【マツダ 新型 プレマシー 新車情報】マツダの考える「ちょうどいい」ミニバン

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【マツダ】2010/07/01

 

マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF]

アイドリングストップ「i-stop」で低燃費を実現

マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] フロントマスク
 マツダは7月1日、7人乗りミニバン「プレマシー」をフルモデルチェンジした。3代目となるプレマシーは、欧米などでも売られるマツダの世界戦略モデルだ。歴代モデルの美点である手頃なボディサイズや後席スライドドアに代表される使い勝手の良さをさらに磨きながら、マツダの新デザイン言語「NAGARE(流れ)」造形を用いた印象的なデザインを与えることで、新たな魅力を加えた。また「ビアンテ」「アクセラ」に続きアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」を採用しクラストップの低燃費を実現。エコカー減税にも適合させた。

マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] リアビュー

開発テーマは"コンテンポラリー・スマート・チョイス~時代にあったスマートな選択~"

マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] インパネ周り
 各社から大小さまざまなジャンルが用意されるミニバンだが、最近は「日産 セレナ」に代表されるような背が高く広大な室内空間を持つ箱型モデルに人気が一極集中しているのが現状だ。しかしいっぽうで新たな潮流として、やや小ぶりなボディでも『これで十分』と想わせる実用性を特長とした「ホンダ フリード」のような低価格モデルも注目されている。
そんな中登場した新型プレマシーのコンセプトは、"コンテンポラリー・スマート・チョイス~時代にあったスマートな選択~"。狙っているところはフリードと近いが、スタイリングははるかにプレマシーのほうがスマートだ。
ボディサイズは全長4585mmx全幅1750mmx全高1615mm。車幅は3ナンバーサイズで不利だが、最小回転半径は5.3mと実用性にも配慮されている。ちなみにフリードは全長4215mmx全幅1695mmx全高1715mmと、プレマシーに対し短く細く背が高いことが分かる。
新型プレマシーの定員は7人乗り。しかし実際には多くのシーンで使われるであろう5、6人程度の乗車定員を想定した「6+One」パッケージを採る。その名も「カラクリ7thシート」と呼ぶアレンジは、セカンドシート中央の背もたれをアームレストにしたり、左右独立シート風にしてサードシートとのウォークスルーを実現するなど、派手さはないが実勢に見合った使い勝手の良い構成としている。
マツダ プレマシー 20S[FF] サードシート
マツダ プレマシー 20S[FF] セカンドシート
マツダ プレマシー 20S[FF] フロントシート

 

マツダ プレマシー 20S[FF] ラゲッジ(サードシート折りたたみ時)
マツダ プレマシー 20S[FF] セカンドシート(ウォークスルー時)
マツダ プレマシー 20E[FF] 荷室拡大時「フルラゲッジモード」
写真下中央は中央席を左席座面下に収納した状態。背もたれがアームレストに変わる。アームレストは左席側に倒しウォークスルーとすることも可能だ。なお右席座面下にはカラクリ収納ボックスがあり、左右席間に出すことも可能と、多彩で実用的な機能が満載なのだ。

自然界をモチーフにした「NAGARE(流れ)」造形を市販車で初めて採用

マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] 「NAGARE(流れ)」造形
 新型プレマシーで最も注目されるのは、そのスタイリングだろう。先に記したように、マツダの「NAGARE(流れ)」造形を初採用した。ここ数年のモーターショーで披露されてきた歴代のコンセプトカーで検証され、いよいよ市販車に投入されたNAGAREは、自然界の水や風の流れをモチーフにしたもの。新型プレマシーではボディサイドにダイナミックなラインを与えたほか、室内においてもインパネの造形からシートの縫製パターンにまでその影響を与えている。ちなみにデザイン検討時にはもっと派手なボディラインなども考えられたようだが、車体色による違いやボディの映りこみ、さらには板金補修の整備性などを総合的に検証し、現在のかたちに落ち着いたようだ。
マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] フロント周り
マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] リアコンビランプ
マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] サイドビュー

クラストップの低燃費でエコカー減税にも適合

マツダ プレマシー 20E[FF] 「i-stop(アイ・ストップ)」ロゴマーク

 新型プレマシーのラインナップは3つ。ベーシックな「20CS」、中間グレードの「20E」、そしてエアロパーツを装着した上級グレード「20S」だ。なお当初FFモデルが先行し、4WDモデルについては8月上旬に遅れて登場する見込みだ。搭載されるのは全車2.0リッター直噴DISIエンジンで、FF車は5速ATと組み合わされる。さらにアイドリングストップ機構「i-stop」が20Eと20Sに標準装備となる。i-stop装着車で10・15モード燃費16.0km/Lと、同クラスとしてはトップレベルの低燃費をマーク。20CSを含め、FFモデルは全車がエコカー減税(75%もしくは50%)およびエコカー補助金の適合を受けている。もちろんいっぽうでスポーティな走りの性能にも注力され、「走る」「曲がる」「止まる」をトータルで分析した統一感あるリニアな運転感覚に仕上がったという。実際の試乗が楽しみなミニバンというのも「zoom-zoom」を標榜するマツダらしい。
価格は20CS(FF)が179.9万円、20E(FF/4WD)が192.0万円/210.9万円、20S(FF/4WD)が209.9万円/231.4万円[※価格は全て消費税込み・4WDは予定価格]。月間の販売台数は1800台を予定する。

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マツダ プレマシー 20S[FF] 2.0リッター直噴DISIエンジン

「20E」「20S」のFF車には2.0リッター直噴DISIエンジンに「i-stop(アイ・ストップ)」[アイドリングストップ機構]が搭載される。

マツダ プレマシー 20S[FF] 

20Sに標準装着される16インチアルミ。なお本ページでメインに紹介されている画像の車両はオプションの17インチアルミ+205/50R17タイヤ装着車だ。

マツダ プレマシー 20S[FF] 電子制御5速オートマチック(アクティブマチック)

電子制御5速オートマチック(アクティブマチック)はFFモデルに搭載される。

 

マツダ プレマシー 20S[FF] 大開口両側スライドドア

両側スライドドアはライバルの「トヨタ ウィッシュ」にはないプレマシーならではの便利装備だ。

マツダ プレマシー 20E[FF] 15インチホイールキャップ

20CS・20Eに標準装備される15インチホイールキャップ+195/65R15タイヤ。

マツダ プレマシー Mazda E&Tのカスタマイズパーツを装着したモデル。

Mazda E&Tのカスタマイズパーツを装着したモデル。左が「KENSTYLE」、右が「DAMD」のエアロパーツなどを組み込んでいる。

代表グレード マツダ プレマシー 20S[FF]
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4585×1750×1615mm
車両重量[kg] 1500kg
総排気量[cc] 1998cc
最高出力[ps(kw)/rpm] 150ps(110kW)/6200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 19.0kg-m(186N・m)/4500rpm
トランスミッション 電子制御5速AT(アクティブマチック)
10・15モード燃費[km/L] 16.0km/L
定員[人] 7人
消費税込価格[万円] 209.9万円
発売日 2010/07/01
レポート 徳田 透(CORISM編集部)
写真 CORISM編集部

マツダ 3代目 新型 プレマシー 20S[FF] リアビュー

マツダ プレマシー 20S[FF] ラゲッジ(サードシート折りたたみ時)
マツダ プレマシー 20S[FF] セカンドシート(ウォークスルー時)
マツダ プレマシー 20E[FF] 荷室拡大時

(レポート:CORISM編集部

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