ホンダ N-BOX JOY新車情報・購入ガイドの目次
王者N-BOXに、待望のクロスオーバーモデル「N-BOX JOY」投入!
ホンダは、スーパーハイトワゴンの軽自動車「N-BOX」に、アウトドア仕様の新型「N-BOX JOY(ジョイ)」を設定し発売を開始した。
ホンダN-BOXは、2023年10月にフルモデルチェンジし3代目となった。2011年に初代ホンダN-BOXが登場。以降、N-BOXは大人気モデルとして成長し、ホンダの国内営業をけん引してきた。その人気は絶大で、直近では2023年度新車販売台数ランキングで1位を獲得するほど。
そんなN-BOXの直接的なライバル車関係にあるのが、スズキ スペーシアとダイハツ タント、そして三菱デリカミニだ。長期間にわたりN-BOXの後塵を拝してきたこともあり、ライバルメーカーは車種展開に積極的。
このクラスは、従来、基準車とカスタムと呼ばれる2タイプが用意されてきたが、先陣を切ってスペーシアが2018年にSUVとのクロスオーバーモデルである「スペーシアギア」を投入。新たな顧客層の取り込みに成功した。
そして、やや遅れて2022年ダイハツがタントに同様の「タントファンクロス」を投入。2023年には、三菱がデリカミニをデビューさせ、スーパーハイトワゴンのクロスオーバーモデルは、年々注目度を増している。
N-BOXも、2023年のフルモデルチェンジ時に、追随するかと思われたが、しばらく静観状態が続いた。その間、大きな販売台数差があったN-BOXと、2位のスペーシアだったが、最近ではジリジリと差が縮まってきたようだ。そうしたこともあり、N-BOXも満を持してクロスオーバーモデルであるN-BOX JOYを投入。スーパーハイトワゴンクラス王者N-BOXが、新たな価値を提案した。
ひと味違う、オシャレな内装
後発のクロスオーバーモデルということや、独自性を重視するホンダ車ということもあり、N-BOX JOYはライバル車とひと味違うオシャレ・アウトドア感が魅力だ。
N-BOX JOY外観デザインの特徴
・フロントグリル
アッパーグリルは金属板をプレス成型したような塊感のある造形をブラックで表現しながら、ミドルグリルは中央部に凹みを与えることで構造的な力強さを感じさせるデザインとした。
・バンパー(フロント/リア)
N-BOXの安定感のある四角いフォルムを損なわないように、コーナーをブラックで引き締めた専用バンパーを採用。スタンスのよさを強調すると同時に、ブラックのバンパーやドアロアーガーニッシュで統一感を持たせた。
・ドアロアーガーニッシュ
ブラックのドアロアーガーニッシュでタフなイメージを創出。ガーニッシュはドアの低い位置に設けることで視覚的な重心を下げ、安定感のある走りを感じさせる。
・プロジェクター式フルLEDヘッドライト
N-BOXのヘッドライトを継承しながら、ハウジングを表面に模様を施したシルバーで仕上げ、先端にシルバーリングを採用。異なるシルバーの組み合わせで立体感を強めると同時に、精緻でタフなイメージを創出した。
・ホイールキャップ
ホイールは、ベルリナブラック塗装のスチールホイールとハーフホイールキャップのデザインとし、ターボエンジン車にはメッキホイールリングを採用。シンプルで安定感の強い同心円とし、都市からアウトドアまでさまざまなシーンに映えるデザインでクルマの足元を彩る。
・エクステリアカラー
N-BOX JOYと過ごす時間をマイペースに楽しんでもらいたいという思いから、ボディーカラーには都市にもアウトドアにも馴染むモノトーン2色、2トーン5色の全7色をラインアップした。
・その他の主なエクステリア
電動格納式リモコンドアミラー、アウタードアハンドル、リアライセンスガーニッシュをブラック塗装で統一感を持たせより引き締まったデザインとした。
全般的に、可愛らしくまとまれた外観デザインとなったN-BOX JOY。ちょっと、デリカミニ的でもある。N-BOX JOYは、アースカラーのボディ色が似合う。
インテリアの特徴
・ふらっとテラス
