部
写真 プジョー・シトロエン・ジャポン/CORISM編集部

(レポート:CORISM編集部

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