メルセデスベンツにエコカー減税「100%免税」のクリーンディーゼルが登場[CORISM] [CORISM]
【メルセデスベンツ】2010/02/24
メルセデスベンツ 新型 Eクラス ステーションワゴン「E350 BlueTEC(ブルーテック) アバンギャルド ステーションワゴン」
世界一厳しい日本のディーゼル車規制をクリア
メルセデスベンツ日本は2月24日、昨年フルモデルチェンジを実施したEクラスにディーゼルエンジンを搭載した「E350 BlueTEC(ブルーテック) アバンギャルド」をセダンと、同日に追加発表されたステーションワゴンモデルに追加した。
メルセデスベンツでは、先代Eクラスより輸入車唯一のクリーンな排出ガスを誇るディーゼルモデルをラインナップし好評を得ていた。今回導入された「E350 BlueTEC」は、現時点で世界で最も厳しいとされる日本の排出ガス規制「ポスト新長期規制」や欧州「EURO6」に適合。また平成17年燃費基準+20%の達成に加え、平成27年度燃費基準すらクリアし、輸入車としては初のクリーンディーゼルエコカー免税の認定を取得した。自動車取得税と自動車重量税が100%免税となる。その決め手となったのが、メルセデスが『BlueTEC』と呼ぶ排出ガス処理システムの採用だ。
メルセデスベンツでは、先代Eクラスより輸入車唯一のクリーンな排出ガスを誇るディーゼルモデルをラインナップし好評を得ていた。今回導入された「E350 BlueTEC」は、現時点で世界で最も厳しいとされる日本の排出ガス規制「ポスト新長期規制」や欧州「EURO6」に適合。また平成17年燃費基準+20%の達成に加え、平成27年度燃費基準すらクリアし、輸入車としては初のクリーンディーゼルエコカー免税の認定を取得した。自動車取得税と自動車重量税が100%免税となる。その決め手となったのが、メルセデスが『BlueTEC』と呼ぶ排出ガス処理システムの採用だ。
「エコなディーゼル」とは?
日本においてはディーゼルエンジンというと「黒煙をモクモクと吐きガタガタとうるさい」古い商用車のイメージ(イマドキの商用ディーゼル車はそんなことはないので念のため・・・)が強いせいか、乗用車の世界ではほぼ全くと言って良いほど普及していない。『エコなディーゼル』と聞いて、ピンと来ない人もいるのではないだろうか。
ガソリンエンジン車に比べCO2排出量が少なく、さらに高速燃費にも優れ、それでいてパワフルという特性を持つディーゼルエンジン車の特性は、移動距離が長く渋滞の少ない欧州の道路環境に合っている。そんなワケでもともと欧州でのディーゼルの需要は高く、各メーカーともプレミアムカーからコンパクトカーに至るまでディーゼルモデルをラインナップに加えている。もちろん年々厳しくなる環境性能の要望やさらなる高効率化に対しても技術を高めてきた。特にディーゼル車は、排出ガスに特有の黒煙の多さ(特に発進加速)に対し排出ガス規制により対応を迫られており、各社苦慮している状況だ。
ひるがえって日本では、欧州の道路事情に比べ渋滞の比率が高く、ハイブリッドカーに代表されるように特に低速走行時の低燃費性能を得意とするモデルが進化しており、コレが「エコ」であるという認識が広まっている。このギャップが「ディーゼルがエコ??」という疑問につながっているのだろう。
ガソリンエンジン車に比べCO2排出量が少なく、さらに高速燃費にも優れ、それでいてパワフルという特性を持つディーゼルエンジン車の特性は、移動距離が長く渋滞の少ない欧州の道路環境に合っている。そんなワケでもともと欧州でのディーゼルの需要は高く、各メーカーともプレミアムカーからコンパクトカーに至るまでディーゼルモデルをラインナップに加えている。もちろん年々厳しくなる環境性能の要望やさらなる高効率化に対しても技術を高めてきた。特にディーゼル車は、排出ガスに特有の黒煙の多さ(特に発進加速)に対し排出ガス規制により対応を迫られており、各社苦慮している状況だ。
ひるがえって日本では、欧州の道路事情に比べ渋滞の比率が高く、ハイブリッドカーに代表されるように特に低速走行時の低燃費性能を得意とするモデルが進化しており、コレが「エコ」であるという認識が広まっている。このギャップが「ディーゼルがエコ??」という疑問につながっているのだろう。
黒煙とは無縁!
