フェラーリは、30日に開幕する「2010年パリモーターショー」でフェラーリの最新モデル「SAアぺルタ」を世界初公開すると発表した。
　SAアペルタは、フェラーリがピニンファリーナ設立80周年を記念して全世界で限定80台を生産するスペシャルモデル。フェラーリV12エンジンをフロントにレイアウトしたロードスターモデルで、エモーショナルかつ最上級のドライビングのため、ソフト・トップは悪天候をしのぐためだけに設計されているという。シャシー構造は、重量の増加を抑えながら、クローズドボディの「フェラーリ599」と同等の剛性を確保するように再設計。また、低めのウインドスクリーンを採用することで他のフェラーリ・モデルよりも低く構えたフォルムを実現し、並外れた空力特性を発揮する。
　エクステリアは、Aピラーからのアーチが、シートのフォルムに美しく沿った2つのロール・バーと一体化し、エアロダイナミック・フィンへと流れるように続く美しいフォルム。インテリアでは、洗練された素材を用いたスタイリッシュでスポーティーなトリムや色彩を至る所に使用。その組み合わせ方は無限に近いといい、まさに唯一無二の史上最高級モデルとなる。
　なお今回パリモーターショーで世界初公開されるが、すでに完売しているとのこと。また車名の「SA」は、セルジオ・ピニンファリーナ氏(Sergio Pininfarina)とアンドレア・ピニンファリーナ氏(Andrea Pininfarina)の二人に敬意を表し、それぞれのイニシャルからとられている。