フェラーリ初のハイブリッド実験車「HY-KERS」を公開! [CORISM]

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【フェラーリ】2010/03/09

フェラーリ初のハイブリッドコンセプト

 フェラーリは3月2日から開催されているジュネーブショーで、新型ハイブリッド実験車「HY-KERS」を発表した。このHY-KERSは、フェラーリ 599をベースに開発されたハイブリッドの実験車両だ。ハイブリッドシステムは、フェラーリらしい走りが損なわれることのないように開発された進化型の軽量ハイブリッド ドライブトレーンを採用している。もちろん走りへの影響だけでなく、居住性や収納スペースにも配慮。駆動用のリチウムイオン電池はフロアの下に搭載されている。これにより、一般車よりも重心を下げることにも成功したというから驚きだ。

フェラーリ HY-KERS エクステリア
フェラーリ HY-KERS エクステリア
フェラーリ HY-KERS ハイブリッドシステム

走りの良さはそのままにCO2排出量を35%低減

 HY-KERSに搭載されるモーターの開発にはF1でのノウハウも投入されている。モーターにはユニークなクーリング&潤滑システムが採用されており、あらゆる温度や負荷でも最大の効率を発揮するという。
 HY-KERSに搭載される駆動用モーターは約40kgのコンパクトな3段階フェーズの高電圧モーターで、7速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされ後輪を駆動する。減速時には電力の回生を行ない、バッテリーが充電される。これによりフェラーリらしい走りのパフォーマンスはそのままに、C02の排出量を35%(ECE+EUDCモード)も減らすことに成功している。

フェラーリ HY-KERS エクステリア

フェラーリ HY-KERS モーター

(レポート:CORISM編集部

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