フォード エコスポーツ(Ecosport)新車情報・購入ガイド 日本マーケットにジャストサイズのフォード最小SUV [CORISM]

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【フォード】2014/05/17

フィエスタのプラットフォームをベースSUV化。1.5Lエンジンと6速デュアルクラッチミッションを搭載

フォード エコスポーツ(Ecosport)
 フォード は、コンパクト SUV である新型フォード エコスポーツを2014年5月31日より発売開始する。この新型エコスポーツの登場で、エクスプローラークーガ と大中小のSUVラインアップが完成する。

 フォード エコスポーツは、Bセグメントというセグメントに属するSUV。ボディサイズは、全長4,195×1,765×1,655mm。全長は短いSUVで、輸入車ライバルはプジョー 2008ルノー キャプチャーフォルクスワーゲン クロスポロ などになる。このクラスは、徐々に人気が高まっているセグメント。国産でも1.5LクラスのSUVである日産 ジュークホンダ ヴェゼル なども人気だ。機動性の高いコンパクトなボディサイズとSUVというライフスタイル、そして比較的リーズナブルな価格も人気の要因だ。

 そんな今後成長が期待されるクラスに投入された新型フォード エコスポーツ。新型エコスポーツは、フォードのコンパクトカーであるフィエスタ と同じ、B carプラットフォームをベースに開発された。生産を担当するのはインドのチェンナイ工場。ここから、日本や欧州などに輸出されている。

 搭載されているエンジンは、1.5Lで111ps&140Nmを発生する1.5L Ti-VCT。これにデュアルクラッチ・テクノロジーを採用した6速パワーシフトを搭載。燃費は14.5㎞/Lと特別優れたものではないが、実燃費に期待したい。

 パドルシフトは用意されていないもののセレクトシフトモードが搭載されており、シフトノブサイドのサムスイッチによって、マニュアルモードでのシフト操作が可能。SUVながら、4WD車はなく、FFモデルのみの設定だ。他のBセグメント輸入SUVも同様に、ほとんどFF車となっている。

 エクステリアは、フォードの新世代グローバル・デザインテーマ「New Global Design Language」が反映された躍動感あふれるものとなった。Cd値でも0.371という優れたエアロダイナミクス性能を達成し、高速クルージングなどでの燃費低減に貢献している。ただし、リヤビュー見ると、少し昔のSUVを感じさせるている背面に搭載されたフルサイズのスペアタイヤが存在感を主張する。背面タイヤのため、横開きのハッチゲートとなっているようだ。

 カーゴスペースは、通常時で333Lを確保。60:40の分割可倒式のリアシートをダブルフォールディングすることによって最大容量1238Lの荷物を積載することが可能。ただ、荷室に関してはもうひと工夫必要で、背面タイヤとなって余裕が出たスペースを生かし切れておらず、後部フロア下などにもう少しスペースが欲しい。

 FF車ながら、カッコだけのSUVではなかった。アプローチアングル25度、デパーチャーアングルは35度、ロードクリアランス180mmとなっていて、ちょっとしたオフロード走行も想定された機能的デザインが特徴だ。

フォード エコスポーツ(Ecosport)
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フォード エコスポーツ(Ecosport)

フォード エコスポーツ(Ecosport)

ライバルより、やや安価な価格設定だが・・・

フォード エコスポーツ(Ecosport)
 インテリアは、ひとクラス上のクーガと同様に近未来感のあるデザインが採用されている。センタコンソールのエアコン部分やエアコンの吹き出し口付近をシルバーの加飾を使い、ハイコントラストな仕上げで、スポーティにまとめている。ただし、ライバルに対して大きなハンデとなりそうなのがナビ。センター上部にインフォメーション用のディスプレーがあるだけ。ビルトイン設計されたナビはない。ダッシュボードに置くタイプか、スマフォを使ったナビ用フォルダーなどがディーラーオプションで用意されるという。

 フィエスタのプラットフォームがベースということで、高い走行性能が期待できる新型エコスポーツ。エコスポーツには、路面の凹凸や進路が左右に振られる変化をモニターしながら、強い横風や路面のうねりなどによるステアリング微調整の労力を補正・軽減する機能であるドリフト補正機能が装備されている。さらに、ステアリングホイールの微小なブレや震動を感知して、それをシームレスに打ち消す制御をおこなう機能アクティブニブルコントロールも装備されていて、ロングドライブの疲労を軽減してくれる。

 安全装備は、一定水準以上の装備が用意されている。ESPや運転席ニーエアバッグなど7つのエアバックを装備し乗員を保護。ただし、追突被害軽減自動ブレーキなどは用意されていない。 

 新型フォード エコスポーツの導入グレードは、かなり割り切った設定でタイタニアムの1グレードのみ。価格は246万円となっている。クロスポロやキャプチャーなどのライバルと比べると、やや安め価格設定だ。

 BセグメントのSUVの魅力は、その機動性にある。小さく使い勝手が良いというのは、都市で使うコンパクトカーにとって重要。しかし、新型エコスポーツの場合、最小回転半径が5.5mと日産セレナ などの
ミニバン 並み。小さいのに小回りが苦手では意味がない。もちろん、エコスポーツだけでなく、プジョー2008も5.5m。しかし、クロスポロは4.9mと卓越した機動性をもつ。また、国産コンパクトSUVもジュークやヴェゼルが5.3mとなっており、イマイチな結果。クルマをよく使う人にとって、こういった機動性はとても重要。コンパクトカー を選ぶ場合、こういった指標も参考にしてクルマを選ぶと良い。

フォード エコスポーツ(Ecosport)
フォード エコスポーツ(Ecosport)
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フォード エコスポーツ価格、燃費、スペックなど

フォード エコスポーツ(Ecosport)
■フォード エコスポーツ価格
・タイタニアム 2,460,000円

代表グレード フォード エコスポーツ タイタニアム
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,195×1,765×1,655mm
ホイールベース[mm] 2,520mm
トレッド前/後[mm] 1,520/1,525mm
車両重量[kg] 1,270kg
総排気量[cc] 1,497cc
エンジン最高出力[kW(PS)/rpm] 82(111)/6,300rpm
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 140/4,400rpm
ミッション 6速パワーシフトAT
タイヤサイズ 205/60 R16
JC08モード燃費 14.5 km/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 2,460,000円
発売日 2014/5/31
レポート 編集部
写真 フォード
フォード エコスポーツ(Ecosport)
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(レポート:CORISM編集部

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