フォード・ジャパン・リミテッドは25日、新型「フォード・マスタング」を全国のフォード販売会社を通じて発売した。
　新型マスタングでは、新開発エンジンを採用し、V8モデルでは、従来の4.6リッターV8SOHCエンジンから新設計の5.0リッターV8DOHCエンジンに変更。V6モデルも、4.0リッターSOHCエンジンに代えて、3.7リッターV6DOHCエンジンを新たに搭載した。両エンジンとも吸排気独立可変バルブタイミング機構「Ti-VCT」を採用することで、エンジンパフォーマンスと燃費を向上。V8モデルでは最高出力418ps、V6モデルは309psと、それぞれ約100psの大幅なパワーアップを実現した。
　さらに、5速ATだったトランスミッションを6速ATに変更。またパワーステアリングを従来の油圧式からエンジン駆動の負荷を低減する電動パワーアシスト式(EPAS)とすることで、ドライビングパフォーマンスと燃費を同時に向上させた。
　このほか、エンジンのパワーアップに伴い、ボディ剛性を向上。ブレーキディスクローターの大径化やスタビライザー径の拡大などのチューニングを施したほか、V8 GTモデルのエンジンルームにタワーバーを標準装備。ホイールサイズは、V8モデルが19インチ、V6モデルが18インチとそれぞれ従来モデルからインチアップを図っている。
　価格は、V8 GTコンバーチブル・プレミアムが570万円、V8 GTクーペ・プレミアムが500万円、V6 クーペ・プレミアムが430万円。