後部座席をダイブダウンするだけで、リラックスした時間を過ごせる、テラスのような空間が生まれます。N-BOX/N-BOX CUSTOMに対してフロア後端を80mm高く設定することで、足を伸ばしてくつろげるフラットに近づく床面を創出。また、快適な座り心地を追求するため、リアシート背面にプレートを追加し凹凸を削減したほか、フロアのストラップ機構にヒンジ式のリッドを設け、フロアの凹凸を削減。ストレスのない過ごしやすい空間を追求した。
・チェック柄撥水ファブリック
シートには、撥水素材のチェック柄ファブリックを全タイプに採用。自然吸気エンジン車は、トリコットと撥水ファブリックのコンビシート、ターボエンジン車はプライムスムースと撥水ファブリックのコンビシートとし、バリエーションを持たせた。
撥水素材の生地は、各シートのメイン部(座面、背もたれ)、フロントシートアームレスト、リアシート背面、スライドボード上面に適用。後部をテラスのように利用する際も、フロアのほぼ全面が撥水ファブリック面となり、優れた撥水性を発揮。飲み物などをこぼしても簡単に拭き取ることができ、安心してくつろぐことができる。
また、カラーリングは、汚れの目立ちにくいベージュに、補色関係にある オレンジやブルーの色糸をミックスすることで落ち着いた色彩に仕上げた。
快適装備
・大容量フロアアンダーボックス
フロア後端にあるフロアアンダーボックスは約18Lの大容量を確保し、ボックス左右に浅底のポケットを備えた。メインのボックスには折りたたみ式のアウトドアチェアとアウトドアテーブルなどが同時に収納可能で、ポケットには小物類などをボックス内の荷物と分けて収納できる。
また、フロアアンダーボックスの蓋には汚れても洗える樹脂製のフロアエンドボードを採用。自立が可能なつくりで、荷物の出し入れがしやすい設計となっている。
・その他の主な標準装備
運転席&助手席シートヒーター、フロントシートアームレスト、オートリトラミラー
アクティブフェイスパッケージ(タイプ別ディーラーオプション)
よりアクティブな個性を求める方に向けて、HONDAロゴが際立つ専用フロントグリルと、バンパーまわりを引き締めるLEDフォグライトをセットにした用品パッケージを純正アクセサリーで用意。
N-BOX JOYでユニークなのは、チェック柄撥水ファブリック。撥水タイプは、各社用意しているものの、オシャレなチェック柄は他にはない。車中泊やキャンプなどでも、よりわくわくしてくるアイテムといえる。
アウトドアでは重要!? 最低地上高比較
なかなか個性的でオシャレな雰囲気にまとめられたN-BOX JOY。ただ、アウトドアレジャーでは、悪路を走ることもある。そこで、重要なのが悪路走破性の指標のひとつとなる最低地上高。もちろん、アプローチアングルやデパーチャーアングルなどの指標もあるが、ここでは最低地上高に注目した。
各車、微妙に差があるが、比較するとN-BOX JOYはやや低めの最低地上高となっている。アウトドアでガンガン使うユーザーにとっては、こうした微妙な差も重要。N-BOX JOY購入時の参考にするとよいだろう。
最低地上高一覧
・スペーシアギア(FF/4WD) 150/150mm
・N-BOX JOY(FF/4WD) 145/145mm
・タント ファンクロス(FF/4WD) 150/165mm
・デリカミニ(FF/4WD) 155/160mm
三菱 デリカミニ vs ダイハツ タントファンクロス徹底比較評価
ダイハツ タントファンクロス VS スズキ スペーシアギア 徹底比較
ホンダ N-BOX JOY新車価格
・N-BOX JOYモノトーン FF 1,844,700円/4WD 1,977,800円
・N-BOX JOY2トーン FF 1,927,200円/4WD 2,060,300円
・N-BOX JOY ターボ モノトーン FF 2,044,900円/4WD 2,178,000円
・N-BOX JOY ターボ2トーン FF 2,127,400円4WD 2,260,500円
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