マツダCX-5新車情報・購入ガイド 今できる究極のCX-5! 特別限定車2013アニバーサリー登場!! さらに、2.5Lが追加され追突被害軽減ブレーキが標準装備化! [CORISM]
追突被害軽減ブレーキが全車標準装備に。2.5L車追加され、大幅に仕様・価格が変更された!
マツダCX-5は、2012年2月にデビュー。スタイリッシュなスタイルに、低燃費でパワフルなクリーンディーゼル エンジンなどで話題となった。その年、日本カー・オブ・ザ・イヤー の選考では、満を持してデビューした強敵トヨタ 86 を破り、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。その実力が高く評価された。
そういった経緯もあり、販売面も好調。日産エクストレイルどころか、コンパクトカー のジューク さえも抑え、SUVで販売台数ナンバー1の座を奪取したのだ。
今回の特別限定車や仕様向上は、地道に進化させていこうという姿勢だけでなく、このSUVナンバー1の座を死守する目的もある。価格帯の違う日産ジュークを抑えることは容易でではないのはもちろん、スバル フォレスター も何気に好調で、2013年に入ってからはしっかりとCX-5の背後に迫っている。さらには、モデル末期になったエクストレイル は、エントリーグレードの価格を大幅に引き下げ、ディスカウントして販売台数を積んでいる。そのうえ、エクストレイルは、この秋にフルモデルチェンジする。すでに、画像が公開されるなど、プロモーションもそろそろ始まるだろう。さらには、トヨタ がハイブリッド をひっさげ、ハリアーをフルモデルチェンジする。冬には、ホンダ がフィット ベースのSUVであるアーバン SUVコンセプトを投入、秋から冬にかけてSUVの販売合戦は熾烈を極めることが予想できるからだ。
少しでも商品力をアップし、これらのライバルよりも早く需要を先食いしたい狙いもある。また、発売から1年以上が経過すると、そろそろ値引き額もゆるくなる頃だ。特別限定車なら、値引きの抑制にもなるし、需要を先取りするにはまさにピッタリといえる。
さて、特別限定車「2013アニバーサリー」は、特別装備として上品なオフホワイト色の本革シートや、熟練の職人が匠の技で仕上げた手塗りデコレーションパネル、高輝度塗装のアルミホイールなど、素材や色味、触感にまで徹底的にこだわった専用装備や配色を内外装に施した。
さらに、安全装備が話題となる中、安心して上質な走りを堪能できる先進安全装備も新たに採用。限定車であることの満足感を高める1台ごとに異なる数字が記された「シリアルナンバープレート」が装着され、所有する歓びを高めている。
マツダCX-5の商品改良では、今まで搭載されいなかった2.5Lのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」が追加された。2.0Lガソリンエンジンとクリーンディーゼルの価格差がかなりあったので、その間を埋める価格帯となっていて、2.0Lでは少々出力に不満を感じ、クリーンディーゼルは高価過ぎると感じていた顧客に向く。エンジンバリエーションを増やすことで、顧客のニーズに応えることと、今後登場するライバル対策でもある。
最近のマツダは、とくにこまめに仕様を変更する。すぐに良くなると判断したものは、マイナーチェンジなどを待たずに早急に市販車へフィードバック。常に最良の商品を送り出すという姿勢には、好感がもてる。今回は、新仕様のリアダンパーによって上質な乗り心地を実現。内装ではATシフトレバー周りのデザインを一新した。
高く評価できるのは、低速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で軽減&AT誤発進抑制制御「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」を全車標準装備させている点だ。こういった安全装備は、急速に普及しているが、ほとんどがオプション装備。つまり、選択した人としなかった人では当然差が出る。多くの自動車メーカーは、自社のクルマが安全であることをアピールするが、安全装備に関しては、お金を出した人、出さなかった人が明確に区別されているのが実情。そういう意味では、価格アップはしているもののマツダCX-5の安全装備は、誰もが一定水準以上の安全を手に入れることができるクルマとして高く評価したい。今後、たくさん出るSUVとCX-5を比較検討する場合、こういった装備の有り無しをしっかり見極めることが必要だ。これは、大きな意味で、メーカーが考える本音の安全思想を端的に表現しているといってもいい。