さて、前置きが長くなったがメルセデスベンツのハナシだ。今回導入される「E350 BlueTEC」はV6 3リッター直噴ディーゼルターボエンジンを搭載する。冒頭で記したように、日本の厳しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」に、AT車としては日本で初めて適合させた点が大きなニュースとして挙げられる。この快挙はディーゼル車の排出ガスに含まれる有害な黒煙の元である窒素酸化物(NOX)を無害な窒素と水に還元させる浄化システム『BlueTEC』を搭載し、黒煙を除去したことなどによる。多くの日本人が勝手にイメージするディーゼル車の黒煙モクモク状態とは全く無縁な世界なのだ。ちなみにNOXの排出量は、先代Eクラスのクリーンディーゼル「E320CDI」と比べてもさらに約69%も軽減されている。
このBlueTECは、リアのトランク床下の専用タンクに入れられた尿素水溶液「AdBlue」を排出ガス中に噴射させアンモニア生成させたあと、SCR触媒コンバーターで有害なNOXを無害な窒素と水に還元させる。また最新のDPF(粒子状物質除去フィルター)でPM(粒子状物質)も低減させた。もちろんエンジン側でも燃焼効率の高効率化などで、そもそもの排出ガスが最小限に抑えられているのは言うまでもない。
なおAdBlueのタンク容量は24.5リッターで、1000kmあたりで約1リッターが消費され、1年もしくは1万キロ毎にメルセデスの正規ディーラーで補充・交換する。既にAdBlueは国産トラック・バスなどの大型車で広く採用されている技術だが、乗用車としては国内で初の採用例となる。
新型Eクラス「E350 BlueTEC アバンギャルド」の価格は、セダンが798.0万円、ステーションワゴンが833.0万円[共に消費税込み]。クリーンディーゼルエコカー免税認定を取得し、さらに新車購入補助金の対象ともなっている。なお、先代E320 CDI アバンギャルドがV6 3.5リッターガソリンエンジン搭載車を上回る価格設定だったのに対し、新型では逆に50万円ほど下回る戦略的な価格設定とした点にも注目したい。
このBlueTECは、リアのトランク床下の専用タンクに入れられた尿素水溶液「AdBlue」を排出ガス中に噴射させアンモニア生成させたあと、SCR触媒コンバーターで有害なNOXを無害な窒素と水に還元させる。また最新のDPF(粒子状物質除去フィルター)でPM(粒子状物質)も低減させた。もちろんエンジン側でも燃焼効率の高効率化などで、そもそもの排出ガスが最小限に抑えられているのは言うまでもない。
なおAdBlueのタンク容量は24.5リッターで、1000kmあたりで約1リッターが消費され、1年もしくは1万キロ毎にメルセデスの正規ディーラーで補充・交換する。既にAdBlueは国産トラック・バスなどの大型車で広く採用されている技術だが、乗用車としては国内で初の採用例となる。
新型Eクラス「E350 BlueTEC アバンギャルド」の価格は、セダンが798.0万円、ステーションワゴンが833.0万円[共に消費税込み]。クリーンディーゼルエコカー免税認定を取得し、さらに新車購入補助金の対象ともなっている。なお、先代E320 CDI アバンギャルドがV6 3.5リッターガソリンエンジン搭載車を上回る価格設定だったのに対し、新型では逆に50万円ほど下回る戦略的な価格設定とした点にも注目したい。
代表グレード | E350 BlueTEC(ブルーテック) アバンギャルド ステーションワゴン |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4900x1855x1500mm |
車両重量[kg] | 1960kg |
総排気量[cc] | 2986cc |
エンジン種類 | V6 DOHC 直噴 インタークーラー式ターボチャージャー付きディーゼル |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 211ps(155kW)/3400rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 55.1kg-m(540N・m)/1600-2400rpm |
トランスミッション | 7G-TRONIC(電子制御7速AT) |
10・15モード燃費[km/L] | 13.4km/L |
定員[人] | 5人 |
消費税込価格[万円] | 833.0万円 |
発売日 | 2010年2月24日 |
(レポート:CORISM編集部)
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