ホンダ グレイス新車情報・購入ガイド ダーククロームで迫力をアップした特別仕様車「BLACK STYLE」

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【ホンダ】2019/01/12

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLE

 

フィットをベースとしたセダンがグレイス

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLEホンダは、コンパクトセダンのグレイスに特別仕様車「BLACK STYLE」を設定し発売を開始した。特別仕様車「BLACK STYLE」は、フロントグリルなどにダーククロームメッキを採用。精悍さを増した仕様となっている。

ホンダ グレイスは、2014年末に登場した新型車。デビュー当時は、1.5Lハイブリッドシステムであるスポーツハイブリッド i-DCDのみを採用。その後、1.5Lガソリン車も追加された。

グレイスは、Bセグメントのコンパクトカーであるフィットをベースにしたセダン。今まで、フィットアリアと呼ばれたモデルが存在したが、フィット名が外され、全く異なる車名に変更されている。これは、フィットの名が付くことにより、フィットの派生車であることが一目瞭然になることを顧客が嫌がるのだという。とくに、グレイスはフィットより価格的にも高価で上級車のイメージを訴求しているので尚更だ。

グレイスに搭載された1.5Lハイブリッドシステムであるスポーツハイブリッド i-DCDの燃費は、JC08モードで34.8㎞/Lを達成。クラストップレベルの低燃費性能を誇る。

グレイスのボディサイズは、全長4,450×全幅1,695×全高1,475mm。日本でも扱いやすいボディサイズをもつ。最小回転半径は5.1mとなっていて、狭い道もそれほど苦にしない。国内でライバル車となるのは、カローラアクシオだ。

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLE

 

 

販売面では苦戦中

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLEデビュー直後となる2015年度の新車販売台数は、35位にランクイン。セダンが売れない日本マーケットにおいて、グレイスは善戦。ホンダのコンパクトセダン顧客を守りながら、新たな顧客を引き込むことに成功した。

その後、グレイスは爆発的なヒットモデルにこそならなかったが、堅調に販売台数を維持ししていく。2017年7月にマイナーチェンジでは、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「ホンダセンシング」が、一部グレードを除き標準装備化され、予防安全性能が大幅に向上。

だが、2017年度の新車販売台数ランキングでは46位と順位を大きく落としてしまった。2018年1~12月の販売台数ランキングでは50位以内から陥落。販売台数面では、苦戦が目立ってきた。

グレイスのようなセダンは、黙っていても売れる車種ではない。2017年7月のマイナーチェンジ以降、ホンダの国内営業はグレイスに関して、ほとんど何も手を打ってきていない状況。そうなると、新車販売でランク外になるのは仕方がないといったところだ。

グレイスがほぼ放置状態になるのには、やはりシビックの影響があるのだろう。シビックの販売は、なかなか好調。2018年1~12月の販売台数ランキングでは、グレイスに代り37位にランクインしている。販売現場では、グレイスよりシビックを売るのに忙しい、といった雰囲気になっているのかもしれない。

 

 

ダーククロームメッキを使って精悍さが増した外観

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLEそんな状況下とはいえ、ようやくグレイスに手を入れてきた。それが、特別仕様車「BLACK STYLE」ということになる。

特別仕様車「BLACK STYLE」は、ハイブリッドのLXとEXをそれぞれベースにしている。ザックリ言えば、主に外観のメッキ部分をダーククロームメッキに変更した程度といえる。

ダーククロームメッキに変更したことにより、全体的に精悍さが増し、グレイスらしいスポーティさが増している。

ボディ色には、特別仕様車専用色としてスーパープラチナグレー・メタリックを設定。全5色のボディカラーが用意されている。

インテリアは、専用グレーステッチファブリックシート&インテリアとなり、少し個性的でスタイリッシュな雰囲気になった。

そして、グレイス特別仕様車「BLACK STYLE」の価格は、EXベースの「BLACK STYLE」が、約3万円アップの2,385,720円。LXベースの「BLACK STYLE」が、約6万円アップの2,296,080円となった。価格アップは微少だが、とくに買い得感はない。

 

お買い得な特別仕様車ではない

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLEホンダは、販売状況が厳しくなると、装備を向上させ価格をアップを抑えた特別仕様車をよく投入する。しかし、今回のグレイス特別仕様車「BLACK STYLE」は、お買い得車というよりは、ややスポーティなグレードといった印象が強い。

ただ、全体的に中途半端感がある。スポーティに仕立てるのなら、積極的にエアロパーツなど装備したグレードを設定したほうが分かりやすい。

例えば、トヨタ カムリは、販売台数が落ちてきたところで専用エアロパーツやサスペンションを装備したスポーティグレードWSが設定された。これにより、カムリの販売が再び上向きになっている。価格にシビアなコンパクトセダンだが、話題喚起も含め、カムリくらい振り切ってもいいと思う。

グレイス特別仕様車「BLACK STYLE」は、ちょっと他のグレードに対して雰囲気が違う程度の差で、買い得感もない。あえて、積極的に選びたくなる仕様という訳ではないので、グレイスに少し精悍さが欲しいと感じた人のみにお勧めとなる。

 

 

ホンダ グレイス特別仕様車「BLACK STYLE」価格

・グレイスHYBRID LX・Honda SENSING特別仕様車 BLACK STYLE FF 2,296,080円/4WD  2,512,080円

・グレイスHYBRID EX・Honda SENSING特別仕様車 BLACK STYLE FF  2,385,720円/4WD  2,601,720円

 

「BLACK STYLE」主な特別仕様の内容

ホンダ グレイス特別仕様車BLACK STYLEエクステリア
・フロントグリル(ダーククロームメッキ)
・ヘッドライトガーニッシュ(ダーククロームメッキ)
・アウタードアハンドル(ダーククロームメッキ)
・リアライセンスガーニッシュ(ダーククロームメッキ)
・LEDリアコンビネーションランプ(スモークタイプ)
・15インチアルミホイール+スチールラジアルタイヤ

インテリア
・専用グレーステッチファブリックシート&インテリア
・専用グレーステッチ本革巻ステアリングホイール(スムースレザー+ユーロステッチ)
・専用グレーステッチ本革巻ステアリングホイール

 

 

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