マツダのリリースによると、開発を担当した田中英明主査が特別限定車についてだが『今できる究極のCX-5』を目指しました、とコメントしている。これは、来年にも今できる究極のCX-5があることを意味しているのだろうが、進化を止めない姿勢は素晴らしい。売れていれば、マイナーチェンジまで作りっ放しが多い中、ライバルが多数出るとはいえ、売れているのに進化させるというのは容易ではないだろう。しかし、だからこそ、デビューから何年も経過しても色あせないクルマとして存在価値を示し、マーケットにゆっくりと評価され続けていくのだろう。そういう意味では、マツダCX-5の次は、どう進化するのか期待したい。
マツダCX-5特別限定車価格、仕様、スペックなど
ベース車: 「XD Lパッケージ」「25S Lパッケージ」
★特別装備:
オフホワイトレザーシート&ドアトリム
専用手塗りデコレーションパネル(レッド)
専用シリアルナンバープレート
ステアリング本革巻(スムースレザー&レッドステッチ)、パーキングブレーキレバー本革巻(レッドステッチ)、ATストレートシフターブーツ(レッドステッチ)
レザー調アームレスト(レッドステッチ)付大型コンソールボックス(インナートレイ付)
運転席10Wayパワーシートのメモリー機能
助手席6Wayパワーシート
19インチアルミホイール(高輝度塗装)
ハイビーム・コントロールシステム(HBC)
車線逸脱警報システム(LDWS)
ボディカラー: 全3色
(ソウルレッドプレミアムメタリック、ジェットブラックマイカ、ブルーリフレックスマイカ)
■マツダ CX-5の商品改良概要
★2.5Lガソリンエンジン搭載機種を追加
高効率2.5L直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」
滑らかでパワフルな走りと優れた燃費性能を両立
2WD: 最高出力138kW(188PS)/5,700rpm、最大トルク250Nm(25.5kgf・m)/3,250rpm
4WD: 最高出力135kW(184PS)/5,700rpm、最大トルク245Nm(25.0kgf・m)/4,000rpm
*記載の数値は社内測定値(2013年9月現在)。発売後変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★走りと内外装の質感を向上
上質かつ洗練された乗り心地を実現する、新構造のリアダンパーを装備
ATシフトレバー、およびシフトベースデザインの変更、シフトブーツの装備による質感の向上
★ボディカラーを変更
2つの新色「ディープクリスタルブルーマイカ」「ブルーリフレックスマイカ」を採用し、全8色に変更(ディープクリスタルブルーマイカ、ブルーリフレックスマイカ、ソウルレッドプレミアムメタリック、メテオグレーマイカ、ジェットブラックマイカ、ジールレッドマイカ、クリスタルホワイトパールマイカ、アルミニウムメタリック)
★ガソリンエンジン車に19インチアルミホイールを設定(「Lパッケージ」に標準装備。「20S」「25S」にオプション設定)
★アルミホイールの塗装をより深みのあるシルバー色に変更(「20C」を除く全車)
★安全装備の充実
「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」を全車に標準装備
「ハイビーム・コントロール・システム(HBC)」と「車線逸脱警報システム(LDWS)」をオプション設定(「25S Lパッケージ」「XD Lパッケージ」)
後方からの接近車両を知らせる「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」の性能を向上
作動する速度を、約30km/h以上から約15km/h以上に変更し幅広い速度域に対応
■マツダ CX-5特別限定車価格25S
25S 2013アニバーサリー SKYACTIV-G2.5 2WD 2,835,000円 4WD 3,045,000円
XD 2013アニバーサリー SKYACTIV-D2.2 2WD 3,213,000円 4WD 3,423,000円
■マツダCX-5価格
20C SKYACTIV-G2.0 2WD 2,079,000円
20S SKYACTIV-G2.0 2WD 2,226,000円
25S SKYACTIV-G2.5 4WD 2,530,500円
25SLパッケージ SKYACTIV-G2.5 2WD 2,604,000円
4WD 2,814,000円
XD SKYACTIV-D2.2 2WD 2,604,000円
4WD 2,814,000円
XD Lパッケージ SKYACTIV-D2.2 2WD 2,982,000円
4WD 3,192,000円
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