スポーツカーなのに燃費30%改善【メルセデス・ベンツAMG SLK55新車情報】 [CORISM]

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【メルセデスベンツ】2011/08/22

シリンダーシャットオフシステム搭載の自然吸気5.5リッターV8エンジン搭載

メルセデス・ベンツSLK55AMG
 5月に日本での発売が発表されたメルセデス・ベンツSLKだが、ヨーロッパでは早速ハイパフォーマンスモデルであるSLK55AMGがデビューした。現地では、2012年1月に発売予定で価格は72,590ユーロ。ユーロに対しても円高が続いているが、1ユーロ111円で計算すると、約806万円。先代のSLK55AMGの日本での価格が1千万円オーバーなのを考えると、輸入車メーカーがかなり好調なのが理解できる。

 今回のSLK55AMGだが、メルセデス・ベンツの最新のエンジンを搭載したモデル。搭載されるエンジンは、M152と呼ばれる5.5リッターV8。既存のエンジンをベースに自然吸気化されている。さらに、シリンダーシャットオフシステムを採用。アイドリングストップ機能とも組み合わされて、従来のモデルより約30%もの低燃費化が施されている。

 このシリンダーシャットオフシステムは、800〜3600回転までのエンジン回転数で使用可能。インパネ内にある画面で、エンジンが4気筒または8気筒のモードで走行しているのか確認できる。エンジントルクが、230Nm以下の場合に4気筒モードが使用可能だ。エンジンスペックは、6800回転で422馬力、4500回転で540Nmとなかなかの高回転型だ。当然、加速も強烈。0~100km/h加速は4.6秒を発揮する。

 エコや低燃費が強く叫ばれる時代に大排気量のスポーツカーは、確かに生きて行くのが辛い時代。とはいえ、スポーツカーも自動車文化を支える重要なジャンルのひとつ。シリンダーシャットオフシステムなどの省燃費技術を駆使することで、エコロジーとスポーツドライビングの両立を目指すメルセデス・ベンツ。速さだけでなく、エコロジーという価値が加わることで、これからスポーツカーは、どう進化するのかメルセデス・ベンツの提案にも注目が集まる。

メルセデス・ベンツSLK55AMG

メルセデス・ベンツSLK55AMG
メルセデス・ベンツSLK55AMG
メルセデス・ベンツSLK55AMG


メルセデス・ベンツSLK55AMG
メルセデス・ベンツSLK55AMG
メルセデス・ベンツSLK55AMG

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(レポート:CORISM編集部

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